イヤ~寒空の下で吸うタバコは格別です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
私、普段は工房の外でタバコを吸ってるんですがこれからの季節はどこまでかタバコの煙なのかが分からなくなりますね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
まだ今日ぐらいの気温だと大丈夫ですけどね。
工房ではアラジンのストーブが暖めてくれてるので快適な温度で作業をしてる中、さっき完成したアッパーの型紙を片付けました。
型紙を裁つ作業は全体の作業の中でも得意なほうになります。
というのも私、靴製造メーカーに勤めていたときに型紙をたくさん裁ってきました。
かれこれ10年は仕事として型紙を裁ってましたね。
10年経って気づいたら “どうしていいか分からない” という型紙がなくなってました。
私は婦人靴の製造メーカーに勤めていたんですが婦人靴は毎年毎年新しいデザインが生まれます。
海外の靴が発信だったり日本のデザイナーさんでも今まで想像もできなかった新しい靴のデザインを考えられる方もいらっしゃいます。
見たこともないようなデザイン画を見ながら型紙を裁とうとするときは 『革を使ってどうやってこの形にするんだ?』 と頭を悩ませることも多々ありました。
生地だったら問題なくできても天然皮革を使うとなると厚みの問題だったり伸びる方向が一定でなかったりなど大量生産する上での問題が多くなります。
そして木型に合わせた型紙を起こすこと自体も難しかったりするもんです。
特にブーツやサンダルでは 『どうやってデザイン画と同じにしよう』 『どう仕立てよう』 『どうやってサイズ展開した大量生産に乗せよう』 と問題がどんどん出てくるんです。
まずは形にするためデザイン画と同じになるように型紙を裁ちます。
その時点である程度は仕立てのことも考えるんですが難しいデザインになると 「よく分かんねぇけど・・・・・」 という状態で製甲(アッパー作り)の職人さんに渡します。
そこで製甲の職人さんの話を聞きアドバイスをもらったりしながら作業を進めていきます。
そんなことの繰り返しで型紙を覚えていきました。
その中で回数を重ねるだけの経験でできるようになる作業と回数を重ねるだけでは良くならない作業があります。
回数を重ねるだけでは良くならないのがカットラインです。
先ほども書いたように私は婦人靴の型紙を裁っていたおかげ?でカットラインを気にするようになりました。
婦人靴って紳士靴の何倍、何十倍もラインが大切なんです。
プレーンパンプスもライン一つで大きく違いが出ます。
上手な職人さんが型紙を裁ったプレーンパンプスと就職したてのパタンナーが裁ったプレーンパンプスでは同じ木型を使ってもまるで違うものが出来上がります。
私は幸いにも型紙の技術、センス共に素晴らしい先輩や外注さんと知り合うことができたおかげでたくさんのものを勉強させてもらえました。
だからこうして1足のブーツをほぼ一人で作れるようになったんだと思います。
私の作っているブーツはカットラインの一つも納得のいくようにしています。
たとえばココ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ef/7f708d6a29ab7e76c48b78fdf691332b.jpg)
浅草の靴業界では 『天狗』 と言われるパーツです。
画像のベルトの上に出てる切り替えし部分なんですがベルトの上に出す長さ・幅、カットラインにこだわって型紙を裁ってます。
そしてココも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/20/1567a3cca430f80a462573505dbe3070.jpg)
羽根の形やハトメのピッチですね。
羽根の形やハトメのピッチでブーツってけっこう違って見えるものなんですよ。
他にもデザインによってさまざまですが私はカットラインってとても大切なものだと思っています。
このカットラインにこだわりを持てるかどうかは経験だけではなく、見て考えることが必要なんだと思います。
個人的なこだわりですが自分の作ったブーツをお客さまにお渡しして数か月、数年後に再開できたときに 『カッコいいブーツだな』 とお客さまだけでなく、作り手の私も感じられるブーツでないといけませんからね。
お知らせ
ただいま 『アンダー29』 のキャンペーンをやってます。
キャンペーンの内容はこのようになります。
1、 年齢が29歳までの方
※実際には29歳以上でも 『気持ちや体力的には29歳です!』 という方も対象です。自己申告ですね。
2、 デザインはプレーンの外羽根シューズもしくは6ホールの編み上げブーツ
3、 アウトソールはUSA製ビブラム#700(黒)
4、 通常のオーダーと同じように足を採寸しお客さま専用の木型を作りシューズ・ブーツを製作します。
※製法はハンドソーンウェルト
5、 使用する革は国産のステアハイドの黒色(軽くオイルを含んでる革です)
6、 限定20足(シューズとブーツの合計数)
7、 金額は 木型代とシューズorブーツで
合計¥100,000(税抜)
8、 期間は11月8日(金)~12月末まで
(工房にお越しいただく前にご連絡をください。)
※ブーツ、使用する革の参考画像は11月5日のブログをご覧ください。
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 21,000(税込¥23,100) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥108,000(税込¥118,800)~
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L : order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
私、普段は工房の外でタバコを吸ってるんですがこれからの季節はどこまでかタバコの煙なのかが分からなくなりますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
まだ今日ぐらいの気温だと大丈夫ですけどね。
工房ではアラジンのストーブが暖めてくれてるので快適な温度で作業をしてる中、さっき完成したアッパーの型紙を片付けました。
型紙を裁つ作業は全体の作業の中でも得意なほうになります。
というのも私、靴製造メーカーに勤めていたときに型紙をたくさん裁ってきました。
かれこれ10年は仕事として型紙を裁ってましたね。
10年経って気づいたら “どうしていいか分からない” という型紙がなくなってました。
私は婦人靴の製造メーカーに勤めていたんですが婦人靴は毎年毎年新しいデザインが生まれます。
海外の靴が発信だったり日本のデザイナーさんでも今まで想像もできなかった新しい靴のデザインを考えられる方もいらっしゃいます。
見たこともないようなデザイン画を見ながら型紙を裁とうとするときは 『革を使ってどうやってこの形にするんだ?』 と頭を悩ませることも多々ありました。
生地だったら問題なくできても天然皮革を使うとなると厚みの問題だったり伸びる方向が一定でなかったりなど大量生産する上での問題が多くなります。
そして木型に合わせた型紙を起こすこと自体も難しかったりするもんです。
特にブーツやサンダルでは 『どうやってデザイン画と同じにしよう』 『どう仕立てよう』 『どうやってサイズ展開した大量生産に乗せよう』 と問題がどんどん出てくるんです。
まずは形にするためデザイン画と同じになるように型紙を裁ちます。
その時点である程度は仕立てのことも考えるんですが難しいデザインになると 「よく分かんねぇけど・・・・・」 という状態で製甲(アッパー作り)の職人さんに渡します。
そこで製甲の職人さんの話を聞きアドバイスをもらったりしながら作業を進めていきます。
そんなことの繰り返しで型紙を覚えていきました。
その中で回数を重ねるだけの経験でできるようになる作業と回数を重ねるだけでは良くならない作業があります。
回数を重ねるだけでは良くならないのがカットラインです。
先ほども書いたように私は婦人靴の型紙を裁っていたおかげ?でカットラインを気にするようになりました。
婦人靴って紳士靴の何倍、何十倍もラインが大切なんです。
プレーンパンプスもライン一つで大きく違いが出ます。
上手な職人さんが型紙を裁ったプレーンパンプスと就職したてのパタンナーが裁ったプレーンパンプスでは同じ木型を使ってもまるで違うものが出来上がります。
私は幸いにも型紙の技術、センス共に素晴らしい先輩や外注さんと知り合うことができたおかげでたくさんのものを勉強させてもらえました。
だからこうして1足のブーツをほぼ一人で作れるようになったんだと思います。
私の作っているブーツはカットラインの一つも納得のいくようにしています。
たとえばココ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ef/7f708d6a29ab7e76c48b78fdf691332b.jpg)
浅草の靴業界では 『天狗』 と言われるパーツです。
画像のベルトの上に出てる切り替えし部分なんですがベルトの上に出す長さ・幅、カットラインにこだわって型紙を裁ってます。
そしてココも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/20/1567a3cca430f80a462573505dbe3070.jpg)
羽根の形やハトメのピッチですね。
羽根の形やハトメのピッチでブーツってけっこう違って見えるものなんですよ。
他にもデザインによってさまざまですが私はカットラインってとても大切なものだと思っています。
このカットラインにこだわりを持てるかどうかは経験だけではなく、見て考えることが必要なんだと思います。
個人的なこだわりですが自分の作ったブーツをお客さまにお渡しして数か月、数年後に再開できたときに 『カッコいいブーツだな』 とお客さまだけでなく、作り手の私も感じられるブーツでないといけませんからね。
お知らせ
ただいま 『アンダー29』 のキャンペーンをやってます。
キャンペーンの内容はこのようになります。
1、 年齢が29歳までの方
※実際には29歳以上でも 『気持ちや体力的には29歳です!』 という方も対象です。自己申告ですね。
2、 デザインはプレーンの外羽根シューズもしくは6ホールの編み上げブーツ
3、 アウトソールはUSA製ビブラム#700(黒)
4、 通常のオーダーと同じように足を採寸しお客さま専用の木型を作りシューズ・ブーツを製作します。
※製法はハンドソーンウェルト
5、 使用する革は国産のステアハイドの黒色(軽くオイルを含んでる革です)
6、 限定20足(シューズとブーツの合計数)
7、 金額は 木型代とシューズorブーツで
合計¥100,000(税抜)
8、 期間は11月8日(金)~12月末まで
(工房にお越しいただく前にご連絡をください。)
※ブーツ、使用する革の参考画像は11月5日のブログをご覧ください。
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 21,000(税込¥23,100) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥108,000(税込¥118,800)~
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L : order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。