トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

プレーンブーツをお渡ししました。

2016-11-25 17:22:20 | Boots
昨日、同じ建物に入っているタイル屋さんの方と立ち話をしていて 「今日の現場はハンパじゃなく寒かったですよ。」 と言っていたのに今日は暖かく感じるぐらいの陽気ですね。




そろそろ12月になるので石油ストーブを出さなくちゃ!! です。










さて、今日はオーダーをいただいたブーツを受け取りにお客さまが来店されました。





今回ブーツをお渡ししたのは東京都にお住まいのAさんです。





Aさんは海外勤務をされていて昨日、日本に帰国されたそうです。



お話しをしていたら 「機内で眠れなくてさ・・・・・」 と。


私が 「そうなんですか?」 と言うと 「眠れないもんだから機内の映画で『シン・ゴジラ』を観たらさ~、ゴジラに自宅を壊されて余計に目が冴えたんだよ。それだけじゃなくてその後、勤め先のビルも粉々にされちゃったもんだから余計に眠れなくなっちゃったよ。」 と言ってました。(笑)


「映画とはいえ自宅と勤め先を壊されるとショックよ。(笑)」 ですって。





そんな話をした後で作ったブーツのフィッティングです。







Aさんからオーダーをいただくときに 『脱ぎ履きが楽にできるように作って!」 と言われていたので足首のあたりを若干太めにしてお作りしたので 「ホールド感が弱くなってないかな?」 と少し心配だったんですが、バッチリでした。(ホッ)






いつものように履いたところを撮らせていただきました。





「うん。イイ・イイ!」 と言っていただけました。



今回のブーツはベルト無しのプレーンブーツなんですが、黒とボルドーの革を使ってるので良いアクセントになってますね。





Aさんはバイクに乗ってるんですが、お仕事でまた海外に行ってしまうそうなのでこのブーツが活躍するのはもう少し後になっちゃいますかね。










Aさん、帰国してお忙しい中 お越しいただきありがとうございました。



何かありましたらお気軽にご連絡ください。



















ブーツの画像とスペックです。













・ 製法   :  ハンドソーンウェルト

・ 木型   :  TL01 ※お客さまの足に合わせて調整済

・ 甲革   :  国産ステア(黒) 、イタリー製オイルレザー(ボルドー)

・ 裏革   :  素上げステア(ナチュラル) 

・ 中底   :  ヌメ革

・ 先芯・月型:  ヌメ革

・ミッドソール:  ヌメ革

・ ヒール  :  ヌメ革積み上げ

・アウトソール・トップリフト: USA製Vibram#700(黒)






















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥105,000(税込¥113,400)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。

グローブ色の革

2016-11-22 15:53:53 | 
放心状態です・・・・・・・





前回のブログで紹介したモデルラストの修正がなかなか進まずチョッピリ汗かいてます。


というのも、モデルラストの一つが気になり修正を始めたんですが 『どうせならすべてのモデルラストを一気に見直そう!!』 と意気込み、気になるモデルラストの修正を始めました。





するとどうでしょう!




パテを盛って乾くのを待ち、乾いたら削ってを繰り返していたら思いのほか時間がかかってます。






そして、同時にオーダーをいただいたブーツのラストも調整していて工房の中に木型が散らばってるんです。






このままじゃイカン!! と思い、お客さま用の木型の調整を済ませました。

たくさんある木型を見てテンパりましたが、作業をすると意外とすんなり終わるものです。







そしてモデルラストはこんな状態です。

 “あと一息” っていうところです。


バランスが良くなっているのは間違いないのであとは全体のバランスを見ながら最終調整ですね。






すべてのブーツの元になるモデルラストなので気を抜かずに進めなくちゃ!! ですね。











さて、すっかり忘れていましたが、少し前に革屋さんで仕入れた革を紹介します。





今回紹介する革はオイルを含んだ革です。

色は野球で使うグローブより少しオレンジが強い感じですね。






革の厚みはこんな感じです。

2.3mm厚なのでトンリョウで製作するブーツとしては標準的な厚さですね。



ただ、この革とっても柔らかいんです。

編み上げのブーツを作ると履いたときから足を包み込む感覚が伝わると思います。




オイルもしっかり含んでいるので触った感じがイイんですよね。




表面の着色も薄く、革の芯まで染まってないんです。

ものすごいナチュラル感があります。







ナチュラル感があるという事は革のキズもそのまま見えるのが少し難点なんですけどね。

革に付いたキズや染めムラがあるのでその事を理解してオーダーをいただきたいと思います。



キズはあくまでも強度に問題がない部分を使いますので 『この革を使ったから長持ちしない』 という事はありませんので安心してくださいね。







既製品ではまずこのような革でブーツを作る事はないでしょう。

既製品だと、どんなにイイ革でもキズや色ムラがあるとクレーム対象になっちゃうんですよね。






私だったらこの革と赤や黒・ボルドーの革と組み合わせて使いたいですね。












デザインはショート丈のこんなデザインがお勧めです。

画像は筒が長いんですが、5~7インチぐらいのシャフト丈にすると小ジャレた感じがするんじゃないでしょうか。









興味のある方はぜひ工房までお越しください。


































トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥105,000(税込¥113,400)~

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モデルラストを修正してます。

2016-11-14 17:02:53 | Boots
工房が汚れてます・・・・・・・







まぁ 『工房』 なので作業をして汚れたり散らかったりするのは当たり前なんですが、ここのところの汚れ方は少し違うんですよね。







なぜかと言うと・・・・・




先日、工房に並んでいるモデルラストが目につき、まじまじと見てみるとバランスが気になっちゃったんです。




なのでモデルラストを修正する事にしました。








木型の修正はオーダーをいただいたときにもするんですが、お客さま用の木型は “プラスチック” なんですね。



それと違い、モデルラストは “木” なんです。



プラスチックの場合は削っても削りカスがそれほど小さくならずに済みます。



対してモデルラストは木を削るだけだったらプラスチックとほぼ変わらないんですが、肉付けをするときに使うパテがやっかいものなんですよね。






パテ盛りをしたモデルラストはこんな感じです。

今回は削る部分よりも肉付けする部分が多いですかね。



モデルラストはあくまで 『基準』 となる木型なので、オーダーをいただいた場合はモデルラストを元にお客さまの足の寸法に近づけて1足の木型を作ってもらいます。



同じサイズでも足の細い方とガッチリした足の方では少し見え方も変わるんですよ。





今回は細くしたり太くしたりしたときにもっとバランス良く見えるようにするためと
もう少しメリハリを出そうと思い修正する事にしました。








盛ったパテが乾いたらバランスを見ながら削っていきます。

この作業をしているので工房が汚れてるんです。



パテはヤスリで削るとものすご~い細かい削りカスになります。


細かいので工房の中を舞うくらいです。




モデルラストを作っている木型屋の職人さんは毎日この作業をしてるので大変だと思います。







ヤスリで削り終わり、ある程度モデルラストの表面がキレイになった状態がコチラです。

この状態であちらこちらからモデルラストを見て全体のバランスを整えていきます。



作業をした日は 「バッチリ!!」 と思っても次の日に見ると 「あれ?ここが気になる・・・・」 なんて事もあるんですよね。




気が遠くなることもありますが、少しでもカッコいいブーツができるようにパテを削ります!!
























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木型を足に合わせます。

2016-11-11 15:41:07 | Boots
オーダーをいただいているプレーンブーツがもう少しで完成します。



今月末にお渡しする予定のブーツなのでそれまでは木型の形に馴染ませるため木型に入れたままにしているんですが 『このブーツともそろそろお別れなんだな・・・・・』 と思うと少しさみしい気もします。





と、その一方で次に製作するブーツの木型が木型屋さんからあがってきました。






今回製作するのは神戸のSUNさんでオーダーをいただいたブーツ達の木型です。




SUNさんでオーダー受け付けをしたのは編み上げブーツのみだったのでデザインも編み上げのブーツと短靴です。

短靴はサンプルを製作したことはあるんですが、オーダーをいただくのは初めてですね。


短靴のオーダーをいただいたお客さまには以前このブログで紹介したサンプルの短靴の画像を見ていただきオーダーをいただける事になりました。












そして木型屋さんから受け取った木型がこちらです。

2足共同じ木型なんですが、足の寸法(長さ・幅)が違うのでこのような違いがでています。





ただ、このままでは “お客さまの足とピッタり” ではないのでいつものように調整が必要になります。






調整をするときはこのようにして行います。

足の採寸をした際に付けたポイントと木型の位置を合わせて採寸したポイントを木型に移します。



そのポイントを木型と足とで寸法を合わせていきます。



場所によっては寸法が合っていないので合っていない部分をバランスを見ながら削ったり肉付けしたりします。










さてさて、今回はすんなり作業が進むかな?

















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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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だし縫いをかけた後はドンドン進みます!

2016-11-05 18:15:49 | Boots
昨日、オーダーをいただいているブーツにだし縫いをかけてもらいました。





だし縫いをかけたあとはヒールの取り付けとコバ削りなのでけっこう早くブーツの形になっていきます。









だし縫いをかけてもらった状態がコチラです。



今回のブーツはアッパーに黒とボルドーの革を使ってるんですが、コバを茶色にしてます。



コバを茶色にするとブーツ全体で見たときにメリハリがでるんですよね。


そして、コバを黒にすると重厚感が出るんです。



私はコバが黒以外の色が好きです。


せっかくウェルトやミッドソール、ヒールに革を使ってるので “革らしさ” みたいなものがパッと見て分かる方がステキな気がします。






紳士靴の場合はアッパーが黒だとコバも黒の方がフォーマルな印象が強くなるのでお仕事で履くような靴の場合は黒のアッパーには黒のコバがお勧めですけどね。







さてさて、だし縫いが済んだらヒールの取り付けです。




トンリョウで製作しているブーツのほとんどがアウトソールにビブラムのゴム底を使用しています。





ゴムとヒールの革を接着するときは接着剤だけでは付かないんですよね。



なのでゴムに接着剤が密着するようにプライマーという液体を塗ります。

プライマーを塗るとゴムから接着剤が 『ペロ~・・・・』 と剥がれることがなくなります。




そして、トップリフトもゴムなのでこちらもプライマーを。

ホームセンターで “靴用接着剤” というものが売っていますが、靴底のゴムのように見えるものでも種類というか、細かく言うとゴムじゃないものもあるのでよく調べてから購入するか、修理屋さんにお願いした方が無難だと思います。






プライマーが乾いたら いよいよヒールの接着です。

ヒールは取り付けてから形を整えるので形がピッタり合ってませんね。





この後、コバとヒールを粗削りして形を決めます。




粗削りをして形を確認したらペーパーの番手を目の細かいものにしてコバをキレイにしていきます。




ペーパーでコバをある程度キレイにした状態がコチラ。

形は整いました。


ただ、革の目がまだ潰れてないんですよね。





革の目を潰すためにさらに目の細かいペーパーを使い、手作業でペーパーがけをします。






ペーパーがけをしたあとはコテを使いも~っと革の目を潰します。





するとこのようになります。

キレイになりました。





コバがキレイになったあとは染色です。





が、今回はここまで。






作業がここまで来るとブーツらしくなってきます。





作っていても 「もうチョット!!」 と気合いが入ります。






















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥105,000(税込¥113,400)~

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