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東京競馬場で行われた第170回天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)は、後方待機から直線で外から一気に各馬を差し切った武豊騎手騎乗の2番人気ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、好位から脚を伸ばした9番人気タスティエーラ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒3(良)。
〇ドウデュースがG1、4勝目。天皇賞男・武豊騎手は天皇賞・秋7勝目。いや~、強かった凄い切れ味でしたね。正直、この馬は、年齢を重ね使える足が短くなってきてると思ったのですが、その瞬発力を一瞬の切れ味で他馬をねじ伏せる勝利。これは馬を信じ、その期待に応えたコンビの勝利です。自分は、JCより有馬記念が合ってると思っているので、秋3戦でも次走、JCでは軽視するつもりでいたのですが、この勝利で次回、能力で来そうなきがしています。
2歳のマイル朝日杯、3歳で日本ダービー東京2400m、4歳で中山2500m非根幹距離の有馬記念、そして5歳で東京2000mの天皇賞・秋とすべて違うカテゴリーを各世代で制覇する成長力と距離適性を示したわけで、種牡馬としてもかなり期待される存在になりそうです。
ハーツクライ産駒の最高傑作と言っていいかもしれません。永遠のライバル、イクイノックスと種牡馬になってもライバル関係は続いていくと思うと、気が早いですが産駒同士の対決を見たいものだと考えてしまいました。
2着にタスティエーラ。う~ん、これは買えない・・。正直、サトノクラウン産駒、父マンハッタンカフェで時計勝負は厳しいと思ってました。末脚もキレるイメージもなかったし、レベルの低いと思ってた4歳馬には知られてグーの根も出ません。まぁ、実績だけならダービー馬で皐月、菊花賞とも2着。世代トップの実力馬だったのに今年に入って精彩を欠いた着が続いたことが人気の低下につながったんでしょうね・・。春の関西遠征をのぞけば、地元・関東のレースでは、有馬記念を除けば、好走してるし、ここまで人気を落としていることが盲点でした・・。
3着にホウオウビスケッツ。これも買えないなぁ・・。展開的には前残りの馬は1頭いるかも・・というイメージはあったのですが、それはノースブリッジというかイメージでした。こちらは1800mまでなら残りそうだけど、2000mとなるとあとひと踏ん張りが効かないんじゃないかと感じていました。ところがしぶとく粘りましたね・前走の毎日王冠もG2の1800mとこのレースで買うべ直結コースなのですが、印を回せませんでした。虎の巻ではこの馬は買いだったのですが、ノースブリッジにしちゃったのは後悔です。
◎リバティアイランドですが、どうしちゃったのでしょうか?+20kgもあったのかもしれませんが、やはり故障明けだけに本来の動きではなかったのかもしれません。10月頭までまともな調教ができてなかったみたいですが、先々週、先週と動きが戻ってさすがという印象がトラックマンの間に流れていたみたいで新聞はどこも高評価してました。でも結果、13着惨敗。
思いたくはありませんが、デアリングタクトのように早熟だったという可能性もあるのかも。次走の取捨選択が難しくなりました。
▲ダノンベルーガは1コーナーで躓くアクシデント。その時点で勝負あったのかも・・。クリスチャンもよくわからないとのことですが、やはり、この馬は期待しましたが、G1ではワンパンチ足らないという感じなのかもしれません。海外のほうがあってるのかも。
△ベラジオオペラも戦前言われていた夏負けの影響が残っていたのかなぁ・・。陣営があまりいい口ぶりではなったので少し気にはなっていましたが、正しいジャッジみたいでした。この馬は、冬から春先までが体調がいいみたいです。父ロードカナロア産駒はそういう馬が多いみたいなので今後、おぼえておきます。
×ノースブリッジは11着。やはり6歳馬はG2、2つくらいは勝たないと厳しいか・・。相性のいい札幌記念を勝ったのし、海外レースを4着ということに目をつぶって買い目にいれたのですが、これならホウオウビスケッツを買っておくべきでした。
☆レーベンスティールは8着。予想でもあまり評価していませんでしたが、この馬は、有馬記念の方が面白いかもしれません。ただし、ルメール騎手が乗ったとして。まぁ、外国人騎手でも買いかもしれませんが、1戦級とやってきていない点で家賃が高かったかもしれません。これを糧に次走期待したです。
ということで馬券は外れ。なかなか厳しい秋です・・・。
~総評~:ドウデュースが4世代でのG1勝ちという偉業達成。マイルから2500mのG1勝ちと距離不問というオールラウンダー。本来の能力を出せれば桁違いの末脚。鞍上の武騎手との相性もばっちり。素晴らしいレースだった。昨年より、タイムは遅く3着に前残りの展開を最後方から突き抜けた勝ち馬は素晴らしかった。2着馬は3歳時の実績がありながら、近走、不甲斐ない結果から人気を落としていたが激走した。
~予想結果~:◎は+20kgもあったが、故障休み明けで実力が出せなかったか?成長力、対牡馬の実力差もあったか?〇は素晴らしい切れ味で戴冠。個人的には次走のJCより有馬記念が本命か?▲1コーナーで躓くアクシデントが響いたか?△1枠から好走も、夏負けの影響もあったか粘りきれず。×6歳馬はやはり、年内にG2、2勝くらい位の実績が必要。☆8枠に初G1出走でやはり家賃は高かった。
改訂点が増えたので、「虎の巻」に追記です。
・7歳以上は、その年のG2レース(1800~2000m)を1つは勝っていること。それ以外は×。
・6歳以上の馬で前走で勝っていない馬は× さらに6歳以上で馬券対象になるには、G2(2000m以上)を含む重賞を3勝以上している馬のみ。(G3のみでは、パンチ不足)
・結果、「6歳以上で、前走、重賞勝ちしていない馬は、消し」でOK。
・「5歳馬」は、G1連対馬(東京コース)を除く馬では、年内掲示板を外していないか、前2走のうち、どちらかG2以上のレースで連対している馬のみ。
「4歳馬」は、一番、このレースで相性がいいので、ぶっちゃけ、G1連対馬(2000m以上)なら、買い。それ以外なら、G2レースで連対歴があり、さらに、前走で馬券対象になっていること。(前走、G2レースで馬券対象馬になっていれば、さらに良し。)
・3歳馬は、重賞を含む4勝以上馬か、クラシック連対馬か、東京1800m~2400mの重賞で勝ち鞍のある馬のみ。(ダービー2着馬は激熱!東京2400mの重賞連対馬も)
・牝馬は、G1馬かつ、G1で、3連対以上してる馬じゃなきゃ、古馬牡馬混合で「2000m以上」のG2勝ちのある馬のみ。
・血統的には、父サンデー系が強い。母父トニービン、ノーザンテーストは要チェック。(キタサンブラック産駒、ドゥラメンテ産駒、ロードカナロア産駒は今後、ディープの後継者になるかも)ただ、案外、母父サンデーは馬券になっていない。近年は、マイル志向が強い(マイルG1で馬券になっているような)馬で、ロベルト系の血を持った馬が向いている。
・東京2000mは外枠不利。特に先行馬は致命的。(フルゲート7,8枠はほぼアウト。馬番なら13番まで。14番より外はG1馬でも2000m以上の勝ちがあっても抑えまで。) 圧倒的な人気でも印2つくらい落として考えるべき。そのくらい不利。
・6歳以上の馬は年内に重賞(G2クラスを含む)を2つくらい勝つか、馬券圏内を外していないくらいのレベルが無くては駄目。(晩成の可能性のある馬のみ)
・雨の場合、東京の馬場は、内から乾くんで、内が有利。で、先行有利。(ただし、雨が降っていている状態の重馬場は内は×)
・「やや重」以上の悪馬場になった時は、その日の芝のレースで馬券になっている血統の馬をチェック。同血統馬がいたら、データで残っている馬は買ってみる。
・東京1800m、2400mのG2勝ち馬(勿論、当該の2000mも)の好走馬、札幌2000m好走馬(3着以内)は買い。
・よって、ローテは、安田記念、毎日王冠、宝塚記念、札幌記念が優秀ってことに。3歳馬は日本ダービー。それ以外のレースはG1以外からの参戦は、このレース連対馬以外は、勝ち馬のみ。(オールカマー、京都大賞典も)
・ただノーザンファーム系(社台も含む)の馬は休み明けでも、走る傾向にあるので、(外厩で仕上げているので)あまりきにしなくてもいい。
・前走、着外から参戦してきた馬と、宝塚記念をステップにしてきた馬は、東京コースのG1で、馬券対象歴のある馬のみ。
・このレースは、「リピーターレース」。特に、「3,4歳」で馬券に絡んだ馬は、リピーターになる。
これで、来年は、バッチリか!?
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