東京競馬場で行われたフェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)は、好位でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の1番人気カフェファラオ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)が、直線に入って抜け出し、最後は中団追走から追い上げてきた9番人気エアスピネル(牡8、栗東・笹田和秀厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒4(良)。
×カフェファラオがG1初勝利。強かったですね。この馬、東京コース3戦3勝。まさに、東京1600m巧者です。昨年暮れのチャンピオンズCでは、いいところがなかったですが、やはり、この東京1600mと中京1800mでは、適性が全く違うんですね・・。
まぁ、実際、この2つのレースを制したのは、ゴールドドリームだけですからね。カフェファラオが今後、成長して、ダート無双になれば、年末も楽しみかも・・。
年々、時計が速くなってきて、東京1600mというコースは、芝発走なので、このレース得意な「ゴールドアリュール産駒」を始め、「サンデー系×ノーザンテースト」の血を持ったパワー型の馬や、「芝マイルG1勝ちのある種牡馬」の馬に有利に働きそうです。
それにしても、ルメール騎手は、今年も、絶好調。1番人気になったら、変に逆らうことはやめておいた方が良さそうです。この馬、「ノーザンF系」でもなかったのに、やはり、勝てるとみたら、ノーザンF系以外の馬でも、乗ってきますから。以前、このパターンは、デムーロ騎手の十八番でしたが、今や、ルメール騎手がその十八番を奪った形です。
2着にエアスピネル。今までの「虎の巻」では拾えない馬だなぁ・・。「8歳馬」、「ダート重賞未勝利」だし。ただ、昨年の「モズアスコット」同様、「芝マイルG1での連対歴」と「東京ダート重賞での馬券対象歴」はあった訳で、来年以降、このタイプの馬は積極的に狙っていってもいいかなぁと思いました。
3着は、ワンダーリーデル。この馬も、「8歳馬」虎の巻で、「7歳以上でフェブラリーSで馬券になったことのない馬は消し」ってなってるからね・・。ただ、この馬も、昨年は、「4着」、そして前哨戦の「根岸S2着」とこの馬も、「東京ダート巧者」でした。「東京1400m、1600mで複数回、馬券になっていたり、掲示板に乗っている馬」は、買いです。
しかも、この「フェブラリーS」は、年々、「リベンジ組」が結構、馬券になっています。4,5歳でも馬券にならなくても、前哨戦で、重賞で連対していたり、G1で、掲示板に乗っている、東京巧者の年長馬は、買っておいても損はないですね。(特に人気薄は)
◎インティは、まさかの「差し」という戦法で6着。G1でいきなりのモデルチェンジは、予想できませんでしたが、やはり、逃げ馬は年齢を経ると、行き脚がつき辛く、逃げれなくなるんでしょうね。特にG1では。ましてや、「マイル戦」。これが、コーナーを4回、まわる「1800m」戦なら、また、話は変わるのでしょうがこの馬にとってはマイルは忙しすぎたってことでしょうね。
〇アルクトスは、まさに最後は「歩くとす」という感じでしたね・・。前哨戦の結果から、期待したのですが、やっぱり、最後は、「騎手」の差かなぁ・・。ルメールならこの馬が勝ってたかもしれませんし。
▲サンライズノヴァも、同じく、「騎手」の差か・・。この2頭とも、「東京ダート巧者」にもかかわらず、この結果。こちらは、昨年3着も、その時は、松山騎手でしたからね・・。やはり、騎手は重要ですな。
ということで、2021年、G1初戦は安定の黒星発進。ここ5年、プラスでは、当たってませんからね・・。本番までには、もうひとひねり必要です。
で、今回から、「虎の巻」はいったん置いておいて、「消し要素」より、「プラス要素」を重視した馬券予想にスタイルチェンジで、来年に向けて、馬券的中を狙って行きたいと思います。
・ここ数年で、時計が速い決着になり、「東京1600m、1400m」で馬券になった馬や、58,59kgを背負っても掲示板に乗っているような「東京ダート巧者」が馬券になる。
・特に、3歳の「ユニコーンS」、「ヒヤシンスS」、重賞の「武蔵野S」、前年の「フェブラリーS」の「東京1600m」や、前哨戦の「根岸S」で好走した馬は、このレースで、好走しやすい。
・根岸S組は、マイル以上で勝ちのある馬か、東京1600mの重賞で馬券対象になったのみ。馬券的には3着までの馬で十分。ただ、着外からの巻き返しなら、59kgを背負っていた馬のみ。
・近年、「東海S」は、直結コースではなくなっているが、買えるのは、上り3F、1,2位で、馬券になった馬のみ。
・近年は、「ストームキャット系、ゴールドアリュール産駒、ミスプロ系が強い。サンデー×ノーザンテースト血統の馬」はこのレースに向く。(母父アグネスタキオンや、フジキセキの血も)
・外国人ジョッキーは買い。
・頭数が16頭に満たない時はスローペースになりがちで、フルゲートが揃うと前崩れの展開になりがち。雨なら、差しも効くが、基本、時計のある、前目で踏ん張れる馬が強い。晴れなら、スタミナのあるパワータイプの馬が強い。
・馬体重が500kgを超える馬が強い。乾いてパサパサ、超高速ではないダートの時こそ、520kg以上の超大型馬に注目すべき。上位に好走したのは結局みな超大トビだった。
・東京コースは、カーブが2回なので、スピードの持続力が必要。前目の馬が有利で、外枠が芝を走る距離が長いので、芝力がある馬が外に入ると有利。内枠は揉まれるので先行できない馬は不利で、外枠は、その分有利。
・芝からの転戦組は、G1馬以外は消し。(ダート未出走の馬で、人気になっている馬は、特に軽視しても良い。ってか、ダート初出走の馬は、人気になっていれば、G1馬でも、消しで正解!)
・地方馬は、2000m以上の交流G1を勝つくらいのレベルの馬なら、買ってもいいが、それ以外なら、消し。
・このレースは、リピーターレースでもあるので、東京1600mで、好走した馬は買い。
・フェブラリーSは、距離短縮馬が活躍しやすい。特に、根岸S以外からの距離延長で出走はいらない。その根岸S組も前述のように、3着までの馬か、59kgを背負って負けた馬い以外はいらない。根岸とフェブラリーSの馬場が似ていると根岸組の台頭あり。
・牝馬は、牡馬混合重賞勝ちか混合G1連対のある馬のみ。
これで、来年はバッチリか!?
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