<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「愛はいつも」

2011年03月25日 | 
私にはわかる
人の愛しかたが

私にはわからない
愛され方が

幸せも悲しみも
いつもあなたの鏡
あなたが泣けば私も泣くし
あなたが喜べば私も嬉しい

愛はいつも惜しみなく
何かを失うことなど怖れない
目が見えなければ私の目を
耳が聞こえなければ私の耳を
口がきけなければ私の舌を
あなたにあげましょう

愛はいつも
愛はいつも
愛はいつも
あなたのそばにある

私にはわかる
人の愛しかたが

私にはわからない
愛され方が

泉のように湧き出る想いを
あなたに注ぎ続ける
あなたが生きれば私も生きるし
あなたが倒れると私も終わる

愛はいつも惜しみなく
何かを奪うことを怖れない
手が使えなければ私の手を
歩くことができなければ私の足を
踊る事ができなければ私の音楽を
あなたにあげましょう

愛はいつも
愛はいつも
愛はいつも
あなたとともにある



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『星が降る』

2011年02月19日 | 
星が降る
あなたの髪 光り

星が降る
頬に伝う 光

プロフィール影となり 私の胸を打つ

星が降る
川面に映る 光

星が降る
さざなみに寄り添う

長い髪 風となり 私の胸を打つ

これからの想いをどこに伝えたらいいの
どこに向かえばいいの
教えて

星が降る
あなたの髪 光り

星が降る
頬に伝う 光

突然の言い訳 私の心裂き

これからの想いをどこに伝えたらいいの
どこに向かえばいいの
悲しい

ああ
星のまたたき やんで見つめる
あなたの横顔
沈んだまなざし
何故に星より美しい

ああ
いつかまた 輝いてくれるだろうか
私の星よ
私のあなた
降る星よりも美しい





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ウサギとリザード」

2011年02月05日 | 
死が僕を捕まえにくるなら
もうちょっとだけ待ってくれ。

あの娘に言いたいことがあるんだ
今、思い出したんだ。

だから
もう少しだけ時間をくれないか。

生きているならすることがある
何か人のためになりたい。

誰かに喜んでもらうにはどうしたらいいのかな。

友達に電話してみたけど
みんな忙しいみたいだ。

僕はきっと必要ないね。

本も燃やした。写真も燃やした。
もう必要ないから。

僕の想い出ってこんなに少なかったかな。

気のいい親友がひとり
僕をなごませてくれるよ。

これでいいかな、こんなものでいいかな。
想い出は嬉しいものだけじゃないから。
無理に作らなくてもいいね。

生きているうちにあの娘に言いたいことがあるんだ。
赤いウサギさえ見つかれば
きっと僕は少し長く生きられて
あの娘の笑顔が見れると思う。
だから

死が追いかけてきても
僕は逃げるから
手を握っていてくれないか。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『想い』

2011年01月23日 | 
人は想いの重さだけ
進む足取りが遅くなり
それでも、前だけ見なければ
生きていく勇気につながらない

その最初の一歩が
胸の痛みと共にある

踏み出したそこが沼地だったこともある

沈んでゆく足元をみながら
後悔の涙を流したことも

長く生きれば生きるほど
想いは積み重なり

それは罪となって
それは贖いとなって
それは赦しとなって
形を変えて
心を揺さぶり続ける

けれど
愛おしい心がある限り
私の前にあなたがいる限り

私は生きていけるだろう

たとえ歩けなくなる日が来ても
前にあなたがいる限り
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「頑張る人」

2010年05月12日 | 


私は「頑張る」ことは嫌い。

頑張ってないように見せたいし、「努力」という言葉も嫌い。

私の辞書に「努力」はないね。

もっと気楽に、もっと楽に、
できればつらいことからは逃げて、

そんな風に生きていて、

それでもまだ、違う風に吹かれてみたいと思っている。

その風は冷たいだろうか、
熱いだろうか、

それとも濡れているだろうか。

新鮮な驚きに飢えているのか、
まったく「ばかげたこと」でもやってみたい。

だから頑張ったりしていない。

「頑張るね。」と言われたときの
私の「しまった!!」感は誰にもわからない。

風の吹く方向に顔を向け、
踏み出した足は引っ込めたりしない。

それが「頑張る」とは違う事だということを
どう説明したらいいのか。

愚痴も言うし、だらだらもする。

走ったり、止まったり、歩いたりする。

時には眠ってしまうときもある。

頑張らずにこの世を生きて、
飄々と風に吹かれていたい、ということを

説明はしなくていいね。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『何かのために、誰かのために』

2010年04月01日 | 
わがままで、孤独で、そして冷たい
そんな瞳を持つ彼だけど
心はいつも野辺の花のよう

変幻自在に自由する
その表情からは
彼の固い決心は読み取れない

けれど
いつも
何かのために、誰かのために歌う彼

誰も踏み入れたことのない世界に
勇気の一歩を出すことは
ほかの誰もができることじゃない

けれど柔和な彼の顔には
苦労のかけらも感じられず
楽しい幸せな生活だけを
面ににじませている

僕の苦労は君のため

いつも
何かのために、誰かのために歌う彼

彼の深い懐と
彼の深い魂は

海のように沁みて

私たちに何かを届ける

いつも
何かのために、誰かのために歌う彼


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『憧れの海』

2009年06月10日 | 
私には憧れがある。

オホーツク海に帰りたい、という憧れ。
北国の、灰色に光る海に帰りたい。

こんな想いはいつから抱くようになったのか、まったく覚えていないのだが、
北海道へ旅行したとき、どうしてもオホーツク海を見たくて、網走から知床半島を走った。

私は明るくPOPなものが好きだ。
絵も、暗い絵は好きではない。

沈んだ文章だって好きではない。
マイナーなことばかり考える人も好きではない。

こんな素敵な世の中に生きていて、なんの不足があるかと思う。

だけど、私の憧れは南の島でもなく、太平洋でもなく、
暗く希望がないように見えるオホーツク海なのだ。

たぶん、私はそこから生まれてきたのだ。
川を見ても、海を見ても、同じことを感じる。
水から生まれてきたことを。
そして、同じ水でも私の心を捉えて離さないオホーツクの魅力。

それを説明してくれる人はいるだろうか。

私はそれは自分では説明できないのだ。
ただオホーツク海を眺めていると、すべての出来事が無に還っていくような気がする。
神がいるのかな。
海の神が呼んでいるのか。

果たして、もう二度と見られない海かと思うと、よけい憧れが強くなる。

私が死んだら誰か連れていってくれるかな。

これは決して悲観して言ってるわけではない、本当に憧れの海へ還っていきたいと思っているのだ。

希望の生まれる海へ還っていきたいと思っているのだ。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『赤い靴』

2009年04月25日 | 
若者よ
足元を見よ
脆い砂ではないか
小さく砕かれた砂利ではないか
奈落の底に落ちる夢をみないか

心を省みて
話す言葉を選ぼう

軽はずみな発言は誰かを傷つけていないか
臆病な発言は誰かを苛立たせてはいないか

恋に夢見て大事なものを見落としていないか
夢よりも大事なものがこの世にはある

現実を見て、それから夢を見て、
そして又現実を見て、そうして人間は生きていく

この世のメディアは赤い靴
踊らされることなかれ

ほら、デジタル画面が神のように
絶対的な力を持ってせまってくる

若者よ
バーチャルの世界を見すぎて足元の砂を見まごうなかれ
そこは脆くもあぶない崖の上



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「誕生日」

2009年03月18日 | 
今日は、誕生日。

お誕生日おめでとうございます。

自分は生まれてきて良かったと思ってるけど、あなたは?

大きな愛に感謝して、小さな痛みは忘れましょう。

歳をとるごとに、いろんな事を忘れていく、

なんて幸せなんでしょう。

この胸の中に抱いてる想い、

軽く小さな羽根のような想い、

綿菓子のような想い、

いつしか透明な空気のようになっても

甘い香りだけが、私を包む。

手に触れ、足に触れ、目に止まる現実がいつもつらいものであっても、

今日は生まれてきたことに感謝して、

静かに更ける夜に感謝して、

心地よい眠りを与えてくれる闇に感謝して、

そして、

誕生日の夜明けを待つのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『過ぎていった恋』

2009年02月16日 | 
恋は過ぎていくもの

そう思っていたけれど

数年前に別れたあなたを見かけた。

心臓は早鐘のように鳴り

喉がからからになった。

何の感情なんだろう。

元気そうだ、よかった、とても心配してたから、あなたの身体。

本当に良かった、嬉しい。

でも、私の知らない世界を生きている、

淋しい。

私だって、あなたの知らない世界に生きている。

お互い様で、お互い幸せで、それでいいはず。

この湧き上がる感情は何だろう。

恋は過ぎてなかったのかもしれない。

そうでなければ、この淋しさはきっと説明がつかない。

ドライな私、自分でそう思っていたけれど、

泣いて別れた日を昨日のことのように思い出す。

これからも会うことはないけれど、

恋が生きていたかも、

すこしづつ、じんわりと幸福感に包まれて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする