「落語もできる小説家」がキャッチフレーズの立川談四楼師が雑誌に連載していたエッセイを単行本化した一冊。当然のことながら、落語界の出来事が中心になったコラム集。
落語ファンにとっては興味深い話ばかりだが、私が一番興味を引かれたのは、「弟子、師匠を殴る」の項。このコラム、月イチ連載でしたが、この一件は、2006年7月号から翌年3月号までの間、事の顛末が5回にわたって書かれている。ある落語家が師匠を殴り、廃業するはずが、一転他の師匠の傘下に入って出直すことになる。これ、当時ファンの間では、かなり話題になった話。本には、実名で書かれています。私、ネットは当時も今もあまり見ないのですが、友人に聞くと、この事件について、色んな情報が錯綜していたとのことでした。で、改めて、このコラム読むと、この騒動の裏に潜む問題点などが、よく分かりました。
しかし、狭い世界のことですから、一人の落語家が、仲間の「恥」といえる話を実名で書くには、色々な問題があったのでは、と思います。そういう意味では、立川談四楼という作家の覚悟が、よく表れた本だと思いました。
落語ファンにとっては興味深い話ばかりだが、私が一番興味を引かれたのは、「弟子、師匠を殴る」の項。このコラム、月イチ連載でしたが、この一件は、2006年7月号から翌年3月号までの間、事の顛末が5回にわたって書かれている。ある落語家が師匠を殴り、廃業するはずが、一転他の師匠の傘下に入って出直すことになる。これ、当時ファンの間では、かなり話題になった話。本には、実名で書かれています。私、ネットは当時も今もあまり見ないのですが、友人に聞くと、この事件について、色んな情報が錯綜していたとのことでした。で、改めて、このコラム読むと、この騒動の裏に潜む問題点などが、よく分かりました。
しかし、狭い世界のことですから、一人の落語家が、仲間の「恥」といえる話を実名で書くには、色々な問題があったのでは、と思います。そういう意味では、立川談四楼という作家の覚悟が、よく表れた本だと思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます