「人には、馬が合うと合わないがある」と思います。馬が合うとは、人馬一体になることを言います。例えば、結婚を考えてみましょう。結婚には様々な理由があります。もちろん、人それぞれ優先順序があるし複合していると思います。
【結婚理由】
1.年収
2.学歴
3.優しい
4.容姿
5.家庭環境
6.信頼できる
7.出会い等々
【離婚理由】
1.性格の不一致
2.経済的な理由
3.倫理、価値観の相異
4.信頼できなくなる等々
しかし、結婚理由ですべての条件を満たす人はまずいません。だから、通常は「妥協」、折り合いをつけなければならないのでしょう。昔は、おせっかいの人も周りにたくさんいて、結婚は当然とされていました。子供ができるとみんなでお祝いもして育てました。
現代は、未婚を始めとして晩婚などで子供を持たない夫婦も多く、また、社会環境の変化や価値観の多様化も少子化につながっています。一方で、子宝に恵まれず苦慮している人たちがいるのも事実です。
2020年の出生数が84万人半ばの見通しであるという大変ショッキングな新聞記事がありました。これは1899年(明治32年)以降で過去最低の出生数で、来年度は“コロナ禍”の影響もあり、70万人台に落ちこむ懸念も指摘されています。
この少子化に伴う人口減少についてはいろいろと指摘されており、その対策も取られていますが、その原因が複雑に絡み合っており一筋縄には解決できません。
14億人以上の人口と目される中国も、出生数は3年連続前年を下回っており、いわゆる「一人っ子政策」が2015年に廃止されたにもかかわらず、少子高齢化が急速に進んでいることが窺われます。今後、人口の減少などに伴い中国の優位性がなくなり、工場がベトナムなど他国に移転しているそうです。
結婚は自由ですが、親が子になり子が親になることによって、日本の人口減少は止まると思います。ただし、世界の人口増加を見ますと、人口減少した方がほかの動物たちにとっては良いのかも知れません。
「十勝の活性化を考える会」会長
注)インドの人口
国連がこのほど発表した世界の人口推計で、インドの人口が10年以内に中国を抜き、トップに躍り出るとの見通しが明らかになった。
現在は世界人口約77億人のうち、中国が最も多く14億人、2位のインドは13億人。両国で全体の約37%を占めている。
17日発表の報告書によると、世界全体の人口は1950年の26億人から、2050年には97億人まで増えると予想される。トップの座は27年までに中国からインドへ移り、50年までには両国の差がさらに広がるという。
世界的な少子化の流れなどにより、今から50年までの間に人口が1%以上減少する国は55カ国・地域に上るとみられる。中でも中国の減少幅は最大の3140万人、割合にして2.2%に及ぶ見通し。2100年時点の中国の人口は11億人まで減るのに対し、インドは15億人に増えることが見込まれる。
(出典:CNNニュ-スより)