トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

モデルラスト作り 完成!

2012-10-31 09:51:39 | Boots
 今回はモデルラスト作りを進めます。

前回の記事から何度か修正を繰り返して形が決まりました。


次は表面を整えます。

最終的な作業として全体を布ヤスリで慣らします。


終わるとこんな感じです。

ここまでくると結構、達成感があります。(自己満足ですが・・・)


全体写真です。

この木型で作成するのは編み上げブーツなので木型はブーツ用ではなく短靴用で作ります。
靴紐を使わないブーツ(エンジニアブーツなど)の場合はブーツに足が入るよう若干ゆとりのある木型にしますが
編み上げブーツは紐を“締めたり緩めたり”できるのでゆとり分を考えません。
その為、足に合った短靴用の木型が適しているという事になります。
(サイドゴアブーツやジッパー付きのブーツはまた違うんですけど。)


最後に踵の高さが設定どおりになっているか確認します。

踵の高さを30mmに設定したのでバッチリ合ってます。(ピンボケしてますが・・・)
普通、男性が履くブーツだと20~25mmぐらいが多いかな!?
30mmあるとブーツが足に合っていない場合は履き心地の悪いブーツになってしまいます。
トンリョウでは足に合わせてブーツを作るので30mmでも問題ありません。

踵の高さを合わせるには接地部(指の付け根あたり)が接地している状態で決めます。
※全体写真の右側の状態です。

雑誌を見ていると接地が合っていない靴を良く見ます。(悲)


トウスプリング(爪先の上がり方)も確認します。

トウスプリングは17mmです。
これは普通の紳士靴に比べて高めです。
高めにしている理由は、トンリョウのブーツは普通の紳士靴に比べて底を固めに作っています。
(バイクに乗るときは柔らかい底だと疲れてしまうので。)
そのため、歩行時に靴の曲がり方が少なくなります。
靴の曲がりが少ない分をトウスプリングを高めに設定する事で補うようにしています。

あとは、個人的にですが“踵の高さ・トウスプリングの高さ”共に「このぐらいが見た目も良いかな~」っていう
バランスですかね(笑)
良く言うと“機能美”ですね!


このモデルラストを木型屋さんに持って行き、プラスチックラストにしてもらいます。



トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南3‐24‐12
電 話 : 04-7361-8810
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。



ライターケース

2012-10-29 11:06:47 | その他
 今回は私の持っているライターケースを紹介します。

まぁ、100円ライターを入れるだけのものなんですが・・・


こちらです。


おそらく8~9年前にタバコの販促品として付いてきたものです。
私の吸っている銘柄と違うタバコなんですが、当時勤めていた会社の先輩にもらいました。


爪先や踵廻りも良くできてます。

どうです、なかなかのクオリティでしょ!?
爪先の刺繍や踵のカットラインなんかも良くできてます。

もったいなくてあんまり使ってないんですけど・・・(笑)


私の履いている“ルケーシー”のウェスタンブーツと並べるとこんな感じです。

ウェスタンブーツはシルエットが美しいですよね!
買いに行くときは“トニーラマ”のウェスタンブーツが欲しかったんですが、いろいろ履いてみたら
ルケーシーのブーツが私の足に合ったみたいでこのブーツを買いました。
(予算もオーバーしちゃいましたけど・・・)
履く前のイメージだと、ウェスタンブーツはある程度足に合わないのをガマンして履くものだと思ってたんですが
このブーツはとても快適です。
バイクに乗るときも履こうと思ってたんですがシフトチェンジの箇所に刺繍があるので履けません(悲)

ちなみにウェスタンブーツの刺繍はコンピューターミシンで縫います。
(データを入力したものをコンピュータミシンにセットすると、あとはミシンが糸色・形を自動で縫っちゃいます。)
なので私が作ってもこのブーツより刺繍をキレイに縫う事ができないと思います。


私の持っているお気に入りのブーツとブーツ型ライターケースでした。



トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
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木型を削るヤスリ達

2012-10-26 11:32:30 | 道具
 今回は作成中のモデルラストに使っている道具達を紹介します。


木型を作るのにも道具達はかかせません。私は製造メーカーに勤めていた頃からモデルラストの
修正をしていたんですが、良い靴を作るにはまず“木型が良いかどうか”が大前提だと思っています。

 分からない事があれば木型屋さんに相談しに行きますし、木型屋さんを信用していない訳じゃありませんよ。
でも、じっくり出来上がったブーツをイメージしてモデルラストを削っていると楽しくなります。
(時間は木型屋さんよりかかってると思いますが・・・)


では紹介しますね。


まず、木型に肉付けするための道具です。

パテとヘラです。ファンシーなクマ?の形をしているのはパテと硬化剤を混ぜるパレットです。
100円SHOPで買いました。(大きさ・形 共にちょうどいいんですよ!)


それでこちらがヤスリ達です。

写真下から
・パテを盛った後、バリや荒目のデコボコを取るナイフ
・荒削り用のヤスリ
・木が良く削れる木ヤスリ
・荒削りより若干細かいヤスリ
・全体的な形を整えるヤスリ
・細かい凹凸を調整するヤスリ
となってます。そして、左下が仕上げの布ヤスリです。
布ヤスリは表面のザラザラを慣らすために使います。

この他に削り粉を吸い込まないようにする“マスク”は必需品ですね!(笑)

今作っているモデルラストももうチョットで完成です。引き続き集中して作ります。



トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
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モデルラスト作り

2012-10-24 18:03:07 | Boots
 モデルラスト作りの作業を進めます。


前回、パテを盛ったのでバランスを見ながら削っていきます。


初めは荒目のヤスリで削ります。

パテの盛り方がとても丁寧とはいえないので荒目のヤスリで慣らす感じですかね。

荒削りが終わった状態です。

表面はザラザラしていてラインもデコボコしてます。


次は中目のヤスリで作りたいラインにしていきます。

慎重に削らないと余計な箇所まで削ってしまい“大塚愛の【さくらんぼ】”になっちゃいます。

この削る作業は木型のいろんなところを確認しながら行います。
1、踵(かかと)を設定の高さにしたときに接地点が正しい位置になっている。
  ※トウスプリング(爪先の高さ)も見ます。
2、接地する踵と踏み付け部の底面が平行になっている。
3、踵のセンターラインが垂直になっている。
4、爪先~踏み付け部、踵がキレイなアールを描いている。
5、横から見たときの底面がキレイなラインを描いている。
6、肉付けのバランス。
  ※肉付けのバランスが良いとデザインがキレイに乗ります。
7、上・底面から見て爪先~踵まで(一周)がキレイなラインになっている。
8、全体的なバランス

という感じです。

そんなんで、気になる箇所があっても他の箇所とのバランスを見ながら削らないとラインがまとまらなかったり
おかしな接地の木型になっちゃいます。

このモデルラストは基準になるものなのでここで手を抜くと後々大変ですし、良いブーツはできません。
しかし、モデルラストがキチンとしたものであれば足に合わせた修正もバランス良くできますし、
ブーツ作りをしていても問題が起きなくなります。

削った粉で目がショボショボしますが、負けずに“削っては確認”を繰り返します。


記事を書いていても目がショボショボするので今回はこの辺で・・・ (笑)




トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
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     千葉県松戸市五香南3‐24‐12
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足に合わせた木型作り

2012-10-22 18:43:42 | Boots
 そろそろ寒くなる頃に合わせて私用のサンプルブーツを作ろうと思います。


まぁ「のんびりと」になっちゃいますが・・・
(のんびりしてたら寒い時期に履けないかなぁ???)


まずは足の採寸です。

この採寸データは、オーダー靴を作っている友人に計ってもらいました。
足の採寸は垂直?に立った状態で行うので自分で自分の足を採寸してもキチンとしたデータはとれません。
細かい事を言うと、採寸した人と靴を作る人が違っても合わなかったりする事があります。
“採寸→木型作り→靴作り”という感じで進めるので、
採寸時は寸法以外にも、足の肉付きなどのチェックをした状態から木型を作らなければいけませんし、
木型を作るときは“靴を作るとき”に革をどれだけ引っ張るか・どの方向に引っ張るかなどを
考えながら作ります。
(もっと細かい事を言うと、型紙によっても変わります。)

なので、採寸から靴作りまでを一人でこなす方が“ズレ”が無いと思っています。
(もちろん「すべての作業をキチンとできて」の話ですが)

という事で今回作る「私用」のブーツは“足にピッタリ”にならないかもしれないですね。
(あとは出来たブーツを履いてみてかな。)

説明が長くなっちゃったので進めます。


採寸データに合わせて木型を修正します。

写真左が修正前、右が修正後です。
私の足は木型より大きい箇所がなかったため削るだけでした。
(木型より足が大きい場合は木型に革を貼りますよ。)

分かりづらいと思うので

爪先以外全体的に削りました。


削った木型で型紙を作ります。

この2枚は“元型”といいます。この元型から各パーツにばらしていきます。


元型の状態でブーツのカットライン・筒の立ち具合などなどをチェックします。

写真左が筒の立ち具合。右がカットラインです。
この状態では中底がないので、中底の厚み分を考えてカットラインを修正するか判断します。


今回作るのはウエスタンタイプのブーツなんですが、素材や色はまだ考えていないのでここでストップです。






トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
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