なかなかですね。

久しぶりのブログ更新になります。


コロナウイルスがなかなか収束しませんね。





さて、工房ではコツコツと作業を進めています。



今日はオーダーをいただいてるブーツの型紙を裁ってます。



デザインはこちらです。

愛知県にお住まいのSさんからオーダーをいただいたショートのプレーンブーツです。




アッパー（表革）の型紙はこうなりました。

この他にバックステイとクリッピング前の裁断型を裁ちます。



ここで一つ。
みなさんエンジニアブーツのようなプルオンブーツのシャフトの履き口って内側と外側の高さが違うのを知ってますか？
（ウェスタンブーツやペコスブーツのような履き口の場合は別です。）

もしエンジニアブーツをお持ちでしたら確認してみてください。
（特にレッドウィングのエンジニアブーツは内と外のラインが極端に違いますね。）


そもそもプルオンブーツのシャフトって型紙で内側と外側を直線にしてしまうとブーツが完成したときに直線に見えないんです。


外側が特に目立って見えるんですが横から見たときに真ん中が少し凹んで見えるんです。


外側が凹んで見えて内側が高くなるんですね。



なのでこのような型紙になります。

画像の右側が外、左側が内となります。

このアールのライン取りはさまざまですが今回のブーツはこのぐらい強めにつけた方がブーツが完成したときにカッコよく見えると思いこのラインにしました。


このぐらいのアールがついてるとブーツが完成したときに少し外側の横が膨らんで見える仕上がりになるでしょう。


これは使用する革の雰囲気と革の色、デザインを考えたラインになってます。


ブーツってベルトの無いシンプルなデザインでもカッコいいものとそうでないものがありませんか？


それはつま先やヒールの高さといった木型の形だけでなく型紙のライン取りによっても違いが出るものなんですよ。




みなさんのブーツは履き口を横から見たときに真ん中が凹んで見えませんか？










トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。





価格　：　ラスト(木型)代　　￥ 21,000（税込￥23,100）　※初回のご注文の場合は必要になります。
　　　　　 ブーツ代　　　　 ￥108,000（税込￥118,800）～




　
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