東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

田沢湖を一周 その1

2016年05月25日 | その他の 歩き旅

田沢湖を一周 2016年5月18日

一昨年(2014年)突然両手首から指先にかけて痺れと痛みが出てきて、外科に通っているがいまだに病名は確定していない。
両側に症状が出ているのでリウマチではないかと、3か月ごとに血液検査をしているがリウマチ反応はないままだ。

リウマチでないのはうれしいが、痛みは消えないし指がこわばって動きが悪い。
コップなどを掴もうとして掴み損ねて落としそうになることはしばしばだし、ちょっと重いものを持ったりすると痛みが強くなるので本当に困っている。
医者から見るとこの程度の症状は”たいしたことはない”と見えるのかシップや痛み止めの薬を出すだけである。

普段の生活に“すごく支障が出る”というほどでもないから私も半分諦めている状況で「まあ、歳なんだから仕方ないなあ」と自分に言い聞かせながら過ごしている。

さいわいなことに足のほうには症状が出ていないので歩くことには不自由していない。
週に1、2回のペースでのウォーキングをしていて、歩く距離は5キロだったり10キロだったりである。


そろそろ長距離を歩いてみたいと考えていた。

鉄道線路に近いところを歩きたいが日帰りで行けるところはあらかた歩いてしまった。

そこでお隣の秋田県にある田沢湖を一周してみようと調べてみると、田沢湖の周囲は約20キロメートルということが分かった。
私のウォーキングには丁度良い距離である。さっさく出かけるとしよう。


天気予報では東北地方は快晴、ところによっては夏日になるかもしれないとのことだ。

普段より少しだけ早起きをして車で田沢湖へと向かう。



道の駅「雫石あねっこ」付近、さわやかな快晴だ。


田沢湖には9時30分に到着。

平日なのでがら空きの駐車場に車を停めて早速歩き出す。

田沢湖は最も深いところで420メートルもあるのだという。



今日のように風のない朝の湖面はまるで鏡のようである。

水の透明度も高いが特徴的なのがこの神秘的な水の色だ。ヒスイ色というそうだが実に深みのある美しい色なのだ。

その鏡のような水面を切り裂くように観光船が進んでいく。



静かな湖に「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ・・・」と風情のない音が響き渡る。せっかくの神秘さがかき消されてしまうのだった。

休日には活躍するだろうスワンボートも今日はお休みだ。



風も無く天気は快晴で日差しは強い。

関節炎の炎症を抑えるために処方された湿布剤を貼っているのだが、この薬は患部を日光に当てると皮膚炎を起こすのだ。



だから外出時は黒い手袋で日光から保護しなければならないのだ。

先日のことだが左手でコップを持とうとしたら手が細かく震えるのに気が付いた。

「えっ、もしかしてパーキンソン病か?」と一瞬あせったが、パーキンソン病はうごいていないときに手が震えるのだという。
どうやら左肩から指先にかけて痛みがあるため負担がかからないようにしていたために筋肉が弱っていたようだ。
パーキンソン病は遺伝しないと言われているが油断はできない。


今回は田沢湖を時計回りに一周するので右手に湖を見ながら歩く。



歩道は整備されていないが交通量は少ない。

道の両側には木が多い茂っているので木陰があるし空気も美味く感じる。



森林浴気分で歩くのは気持ちの良いものだ。




しばらく歩くとバス停があった。



午前7時32分の次のバスは11時4分だ。



午前中に2本しかバスが無いのだ、自家用車がなければ生活が出来ないのは田舎の共通事項である。

さらに進むと「かっぱの淵」という看板があった。



「かっぱ」は岩手県遠野が有名である。民俗学者の柳田国男の「遠野物語」で知られている。

秋田県もかっぱが名産なのかしら。


「たつこ姫」の像が近づいて来た。



昔からある食堂兼土産物店の脇の公衆電話を見ると、



道路から3段も高いところに電話ボックスがある。
これだけ高い位置に設置しても電話ボックスが埋まってしまうほど雪が積もることもあるのだ。

約9キロメートル歩いてたつこ姫の像の前に到着。



湖の水面を見るとなにやら黒いかたまりが動いている。



見ると魚の群れであった、観光客が餌をくれるので魚が集まってくるのだ。




コメント
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