東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

JR八戸線沿線を歩く旅(2)

2018年09月29日 | JR 八戸線沿線 歩き旅
長苗代駅 ―> 本八戸駅 JR営業キロ2.1Km
2018年9月15日(土曜日)


長苗代駅から少し行くと「内舟渡」というバス停があった。



かながふってなければ「うちふなと」読んでいたかもしれない、地名の読み方は難しいな。

振り仮名の「な」の文字が中途半端な位置に置いてあるのが面白い。
「“舟”にも“渡”にも仲間に入れてもらえなかったんですよ~」と言っているようだ。

大橋を渡る、下は馬淵川だ。





欄干には是川縄文土偶や八戸えんぶりなどのパネルがはめ込まれていた。



国宝になっている合掌土偶は八戸市で発展されているのだ。
青森市には三内丸山遺跡もある。縄文時代は東北地方が日本の中心だったんだろうな。

橋を渡り川に沿って歩き中学校の脇を通る、上を見ると「津波ひなんビル」と大きく表示されている。







このあともずっと海沿いの道を歩いたのだが、いたるところに避難誘導の表示があるのだった。
学校は夜間は施錠されて立ち入ることが出来ないようになっていることが多いと思うのだが、避難ビルに指定されているということは常時入れるようになっているんだろうなあ。
実際に津波が来たときに「避難ビルに指定されていた学校は鍵が掛かっていて入れませんでした」なんてことになったら笑い話では済まされない。

八戸線の高架の下を歩いていくと本八戸駅が見えてきた。



この駅が“本来の八戸駅”である。現在の八戸駅は以前は尻内駅という名称だった。





わたしの記憶にあるのは古い名称の駅の時代だ、半世紀以上も前のことでもちろんその頃は八戸線は高架ではなかった。
なにしろまだ蒸気機関車が走っていた頃なのだ。
蒸気機関車はC-11という小型の機関車だったのをよく覚えている。

駅前には旅館があった。



その昔は駅前には数件の旅館があるのが普通だった。
ビジネスホテル全盛の時代になってしまったが頑張って営業しているようだ。


駅から市役所方面への道は昔のままだ、歩道のない狭い道を登っていくと市役所前に出る、
そこから少し行くと八日町、三日町という繁華街に出るのだった。



高校生のころ八日町の喫茶店に入って味もわからないくせにコーヒーを注文したものである。
当時は喫茶店に入るだけで不良扱いされたのだが、禁止されれれば入ってみたくなるものである。
そういえば“名曲喫茶”とか“うたごえ喫茶”というのもあったな。
うたごえ喫茶には入ったことがないけれどクラシック音楽に興味もないくせに気取ってみたくて名曲喫茶に入ったこともあったっけ。

駅の中もひととおり見て回る。







八戸駅の名称も乗降客も新しい駅のほうにとられてしまい、この駅は寂しげである。





八戸駅で15分の休憩をとる。


コメント
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