トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

エンジニアブーツにだし縫い。

2013-08-30 11:22:17 | Boots
作成中のエンジニアブーツにだし縫いをかけました。


だし縫いは外注さんにお願いしているため、今回も浅草のだし縫い屋さんに
行ってきました。


以前にも記事にしましたが、だし縫いをかけてくれる職人さんは70歳を過ぎていると
思われます。
(直接お年を聞いていないのですが、話をしていると70歳を超えている年齢なので。)


いつものように 『糸の色、シングルorダブル』 を伝えて縫ってもらったんですが、
縫うときにチョットしたトラブルが起きちゃったんです!



どんなトラブルかの前に状況説明から。

だし縫いの機械はブーツを上下逆にしてかけます。
こんな感じです。

この写真は以前作ったブーツの写真なんですが、ブーツが上下逆になってるでしょ!?


今回は写真とは違うだし縫い機でかけたんですが、だし縫いをかけ始めると職人さんが
「腹に当たっちゃうなー。」 と・・・・・


「何の事だろう??」 と思い見てみるとブーツの筒(シャフト部)がお腹に当たってました。(笑)


職人さん、お腹が 『ポッコリ』 してるんですよね。(笑)


持って行ったのが午後1時30分ぐらいだったので 「今度からはもう少し遅く来ましょうか?」 と
聞いたら(もちろん冗談ですよ。) 「夕方になっても(腹は)へこまねえよ。 へへへッ!」 ですって!(笑)


ともあれ、無事に?だし縫いがかかりました。

ブーツらしい形になってきました。(喜)



バッファローレザーのシボがいい感じです!



今回は 『ダブル』 の仕様なので踵もだし縫いがかかってます。



完成が見えてきました。

あとはヒールを取り付けてコバを仕上げれば完成です。










トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。

エンジニアブーツにすくい縫い

2013-08-27 14:39:24 | Boots
作成中のエンジニアブーツにすくい縫いをかけました。


私はこのすくい縫いをしているときが一番「ブーツを作ってるな~。」と感じます。


すくい縫い後の工程のほうがブーツの形になっていくんですが何でだろう?

チョット考えてみたんですが・・・・・よく分かりません(笑)




それでは作業のほうに。


中底の溝(内側)からすくい針を刺しウェルトまで貫通させます。

これで 中底.アッパー.ウェルト を縫い付けます。



貫通させた穴に糸を通します。

中底側とウェルト側から糸を通します。

『まず片方をある程度引き、その後でもう片方を先に引いた糸と一緒に引く。』 という面倒くさい方法です。
なぜかというと、穴が小さいので両方を同時に引けないんです。


両方の糸が通ったら糸を締めます。

写真は締める前でした・・・・(汗)

糸を締めるには右手はすくい針の柄、左手は手のひらに糸を一周巻いて引きます。

その為に左手には厚めの手袋をしてるんです。



これを 『シングル』 の場合は踵以外、 『ダブル』 の場合はグルッと一周縫っていきます。

“すくい針を刺し→糸を片方ずつ通し→糸を締める”  この作業の繰り返しなので結構時間がかかるんですよ。



今回のエンジニアブーツはお客さまの要望で 『ダブル』 の仕様なのでグルッと一周ウェルトを縫い付けました。


すくい縫いが終わったら余分な革を切りまわします。

アッパーの革も吊り込みが終わった後とすくい縫いが終わった後の計2回切りまわします。



これですくい縫いが終了です。

この状態を見ると 「ふぅ!」 と一息です。(喜)


ここまで来ると完成が見えてきます。


この後、ミッドソール.アウトソールを貼るとブーツらしくなります。



こりゃカッコいいエンジニアブーツができるぞ~!!(嬉)








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包丁研ぎ。

2013-08-23 15:11:44 | Boots
ブーツを作るときに使う包丁達が切れなくなってきたので研ぎました。


包丁は型紙を裁つとき.革を切るとき.中底の加工をするとき など、一足のブーツを作るにあたり
たくさんの場面で登場します。

用途別に使い分けたり、切れなくなったら次の包丁を使ったりしながらなので、包丁を研ぐときは
3~5本を研ぎます。



今回は3本の包丁が切れなくなったので3本を研ぎました。


研ぐ前はこんな感じです。

刃の左側が擦れています。
(右側はカケちゃってるんですが研いでいるうちにカケが無くなるでしょう。)

靴作りに使う包丁は料理用の包丁と違い両端をメインに使うので端が切れなくなったら研がなくちゃいけません。




では研ぎましょう。



まずは、砥石に水をかけます。


その後、水がある程度滲みたら包丁を研ぎます。

最初は表側から研ぎます。力を一定に入れて砥石の端から端まで使うようにして研ぎます。

このとき、包丁の角度も一定にしておかないとキレイな刃が付きません。



研ぐと砥石はこんな感じになります。

『とくそ』 といって砥石の削れたものと包丁の削れたものが混ざりグレーになります。



表側が終わったら次は裏側です。

裏側には 『鋼』 が付いているので軽くバリを取る感じでOKです。
あまり研ぐと鋼が薄くなり刃が弱い包丁になってしまいます。



研ぎ終わった包丁はこんな感じです。

左側がキレイになってるでしょう!?


最後に指先で切れ味を確認して終了です。
(血が出るほどの確認はしませんよ【笑】)



包丁を研ぐのはチョット面倒ですが(笑)、切れない包丁で作業をすると
ケガをする危険性もありますし、効率も悪くなります。

あとは、切れない包丁は作業をする気分が乗りません!!
これが包丁を研ぐ一番の理由かもしれませんね!(笑)




さて包丁が切れるようになった事だし作業を進めなくちゃ!









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価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
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葛飾北斎の富士

2013-08-20 14:04:35 | その他
先日、自宅のHDDレコーダーを整理していたら何年か前に録画した葛飾北斎の番組がありました。


消去するのはもったいなかったのでDVDにダビングしたんですが、あらためて観ると葛飾北斎と言う人の
画家としての情熱というか執念みたいなものが伝わってきました。


葛飾北斎の代表作として 『冨嶽三十六景』 がありますが、その中でも有名なものが
『神奈川沖浪裏』 ですね。

見た事はある絵でしたが 『神奈川沖浪裏』 という名前は知りませんでした。

波に躍動感があり、今にも波しぶきが飛んできそうです。


この作品の以前にも似た構図で作品を描いているんですが波の迫力はここまでではありません。




葛飾北斎はこの作品を画家になって40年以上してから描いたそうです。


40年以上 同じ仕事?をしていてもこのように新しいものを作れるというのはスゴイ事だと思います。

日々の探究心や向上心があってこそできる事ですよね。



私も探究心.向上心を忘れずにブーツを作っていかなくちゃ!!


20年後にはもっと良いブーツが作れるように!!

























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バッファローエンジニアブーツのアッパー

2013-08-16 14:26:17 | Boots
オーダーをいただいているブーツのアッパーが完成しました。


今回、オーダーをいただいたのはエンジニアブーツなんですが、アッパーにあまり見ない
素材を使っています。


その素材は 『バッファローレザー』 です。

バッファローとは水牛の事で、革の表面がステアとはだいぶ違っています。

いつもお世話になっている革問屋さんにサンプルとして入荷したものを譲ってもらいました。



デザインも普通のエンジニアブーツからチョット変更しています。



完成したアッパーがこちらです。



履き口に切り替えを入れて別素材を使っています。


履き口.ベルトなどに使っている素材は 『ヌメのステア』です。


お客さまの要望で、履き口の裏もターコイズブルーの革を使っています。



今回のエンジニアブーツは私も完成が楽しみです。
(と言うのも、打ち合わせのときに「私が履きたいエンジニアブーツ」をお話しして
 そのブーツに近い形になっているからです。)




カッコいいエンジニアブーツが出来そうです!!













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