困惑気味のトチ
「要らない、要らない。うちは着せないから」と言っているのに、半ば強引に持たされた犬の服5着。「高齢犬だし、体温調節のために」とか言われましたが、多分うちの犬たちは歳を取ったからといって、室内で打ち震えるほど虚弱ではないと思う。病気のときは毛布でもかけてやります。
友人が「うちの子、あまり服を着るの、好きじゃないみたいなの」と言いながら着せているので、思わず「じゃあ、やめてあげなよ~」と言うと、「だってえ~、可愛いじゃない」と言う。
実は、外を歩いている洋服を着た犬を、今まで一度たりとも「可愛い~!」と思ったことがないんですね。毛が抜けるからという理由で室内だけで着せているお宅もありますし、盲導犬、介助犬がレストランや施設内でやはり同様の理由から着衣しています。それは別です。それとて「可愛い」と思うわけではなく、「ご苦労さま」という気持ち。
またグラッシーにあげようかしらと思案しながら、大きさを確認するために面白半分に3頭に着せてみました。
似合わな~い! ぜ~んぜん似合わない。笑ってしまいました。
トチは困って頼りなげな眼差しで私を見やるし、ブナなどふてくされて突っ伏すし、クリに至っては、また何かのお仕置きかと思ったらしく、微動だにできなくなり、本当にみな迷惑そうでした。
突っ伏したブナ 固まったクリ
野外で遊ばせる時に体を守ってあげたいという理由から、大型犬の運動用の服も売り出されているようですが、多少の傷は「舐めて治しなさい」で終わってしまう我が家では、やっぱり犬の服は不要ですな。