線路沿いを歩く旅
花輪線 2016年5月30日 その2
次の駅を目指して歩き始めると列車がやってきた。
さっきまで曇っていて気温は低めだったが太陽が顔をだしてきた。
とたんに気温がぐんぐん上がっていく、羽織っていたウィンドブレーカーを脱いでディパックにしまう。
水田は田植えの終わったところもあれば、まだのところもある。鮮やかな緑が目にまぶしい。
八幡平市のマンホールの蓋を撮影。
なんのデザインかなとよく見たら岩手山の山の形がぐるりと描いてあるのだ。
大更駅が近づいてきた。
一時期スキーを楽しんでいたので安比高原へは数え切れないほど行っている。
いつも車で行くので駅に寄ることはなかった。
大更駅を見るのは今日が初めてである。
かなり古そうなマンホールの蓋。
大更駅に到着だ。時刻は9時50分、好摩駅から1時間半ほどだった。
駅のベンチで10分ほど休憩する。
休憩を終えたらまた歩き出す。
15分ほど歩くと石材店の前にさしかかった。
道路に向けてウルトラマンが堂々とした姿で立っている。
脇にはバルタン星人もいる。子供たちが喜びそうだ。
石材で作られているせいかやや太めだけれどよく出来ていると思う。
もちろん本業は仏像や石塔、墓石だ。
大きな石灯籠があったのだが、よく見ると
スフインクスが乗っかっている。
さらには大黒様も乗っかっていた。
大黒様やスフインクスはお墓には似合わないと思うが、庭などで使うのだろうか。
石材店でこのようなウルトラマンやドラえもんなどの“作品”が店頭に並んでいるのを見かけるのだが売れるものなんだろうか? いったいどのような人が買うんだろうと気になってしまう。
田沢湖線沿いに秋田県を歩いたときは街道沿いに道祖神をよく見かけたものだが、岩手県ではまず見かけない。
奥羽山脈にさえぎられているとはいえこのような文化の違いは面白いものだ。
もうすっかり文字が消えて読めないこの石は昔の道標だったのだろうか。
途中スーパーマーケットに寄って昼食用におにぎりを買う。
日差しが強くなってきた。風はあるのだが体中から汗が噴き出す。
平舘駅に到着。ここまで約3時間かかった。
無人駅だが最近立て直したのだろう随分ときれいな駅だ。
プラットホームに文字のかすれた乗り換え案内板がある。
ほかの字は読めないが「寺田方面」と書いてあるのがわかる。
はて? 花輪線は単線だしこの駅から分岐している路線は無いはずだ。
帰宅後調べてみると1972年まで松尾鉱山鉄道というの路線があったのだが、分起点は大更でありしかも寺田という駅はないのだった。
よくわからないがもしかしたらバス路線の案内なのかもしれない。
駅舎の入り口上の部分に額に入ったものがあった。
「停(本屋)一號」と書いてある。これもなんなのか私には見当がつかない。
古い駅舎にあったものを額に入れて記念として残したのではないかと想像するのだが、そもそも書いてあることの意味が分からない。
駅舎のとなりにトイレがあるのだが、そこにツバメの巣があった。
昔はなぜか駅にツバメが巣を作っていることが多かった。
ポスターに「ツバメの糞に注意」と書いてある駅もあった。駅舎が建て替えられるとツバメの居所は無くなってしまったのだが、まだ駅舎に住み着いているツバメもいたんだなあ。
そういえば「つばめ」の愛称のついた特急列車もあったけなあ。
平舘は石川啄木ゆかりの地ということで歌碑が4つあるのだそうだ。
つづく
花輪線 2016年5月30日 その2
次の駅を目指して歩き始めると列車がやってきた。
さっきまで曇っていて気温は低めだったが太陽が顔をだしてきた。
とたんに気温がぐんぐん上がっていく、羽織っていたウィンドブレーカーを脱いでディパックにしまう。
水田は田植えの終わったところもあれば、まだのところもある。鮮やかな緑が目にまぶしい。
八幡平市のマンホールの蓋を撮影。
なんのデザインかなとよく見たら岩手山の山の形がぐるりと描いてあるのだ。
大更駅が近づいてきた。
一時期スキーを楽しんでいたので安比高原へは数え切れないほど行っている。
いつも車で行くので駅に寄ることはなかった。
大更駅を見るのは今日が初めてである。
かなり古そうなマンホールの蓋。
大更駅に到着だ。時刻は9時50分、好摩駅から1時間半ほどだった。
駅のベンチで10分ほど休憩する。
休憩を終えたらまた歩き出す。
15分ほど歩くと石材店の前にさしかかった。
道路に向けてウルトラマンが堂々とした姿で立っている。
脇にはバルタン星人もいる。子供たちが喜びそうだ。
石材で作られているせいかやや太めだけれどよく出来ていると思う。
もちろん本業は仏像や石塔、墓石だ。
大きな石灯籠があったのだが、よく見ると
スフインクスが乗っかっている。
さらには大黒様も乗っかっていた。
大黒様やスフインクスはお墓には似合わないと思うが、庭などで使うのだろうか。
石材店でこのようなウルトラマンやドラえもんなどの“作品”が店頭に並んでいるのを見かけるのだが売れるものなんだろうか? いったいどのような人が買うんだろうと気になってしまう。
田沢湖線沿いに秋田県を歩いたときは街道沿いに道祖神をよく見かけたものだが、岩手県ではまず見かけない。
奥羽山脈にさえぎられているとはいえこのような文化の違いは面白いものだ。
もうすっかり文字が消えて読めないこの石は昔の道標だったのだろうか。
途中スーパーマーケットに寄って昼食用におにぎりを買う。
日差しが強くなってきた。風はあるのだが体中から汗が噴き出す。
平舘駅に到着。ここまで約3時間かかった。
無人駅だが最近立て直したのだろう随分ときれいな駅だ。
プラットホームに文字のかすれた乗り換え案内板がある。
ほかの字は読めないが「寺田方面」と書いてあるのがわかる。
はて? 花輪線は単線だしこの駅から分岐している路線は無いはずだ。
帰宅後調べてみると1972年まで松尾鉱山鉄道というの路線があったのだが、分起点は大更でありしかも寺田という駅はないのだった。
よくわからないがもしかしたらバス路線の案内なのかもしれない。
駅舎の入り口上の部分に額に入ったものがあった。
「停(本屋)一號」と書いてある。これもなんなのか私には見当がつかない。
古い駅舎にあったものを額に入れて記念として残したのではないかと想像するのだが、そもそも書いてあることの意味が分からない。
駅舎のとなりにトイレがあるのだが、そこにツバメの巣があった。
昔はなぜか駅にツバメが巣を作っていることが多かった。
ポスターに「ツバメの糞に注意」と書いてある駅もあった。駅舎が建て替えられるとツバメの居所は無くなってしまったのだが、まだ駅舎に住み着いているツバメもいたんだなあ。
そういえば「つばめ」の愛称のついた特急列車もあったけなあ。
平舘は石川啄木ゆかりの地ということで歌碑が4つあるのだそうだ。
つづく