<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

音楽劇は何故楽しいか。

2009年07月31日 | ジュリー演劇
ジュリーの音楽劇を観るようになって、初めて知ったこのジャンル。

それまでの「音楽劇」の形態がどのようなものだったのか、ちょっと解りませんが、「ミュージカル」とは明らかに別物。

「ミュージカル」の楽しさはTV、映画などで知ってはいたものの、ジュリーの「音楽劇」がこんなに楽しいものだとは知りませんでした。

ジュリーの音楽劇に限っていえば、
① 歌が上手くない人でも歌う。
② ストーリーに関係なく唐突に歌の世界に入ることもある。
③ ダンスも一緒についたりする。

これは「ミュージカル」でも同じじゃん、と言う人もいると思いますが、ちょっと違う。
ミュージカルは台詞をメロディに乗せて歌うというのがほとんどで。
ミュージカルの舞台そのものを観たのは、3回ほどですが、
踊って歌うように見えるミュージカルも、本当に踊りながら歌うのはごくわずか。
ダンスシーンはダンスシーン、歌は歌。
何故なら、そこはスペシャリストなので、完全にダンスと歌を見せたいから。激しいダンスを踊りながら歌うのは至難の業です。
映画なんかは合成ができるからいいのですね。
でも、今は口パクという手法もありますか・・。

とにかく上手く説明できないけど、
「音楽劇」というジャンルは楽しいのです。ロックあり、バラードあり、歌謡曲あり。
劇と歌が同時に楽しめる。

これからミュージカルは、古典になり、音楽劇の方が主流になる、と思っているのですがどうでしょ。(笑)

以前みた「朧の森に棲む鬼」(阿部サダヲの歌が最高)も音楽劇でした。
これは全編に流れる疾走感あふれるロックで見も心も躍りましたよー。

楽しくて何度見ても飽きません。

ジュリーの音楽劇の「いつかヴァスコダガマに」「風狂伝」など一連の久世作品。今も続いているマキノさんの作品、いずれも、女優さんとのデュエットがあります。
実はこれは、単に歌手だけの活動では絶対にありえないことですよね。
音楽劇をやってるからこそ、珠玉のデュエットが聴けます。

ジュリーの女性とハモる時の声の美しさ。
はっきりロックを歌うときと使い分けている発声法。
ソロで歌うときと違う発声をしてるのはみなさんもご存知ですよね。
あの優しさが好きなのです。
そして巧みさに惚れるのです。

女優さんはいっぱいいっぱいで一生懸命歌ってるから、それに合わせて寄り添うように歌うジュリーの声。
惚れまする。

これからも、「音楽劇」はずっと続けて欲しいし、又、演劇界ももっと音楽劇を取り入れて欲しいなあ、と思います。

歌が入るとこんなに楽しいのか、って思います。
それもみんなが口ずさめるような難解じゃない音楽。

そういうコンセプトにぴったりはまる音楽を作ってくれるのがcobaさん。
来年も是非期待しています!

アルバムもそうですが、毎年、新しいものを提供するジュリーのエネルギーに感服です!



コメント (7)
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