十勝の活性化を考える会

     
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高校生に対する教育

2020-11-02 05:00:00 | 投稿

 

平成31413日、「十勝の未来を考える自治職員の会」主催で、大正大学教授 浦崎氏の講演  「十勝広域で高校生へのアプローチを行う意義」を聞いてきた。会は、次の開会挨拶で始まった。

 

『急激に時代の変化が進む社会情勢の中、二十年後の十勝を考え、次世代に地域を繋いでいくことを一年間みんなで考えて、辿り着いた一つのキーワードは、「高校生」でした。

 

二十年後、地域を動かすのは今の高校生の世代です。新年度、そして平成が終わり新たな元号の令和へ。十勝の未来を多くのみなさんと考え、具体的な行動に繋げていきたいと考えています。』と。

 

講演を聴講してきた理由は、会の名称十勝の活性化を考える会と似ており、何かの参考になると思ったからである。主催者の挨拶にあるように、20年後の十勝を支えていく人たちは「高校生」であり、自分の将来に併せ、家族、地元のことも考えることも確かに重要と思った。

 

先日、帯広市中心市街地にある商店街を歩いてきたが、「空き家」と「空地」が目立っていた。このような現象は帯広市だけの現象ではなく、全国各地に見られる現象で、人口減少が進むとまちが寂れていくのは避けられない。

 

例えば、米国のデトロイト市はかつて自動車の町として知られ、最盛期には180万人の住民がいたが、現在は70万人程度で失業率や貧困率が高く、犯罪の町として有名である。だから、十勝の活性化のポイントは、知恵比べでもある。

 

知恵は、どのようにして作られるのであろう。それは、いろいろなまちを見て比べて、自分のまちの強みと弱みを考え、強みをより強くし弱みを克服することではないだろうか。弱いところはその理由と対策を考え、良いと思うところは真似をしてでも取りいれれば良いのである。但し、将来のビジョンは不可欠である。

 

例えば、その町を作った歴史建造物や歴史の跡が残っている所が必ずある。ある町では、その標柱が腐らないアルミ製で作られている。これなどは、アルミ製であるから鋼鉄製よりも初期投資に費用が掛かるが、永久に残るものなので大変良いと思う。

 

良いまちとは、このようなこともひとつであると思っている。標柱やその説明書きは、公共事業で行なう橋や道路よりも費用が掛からないと思うので、温故知新という言葉もあるので、どしどし作ってもらいたいと思う。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

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