多くの人は私と同じように無自覚なまま気づけば40、50歳など
と言った年齢になっていたりするのではないかな?
自分の中では何も変わらない。
でも、世の中からは若くはない位置に置かれる。
見た目だって、20代とは思われることは無いだろう…
肉体と精神のバランスは面白いものだ。
例えば俳優さん。
つい先日までは高校生役や恋愛ものなどの役だったのに
数年後には母親役になっていたりする。
私生活では結婚も子供もまだなのに
20代から30代前半からでもいきなり母親の役。
それこそ孫のいる役だったり…
そんな風に、実際の私達も役を演じるように
人生の時期を過ごしているのかもしれない。
中身の感覚と演じる時期が必ず合っているわけでは無い。
ただ、実際の生活も役も同じように
自分で選択して引き受けるわけだけど
中には、そんなはずじゃなかったと
途中で降りる場合もあるかもしれない。
どの俳優さんも、ずっと高校生の役だけではない。
逆に若い時からずっとおばあちゃんの役でもない。
それぞれの年代で、
それぞれの役を周りから演じさせられる。
いつだって、私たちは時代によって多少違ったとしても
周りからの「普通」のようなものを押し付けられてしまう。
結婚に焦ったり、子供を産むことが普通
この年齢だからこれが当然だといった社会の「普通」
という暗黙の圧力がある。
それぞれが、そこの社会において自分側の立場に立って
他人にも同じ側を当てはめようとしてしまう所があり
その役を演じ無いことに違和感を抱いたりする。
大多数が同じように演じないと不安になるからかもしれない。
でも、その役でしっくり来る人もいれば
しっくり馴染めない人もいるし
演じて見てはいるものの
内心ではやりたくないと思い続けている人もいる。
もちろん、自分が演じる役に没頭でき
イキイキ演じられるのが一番良いものを発揮できるだろう。
だから、みんながその時の役を引き受けるのか
引き受けないのかの選択をする中で
引き受けた時は責任を持って没頭し演じれば
素敵な舞台に仕上げられる。
配役全てが大事な役割で必要で
他の役者にとやかく言っている暇はない。
それぞれが、いいキャラクターだ。