新宿サザンシアターで上演された
「太鼓たたいて笛ふいて」です。
「こまつ座」の第123回公演。
大竹しのぶ主演で、林芙美子の生き方を
描いた物語。
10年ぶり5度目の再演だそうです。
この作品を演出している
栗山民也さんは、パンフレットで
こう語っています。
「そもそも、井上(ひさし)さんは
林芙美子が、あまり好きな作家ではなかった」
が、戦時中、自らのペンの下に兵士を戦場に送りこみ
その自らおかしてしまった過去に再び向き合う
そんな林芙美子の姿を、見つめる井上作品。
世界の色々なところで、起きている
戦争 紛争を見ると、この作品の持つ重さ 深さが
改めて分かる気がします。
「太鼓たたいて笛ふいて」
というタイトルは、戦時中、戦争を礼賛していた
自らの態度を自虐的に語る林芙美子自身の言葉。
実際、戦地に赴き、その真実を見た彼女は
態度を一変させる。
そのあたりの機微を、大竹しのぶが、見事に
演じてくれています。
林芙美子ものとしては
「放浪記」という不朽の名作がありますが
「太鼓」も、それに負けない作品だと思います。
「太鼓たたいて笛ふいて」です。
「こまつ座」の第123回公演。
大竹しのぶ主演で、林芙美子の生き方を
描いた物語。
10年ぶり5度目の再演だそうです。
この作品を演出している
栗山民也さんは、パンフレットで
こう語っています。
「そもそも、井上(ひさし)さんは
林芙美子が、あまり好きな作家ではなかった」
が、戦時中、自らのペンの下に兵士を戦場に送りこみ
その自らおかしてしまった過去に再び向き合う
そんな林芙美子の姿を、見つめる井上作品。
世界の色々なところで、起きている
戦争 紛争を見ると、この作品の持つ重さ 深さが
改めて分かる気がします。
「太鼓たたいて笛ふいて」
というタイトルは、戦時中、戦争を礼賛していた
自らの態度を自虐的に語る林芙美子自身の言葉。
実際、戦地に赴き、その真実を見た彼女は
態度を一変させる。
そのあたりの機微を、大竹しのぶが、見事に
演じてくれています。
林芙美子ものとしては
「放浪記」という不朽の名作がありますが
「太鼓」も、それに負けない作品だと思います。