２０１５ G1 エリザベス女王杯 回顧録

「第４０回エリザベス女王杯」（Ｇ１、芝２２００メートル・晴・やや重）は１５日、京都競馬場１１Ｒで行われ、蛯名騎手騎乗の６番人気、マリアライト（牝４＝久保田厩舎、父ディープインパクト、母クリソプレーズ）が優勝した。

▲マリアライトが初重賞制覇がG1という大仕事をやってのけました。この馬、昨日からの京都の馬場状態を考慮して、３番手評価としていたのですが、ハマりましたね～。血統的には、上は、ダートG1馬、クリソライト、叔父にもアロンダイト、下には菊花賞３着のリアファルと大舞台で輝けるバックボーンはもっていたもののG1初挑戦でこの結果は素晴らしいですね。前日も書いたように、今日の馬場は稍重にまで回復していたものの、「キングマンボ」の血を持った馬が今日も大活躍。

この秋から、「馬場傾向」を予想に取り入れてみているのですが、いい感じでアジャストしてきている気がします。

SNSでは、「第２のラキシスになるかも」と言っていただけに、この馬の勝利は、嬉しかったですが、馬券は残念でした・・。いただいたコメントにも書いたのですが、やはり、このレース、強い牝馬以外ならやっぱり、フツーに牝馬路線を歩んでいる馬より、牡馬や、２２００ｍ以上のレースを使ってる馬のほうが適正あるみたいです。この馬も、１０００万クラスで２４００，２５００ｍを勝っているように、フツーの牝馬路線では、エリザベス女王杯で勝つ適性を持った馬は、勝てないんですよね・・。

◎ヌーヴォレコルトが、惜しくも２着。１番人気の面目躍如でしたが、やはり、大外枠は厳しかったですね。エリザベス女王杯は８枠はそんなに悪くはないですし、今日は、内が荒れて、かえって外枠は良かったのかもしれませんが、距離ロスはありますよね・・。今回のメンバーでは、力が一つ上でしたが、３歳馬ミッキークイン、ショウナンパンドラあたりとは、来年以降、いい勝負になると思います、ただ、この馬も、マイルは少し忙しいし、２０００ｍくらいがベストディスタンスでしょうから、買うなら、また来年のエリザベスって感じかな・・。

○ラキシスは、やはり、春先の「大阪杯」の激走が祟ってる感じですね・・。馬体重の変動の大きいこの馬は、調整が難しそうですし、年齢的にも来年はキツイかも・・。同じ配合のキズナもそうでしたが、ディープ×ストームキャットは黄金配合ですが、５歳までかもしれません。

△フェリーチェレガロ、×タガノトワールの「前走条件馬」でしたが、残念ながら、今年は、馬券に絡めず・・。タガノは「キンカメ」で期待したのですが、やはり、条件馬で２２００ｍ以上で勝ってない馬は、やはり「消し」でOKのようです。

フェリーチェレガロは、条件馬での馬券対象の条件は満たしていましたが、この条件馬での馬券対象となるには、「重馬場」前提じゃないと、厳しいのかもしれません。やはり、そのくらい紛れがないとこのクラスの馬が馬券に絡むことはできないようです。（あと、その絡んだ２頭が「ディープ産駒」ってことも、関係あるかもしれません。なので、このクラスなら、「重馬場より悪い馬場で、ディープ産駒で古馬混戦１０００万クラスの２２００ｍ以上で勝った馬のみ」と限定的なものでOKかな。

×クイーンズリングは、コメントでも書いたように「アニメイトバイオっぽい感じで、一瞬しか脚が使えないので内回り２０００ｍの秋華賞が、ハマった感じ」という見解で良かったです。あと、調教も秋華賞より落ちていましたし、やはり、秋華賞がピークだったみたいです。この馬は今後、「阪神牝馬S」とか１４００ｍで活躍しそう。

で、３着に入ったタッチングスピーチ。これは、恐れ入りました。「クラシック１番人気もなってない馬で、３歳クラシック未連対馬は消し」という項目を見直さねばなりません。

元々、この項目は、「リトルアマポーラ」が勝った時に無理やり「クラシック１番人気もなった馬」を付け加えたくらい、「３歳クラシック連対馬」だけ買ってれば取れてたレース。というか、「秋華賞」で馬券対象馬だけ買ってれば、３歳馬はOKだったんです。それが、この馬の出現で変わりそうです。確かに、秋華賞より、この馬には好条件に変わりましたが、来ますかね・・。「外国人ジョッキー」の力もあったかもしれませんね。

敢えて、この馬が好走したことを考えると、「稍重」の馬場になり、「母父サドラー系」というスタミナパワーが活きたレースになったってことでしょうか。

虎の巻にも書いていたのですが、やはり、馬場が悪化した場合、「３歳馬のー２ｋｇ」は活きるんですね。明らかに、完調手前のルージュバックが４着にまで来ていることを見ても、「稍重より馬場が悪化した場合の３歳馬のー２ｋｇはかなり有利」と言う項目を付け加えます。今年は、それが、最高の形で組み合わさって、この馬がたまたま２着に来たとしか考えられません。あきらめがつきます。

結果、今回も馬券は当たらず・・。厳しいです。来週は、また、忙しくなるので、予想もおざなりになりそうです・・。とりあえず、来年に向けて、「虎の巻」加筆しておきます。

・前走、条件戦、オープン戦出走馬は消し。ただし、当日が「重馬場より悪い馬場」なった場合、前走、ディープ産駒で古馬混戦１０００万クラスの２２００ｍ以上で勝った馬は、チャンスあり。

・「府中牝馬Ｓ」からやってくる古馬牝馬は、２０００ｍ以上のレースでの勝ち鞍があることが絶対条件。５着以下からの連対は、皆無。このレースから買うべき馬は、上記の条件を満たす、「１番人気か１着馬」と「４着以内馬」だけでＯｋ。

・3歳で馬券に絡めるのは、クラシック連対馬（特に「秋華賞」）。あと、リフレッシュ度も重要。調教が悪い馬は、軽視。（雨で、馬場が悪かったら、軽量の３歳馬のー２ｋｇのハンデは、大きい。１８００ｍ以上のG2勝ちか、Ｇ１馬級なら、かなりプラスに働くとおもわれる）

・前走、牡馬混合Ｇ１．Ｇ２なら、着外に負けてもＯＫ。（ただし、２２００ｍ以上のレースで連対したことのある馬のみ）　馬券対象（特に2000ｍ以上のレースなら）なら、好勝負。（年内、牡馬混合戦の、京都外回りコースで、好走した馬は、買い）

・秋華賞、府中牝馬を0.6秒差以上で負けた馬も消し。

・京都外回りの重賞勝ち（２４００ｍ）のある馬も買い。

・外国馬は、基本、時計のある馬を買う。あと、ＪＲＡ発表のレイティングが日本馬より5ポイント以上高い馬は買い。（ただし、日本でも走っている血統の馬なら）

・1，2番人気の信頼性が高いレース。外して買うの無謀・・。

・リピーターレースなので、ここで、馬券に絡んだ馬は、来年以降も、連対する可能性大

・道悪は、外国人ジョッキーを買い（腕力がモノを言うから）

・スローの瞬発力勝負になりやすいので、4角10番手以内からじゃないと届かない。（良馬場前提で）

・コースは違えど、同じ年の「秋華賞」と良く似た流れになるので、秋華賞好走馬（馬券対象馬）は、馬券に絡みやすい。特に、阪神１６００、１８００、２０００、２２００ｍ、京都１４００外、１６００外、２２００、外２４００、東京１６００、１８００、２４００ｍ、札幌１８００で好走した馬は、チェック。

・このレース、強い牝馬以外ならやっぱり、フツーに牝馬路線を歩んでいる馬より、牡馬や、２２００ｍ以上のレースを使ってる馬のほうが適正ある。１０００万クラスで２４００，２５００ｍを牡馬相手に勝っている馬このレースの適性がある。フツーの牝馬路線では、エリザベス女王杯で勝つ適性を持った馬は、勝てない

・このレース、過去の傾向から「7番人気」までの馬をBOX買いさえすれば、「当たる」レース。しかも、「1番人気」か「2番人気」が絶対どちらかは、3着以内になると言うことで、当てるだけなら、3連複「1番人気1頭軸⇒２～7番人気」、「2番人気1頭軸⇒１、３～7番人気」の30点で、当たる

・このレースも「人気のタスキリレー」が継続中。来年は「１，４，６」番人気に注目。

・秋華賞、最先着馬は、目をつぶっても買っておくこと。

・６歳以上でG１馬以外は消し

・3か月以上の休み明けも消し

これで、来年は、バッチリか？