２０１６ G1 天皇賞・春 回顧録

「第１５３回天皇賞・春」（Ｇ１、芝３２００メートル）は１日、京都競馬場で行われ、武豊騎手騎乗のキタサンブラック（牡４＝清水久厩舎、父ブラックタイド、母シュガーハート）が制した。同馬は演歌の大御所・北島三郎の持ち馬（名義は大野商事）。北島はこれで２度目のＧ１制覇。２着はカレンミロティック。“平成の盾男”武豊はこのレース７勝目。

◎キタサンブラックが菊花賞に続く、京都長距離G1制覇。３度、オーナー北島三郎さんの「祭り」が淀のターフに響いたとか。お見事です。

今回、さすがの「豊マジック」炸裂でしたが、やっぱり、京都長距離G1は「内枠・先行有利」これ、定番です。もう、間違いません。血統からなかなか人気になりませんが、この馬、逃げたら、やっぱり、強いです。ダービー以外崩れてませんし、「ホンモノ」だと思います。ブラックタイドの最高傑作ですね。予想でも書きましたが、この世代は、かなり強いと思います。筆頭のドゥラメンテ、リアルスティールと肩を並べてたわけですから、このメンバーなら、この結果は当然だったのかもしれません。次走は、「宝塚記念」でしょうか・・？前述の２頭が出てきたら、楽しみなレースになりそうです。

２着は、伏兵カレンミロティック。昨年の３着を上回り、あわや大金星かと思わせる好走で改めて、「人気薄の内枠、京都外回りコース好走先行馬は、買い！」と今後、呪文のように言い続け無ければならないフレーズを誕生させました。８歳のおじいちゃんですが、昨年の３着馬。京都外回りでは、掲示板外したことない京都外回り巧者ですが、さすがに、押さえられませんでした。物凄い前例を作ったこの馬、来年出走して来たらどうしよう・・。

３着は、▲シュヴァルグラン。こちらも、４歳馬で、本格化ですね。上がヴィルシーナで、キタサンとは違って良血そのものですが、勝ち味に遅く、出世がおくれましたが、今後、楽しみな１頭ですね。奇しくも、２，３着馬は昨年同様、「ハーツクライ産駒」　予想で、「４歳馬全馬買い」するくらいなら、「ハーツクライ産駒全馬買い」にしておいた方がよかったかな・・。

４着も４歳馬△タンタアレグリア。今、乗りにノッテル蛯名騎手。このコースを熟知した好騎乗でした。それに対して、○アドマイヤデウスの岩田騎手はどうしたんでしょうか・・。最近、精彩を欠いてますね・・。というか、今年は、元地方騎手の内田騎手も未だ重賞未勝利。この２人の役割をそっくりルメール・デムーロが持って行ったってことなんでしょうか・・。まぁ、これは、また別の話になりますが・・。

期待してなかったレーヴミストラル、サウンズオブアースは、それなりの結果でしたが、この２頭も、外枠でしたし、やはり、このレース、外枠は不利ですね。以前も書きましたが、京都３２００ｍは、スタート後、すぐコーナーがあるので、前に行く馬は、内枠有利なんです。外枠の馬は、正面スタンドまでにいい位置を獲れないと勝負にならない。とは言え、そこで足を使ってしまうとスタミナロスになるので、相当スタミナがない馬でないと、外枠は、圧倒的に不利になっちゃいます。このことは、来年以降も要チェックです。

予想通り、１番人気ゴールドアクターは、馬券に絡みませんでした。そして、これまた予想通り、２，３番人気＋２桁人気馬で決まり！とバッチりな予想をしていたのにもかかわらず、馬券が獲れないなんて・・。情けない限りです。

８歳馬のカレンミロティックが絡んだことで、「虎の巻」も大幅に改定しなければ・・。来年につながるものになるといいのですが・・。

・枠は、内枠有利。先行が有利で、４角５番手までにいる馬に有利。14番より外は、鬼門（これ、ホント重要！人気馬が入っても、それだけで、６番手くらいの評価にすること。）

・年齢では、８歳馬以上なら、このレース馬券対象になった馬で、京都外回りコースで、掲示板を外してない馬のみ。７歳馬は、前年、２２００以上のG1で連対経験のある馬のみ。６歳馬については、2500ｍ以上のG2レースで連対は必須条件。さらに、前走G2レース以上のレースから参戦必須で、連対していない馬は消し。該当していない馬はバッサリです。

・次に、５歳馬は、２２００ｍ以上のＧ２以上で、連対か勝ちクラあるか、菊花賞3着以内馬（特に京都外回りコースのGレース連対馬は、重視）これが必須。

・そして、４歳馬。まず、ダービー連対馬、菊花賞の3着までの馬。次に、菊花賞出走で、勝ち馬から０，４秒差までの馬は買い。それ以外の４歳馬は、２５００ｍ以上のオープンクラスのレースで、３着以内があり、京都外回りコースで勝ちクラがあること。

・クラシックで勝てなかった馬（２着馬）が巻き返すことも多い。

・連対馬は、すべて、重賞連対経験があり。

・サッカーボーイ、リアルシャダイ、マンハッタンカフェ、トニービン、ステイゴールド、ハーツクライの血が入った穴馬は買い。特に「ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ステーゴールド産駒がアツイ」

・G1勝ちのない牝馬は消し。

・外国馬は、日本、香港で勝ったことのある時計のある馬のみ。

・Ｇ１未勝利馬が１番人気の時は、荒れる（恐らく、連対はしない）

・連対馬は、京都コース２４００ｍ以上の勝ちクラか、２２００ｍ以上のG2、G1で連対のある馬のみ。

これで、来年はバッチリか・・！？