トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

短靴の作成。その2

2014-01-31 12:24:08 | Boots
チョット前に記事にしたサンプル用短靴の続きです。


前回は親子穴という飾り穴を紹介しましたが、今回は 『ギザ刃』 という加工を
紹介します。



ギザ刃とは革の切り口をギザギザのカットにする事です。

紳士靴のウィングチップなんかに使われている加工です。

写真はストレートチップですが、切り口のギザギザがそうです。




この加工をするためにも専用の道具が必要になります。



その一つめがこちら。



ハサミです。刃がギザギザになっています。


ギザギザの大きさが違うものが何種類かあります。

細かくなればドレス寄りの靴になり、荒くなるとカジュアルな雰囲気になります。



私の作っているようなワークブーツだと荒目の方が似合いますね。




使い方はというと。

革に型紙を合わせ、ギザ刃にする部分に線を引きます。




その他の部分を裁断して型紙を外します。

シルバーのラインが引いてある部分がギザ刃にする部分です。




シルバーのラインがギザ刃の谷に合うようにしてハサミでカットしていきます。

このとき、シルバーのラインがギザ刃の谷で消えるようにカットします。

そうすると、谷の部分で型紙を同じ大きさになるんですね。


ギザ刃の山の高さは約1.5mmなんですが、靴を作る場合は1.5mmでもずれると形が崩れたり、
うまく吊り込みができなかったりします。
(けっこう細かい作業なんですよ。)





カットできた状態がこちら。

谷の部分でシルバーのラインが消えてますね。

残ったラインも作っている間に消えたり、ゴムでこすると消えちゃうペンなので心配ないです。(笑)




革をカットするにはこのハサミを使う事が多いんですが、ギザ刃にするにはもう一つ道具
があります。



もう一つの道具はほとんど使う事はないんですが、今回は使ってみました。



でも、あとの一つはチョット特殊な使い方をしたので、もう少し作業が進んでから紹介しますね。












トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。

工房までの道のり。

2014-01-28 13:16:01 | その他
先日、お越しいただいたお客さまの話なんですが、予定の時間を過ぎても
なかなかお越しになりません。

その後、無事に到着され(ホッ!)お話しをすると「通り過ぎちゃった。」との事でした。(汗)


トンリョウの工房は「チョット分かりずらい」というか通りに面していないので
通り過ぎてしまう事が多いようです。


なので今回は最寄駅からの道のりを案内したいと思います。



まず、最寄駅は  新京成線の 『元山』  という駅です。

松戸駅や京成津田沼駅から乗り換えの電車なんですが、ちょっとローカルな電車です。(笑)


元山駅の改札口はこんな感じです。

けっこうキレイでしょ!?
こじんまりしたなかなか良い改札口だと思っています。



改札を出て右側に進み、階段を下りると。

今回は駅ビルと呼んでおきましょう。(笑)
地元の方で毎日盛況のスーパーや2階には100円ショップ、3階改札階には美容室などがあります。


駅を出たら左に進みます。


間違って 右 に行ってしまうと。

突き当りは 『陸上自衛隊松戸駐屯地』 になります。

床屋のクルクルの先にあるレンガ色の建物はもつ焼き屋さんです。
人気店らしく何度か行った事があるんですが、満員で入れませんでした。(悲)
お持ち帰りもできるので食べた事があるんですが 「おいしい!!」 ですよ!


話が逸れましたが道案内に戻ります。


駅を出て左に進むと踏切りがあります。

新京成線の車両は何種類か走っていて、これは一番新しい車両ですね。


もう少し津田沼寄りに行ったところに緩やかなカーブがあるんですが 『鉄ちゃん』 の撮影スポットに
なっているらしく三脚を構えて撮影している人を何人も見た事があります。


踏切りを渡ると右側に本屋さんがあります。

昔は駅前通りも賑わっていたそうなんですが、今はシャッターが閉まったお店もチラホラとあります。


この通りをまっすぐ進むと。

トンリョウの工房は居酒屋さん 『小樽』 の先です。
この小樽で 『のど黒(赤むつ)』 という魚の煮つけを食べたんですが美味しかった~!!




そして、いよいよトンリョウのある建物です。

ちょっと薄暗いんだよな~・・・・・

通りには看板も出していないのでココが分からずに通り過ぎてしまう方が多いようです。



通路に入ると。

ひっそりとしてます。(笑)

電気や水道関係の事務所や倉庫にしている会社が多いようで、昼間は出払っている為
静かなんですよね。



左側の2件目がトンリョウの工房になります。

こうして改めて見てみると、とても分かりずらいですね。


やっぱり看板等は必要かな~・・・・












トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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VANSONのライダース

2014-01-24 12:19:47 | その他
今回は私の持ち物を紹介します。


私は着るものや持っている物はほとんどの物が気に入ったものです。
当たり前の事なんでしょうが(笑) 私の場合、そこに『ブランド』はあんまり関係ないんですよね。


なので「ここのブランドだから買おう!」というブランド名が優先の感覚がないんです。

ブランド名よりも、デザインや素材.形.使い勝手を大切にします。


そんな中で私の持っている数少ない有名どころのライダースです。



VANSONのボーンです。


私が高校生のとき(【渋カジ】のときです)雑誌で見て衝撃が走りました。
(チョット大げさかな?)

とにかくカッコよく見えたんですね。

しかし、高校生でVANSONなんて高価で手が出ませんでした。(悲)
コピー商品のようなものはあったんですが、やっぱり本物とは違うんですよね。


インターネットが普及してからチョイチョイ気にはしていたんですがなかなか程度の良いものが
なく数年が経ちました。


そして、4年前に見つけました!

購入し、荷物が到着したときはとてもうれしかったのを憶えています。


でも・・・・  ところどころ荒いんです。(苦笑)



ステッチが特に目立ちます。
職業柄よく見ちゃうんですよね。(笑)

でもUSA製! これも 『アジ』 です!
(と自分に言い聞かせてます。)




そして、何よりもデザイン.素材共にハードです。(笑)

初めて袖を通したときは「なんじゃコリャ?」と思うぐらいカッチカッチでした。



まだ馴染んだとは言えませんが、徐々に良くなってます。

革製品の場合、馴染んでいく様子や表情が変わっていくところがとてもイイですよね。


私も同じ『革』を扱う仕事をしていますが革の魅力を伝えていきたいと思います。













トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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ブーツじゃなくて短靴。

2014-01-21 18:04:50 | 道具
夏に向けてサンプルを作っています。
(だいぶ早い気がしますが・・・【笑】)


今回はブーツではなく、短靴と言われる くるぶし下までの丈で作っています。
(普通の靴の事ですね。【笑】)


普通のデザインだと面白くないのでチョットデザインを考えてみました。
(デザインの説明は作る工程で紹介します。)



今回作る短靴のデザインの一つで 『親子穴』 というものを開けます。


親子穴とはドレスシューズなんかで切り替えし部分に開いている大小の穴の事です。


革に大小の穴を開けるんですが、穴を開ける道具はこちら。



写真上が親穴用。 下が小穴用です。

この道具は 『丸ヌキ』 とか 『ポンチ』 とか言ったりします。


小穴用のヌキは二つがくっついています。
たくさん開けるのでくっついていると便利なんですよね。




どのように使うかと言うと。



予め型紙に開けていた穴と同じところにヌキを乗せ、上からポンポンで叩くと
穴が開きます。

親穴と小穴の間隔とか穴の大きさで随分違って見えるんですよ。


今回使った親穴は直径3.3mmの大きさです。

この親穴が3.5mmになるだけでも雰囲気が変わるんです。



すべて穴を開けた状態がこちら。

これが親子穴です。



革の下部分に穴が開いていないのは吊り込みで隠れてしまう部分だからです。

吊り込みで革を引っ張るので穴が開いていない方が強度も強いですからね。



トンリョウではこうした飾り穴も一つ一つ手で作業しています。
















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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履き心地を考えて。

2014-01-18 12:25:06 | Boots
1月7日のブログの中で私がブーツ作りについて考えている事を書きましたが
今回はその中で 『履き心地が良い事』 について紹介します。



『履き心地が良い』 といってどんなものを想像しますかね?


スニーカー?それともサンダル?

私の作っているブーツはスニーカーやサンダルとは比較対象になりにくいんですが(笑)それでも
履き心地を考えてブーツを作っています。


お客さまの足を採寸してブーツを作るので当たり前の事になるかも知れませんが、それだけではありません。


私の工房にお越しいただいたお客さまでサンプルブーツを履けるサイズのお客さまには実際に
トンリョウのブーツを履いていただいています。


もちろん、サンプルブーツなのでお客さまの足には合っていませんが、
それでも 「軽い」 や 「硬くない」「足が痛くない」 などの感想をいただきます。

とてもうれしい事なんですが、これは作りが既製品のワークブーツと大きく違うからなんです。
(『作り』 といっても使用する材料も関係しますが。)


私も以前は既製品のエンジニアブーツを履いていましたが今はとても履く気になりません。(笑)

編み上げのブーツでさえ去年は2回ぐらいしか履いていない気がします。


足に合ったブーツを履くとどうしてもそちらを履くようになっちゃうんですよね。




どうして履き心地が違うのかというと、これが一番大きいでしょうか。

ブーツの内側なんですが、切り替えしを少なくしています。切り替えしを少なくする事によって足あたりをソフトに
出来る事と糸が擦れる事も少なくしています。

切り替えの場所も甲革(表革)とは別なので「一か所が足に当たる。」 という事も少なくなっています。

ブーツは足を抑える事が必要になるんですが 『線で抑える』 のではなく 『面で抑える』 作りをしているんです。



そして、使用している革は素上げの牛革を使用しているので吸湿性も良いんですよ。


他にもチョイチョイ工夫をしているんですが、あとは企業秘密です。(笑)



既製品のワークブーツに比べると高価なものになってしまいますが、興味のある方はブーツを見てサンプルブーツが
履けるサイズであれば履いてみてください。


分からない事などがある場合もご説明させていただきます。
お気軽にご連絡くださいね。









トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

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