最近相次いで「過干渉の親が子に与える影響」について
考えさせられる事があり、
ちょっと書いてみようかと。
子どもが自分で考えて自分で決めてしかるべき事がらに親が口を出し、
親が決めてしまう事を過干渉と言う。
小さな頃からそれが続いて、不登校になり
そのまま大人になってしまった事例です。
最近会社に入った30才の女性事務員。
大人しい娘だな、という印象だったけど、
私が彼女の教育をしていく上で、
あまりにも自分がないので、とにかく驚きの連続で
「14、5才の女児と話してる感覚」でした。
言われた事をするのは当たり前。
できたら○というのも当たり前。
それは小学生でもできる。
ただ紙を切るだけ、ただ字を書くだけ。
それが普通なら、キレイに切ろう、何故こういうふうに切るのか、
何故切らないといけないのか、考えてやるのが仕事。
字を書くのも、誰が読むのか、美しい字を書くためにはどうしたらいいのか、と考えるのが大人。
それがまったく頭の中にない、というか、
はい、できました。と言って私に差し出したものが、
びっくりするほど不出来で。
「これ、間違いがないかもう一度見直して」と
再度見させた書類が、
間違いが訂正されてない状態で戻ってきたので
「間違いを見つける為に見直してもらってるのよ?間違いを見つけてもらわないと見直した事にはならないのよ」と言ったら
あやうく泣きそうに…。
頭を抱える毎日を過ごして、腫れ物に触るように接して
トライアル期間を満了し、正社員になるかどうか希望を聞いたところ
すぐに答えが帰ってこず、
家に帰ってお母さんに相談したようで、
「自信がない、もう少し考えたい」という返事が返ってきたのです。
ここで初めてお母さんの過干渉だ、と思い当たりました。
ずっと不登校で家に引きこもり、
やっと就職したところでいじめられ数ヶ月で退社。
職安に通いうちの会社に就職したのは
この娘にとって、ものすごく幸運だと思うのに、
(6人いる事務員は全員すごく優しい)イジメなんて
考えられない職場なのに、
自分で物事を決められないように育ってしまった娘を
自立させられない母親。
30才になる自分の娘の将来を背負うつもりなんでしょうね。
次は母親が私の知り合い。
敢えて友達とは言いません。
子どもが3人、
一番下の男の子がすでに28才。
上にお姉ちゃんが2人。
誰も結婚してない、ここまではよくある話だけど。
3人とも不登校できて、高校も卒業できず。
よくある引きこもりかと思ってたけど実際は
そうではなく、
親の過干渉によるものだと最近気付きました。
母親は本当に世話好き。誰の世話もよく焼いて
いつ何時でもいろいろな物を持ち歩き
ハサミある?ペンは?セロテープ?絆創膏?
何でも持ってる。
すごいなあ、と思ってたけど、
それは単に「自分が持ってないと不安」なだけでした。
そうやって家庭でも全ての世話をやいて
自分で何も決められない子になってしまった。
でも親子は、この状態を脱しないといけない、
とはまったく思ってないようす。
家族の為に必死になるの、何が悪いの?
口出ししないで、という考え方から抜け出せない。
母親の友達の農家で、ブロッコリーの収穫の手伝いに母親と息子で行ったときの事、
とても楽しそうだったので「明日もおいで」と誘ったら
息子は「来たい」と言ったので「おいで~」と言ったら
母親が、「私が明日連れて来れないからだめ」と。
友達はびっくり、28才の子に送り迎えがいる?!
「1人で来れるよね?1人でおいで」と言うと息子はこっくりと頷いた。
果たして次の日、どうしたかというと、
父親が代わって連れてきた…。
そして不安になってる母親は、
時間より早く迎えにきて連れて帰っていった…。
ここまで共依存の関係が続いていてしまったら
3人の大人になった子どもの将来はいったい
どうなるんだろう…。
急にこの家庭の事が気になってるこの頃。
子どもが小さな頃は気がつかれにくい過干渉。
過保護や過干渉の親から逃れようとして
アイデンティティーの確立の過程で反抗しようとする子ども。
それがないとこういう風になるのかぁと
つくづく思うこの頃です。
考えさせられる事があり、
ちょっと書いてみようかと。
子どもが自分で考えて自分で決めてしかるべき事がらに親が口を出し、
親が決めてしまう事を過干渉と言う。
小さな頃からそれが続いて、不登校になり
そのまま大人になってしまった事例です。
最近会社に入った30才の女性事務員。
大人しい娘だな、という印象だったけど、
私が彼女の教育をしていく上で、
あまりにも自分がないので、とにかく驚きの連続で
「14、5才の女児と話してる感覚」でした。
言われた事をするのは当たり前。
できたら○というのも当たり前。
それは小学生でもできる。
ただ紙を切るだけ、ただ字を書くだけ。
それが普通なら、キレイに切ろう、何故こういうふうに切るのか、
何故切らないといけないのか、考えてやるのが仕事。
字を書くのも、誰が読むのか、美しい字を書くためにはどうしたらいいのか、と考えるのが大人。
それがまったく頭の中にない、というか、
はい、できました。と言って私に差し出したものが、
びっくりするほど不出来で。
「これ、間違いがないかもう一度見直して」と
再度見させた書類が、
間違いが訂正されてない状態で戻ってきたので
「間違いを見つける為に見直してもらってるのよ?間違いを見つけてもらわないと見直した事にはならないのよ」と言ったら
あやうく泣きそうに…。
頭を抱える毎日を過ごして、腫れ物に触るように接して
トライアル期間を満了し、正社員になるかどうか希望を聞いたところ
すぐに答えが帰ってこず、
家に帰ってお母さんに相談したようで、
「自信がない、もう少し考えたい」という返事が返ってきたのです。
ここで初めてお母さんの過干渉だ、と思い当たりました。
ずっと不登校で家に引きこもり、
やっと就職したところでいじめられ数ヶ月で退社。
職安に通いうちの会社に就職したのは
この娘にとって、ものすごく幸運だと思うのに、
(6人いる事務員は全員すごく優しい)イジメなんて
考えられない職場なのに、
自分で物事を決められないように育ってしまった娘を
自立させられない母親。
30才になる自分の娘の将来を背負うつもりなんでしょうね。
次は母親が私の知り合い。
敢えて友達とは言いません。
子どもが3人、
一番下の男の子がすでに28才。
上にお姉ちゃんが2人。
誰も結婚してない、ここまではよくある話だけど。
3人とも不登校できて、高校も卒業できず。
よくある引きこもりかと思ってたけど実際は
そうではなく、
親の過干渉によるものだと最近気付きました。
母親は本当に世話好き。誰の世話もよく焼いて
いつ何時でもいろいろな物を持ち歩き
ハサミある?ペンは?セロテープ?絆創膏?
何でも持ってる。
すごいなあ、と思ってたけど、
それは単に「自分が持ってないと不安」なだけでした。
そうやって家庭でも全ての世話をやいて
自分で何も決められない子になってしまった。
でも親子は、この状態を脱しないといけない、
とはまったく思ってないようす。
家族の為に必死になるの、何が悪いの?
口出ししないで、という考え方から抜け出せない。
母親の友達の農家で、ブロッコリーの収穫の手伝いに母親と息子で行ったときの事、
とても楽しそうだったので「明日もおいで」と誘ったら
息子は「来たい」と言ったので「おいで~」と言ったら
母親が、「私が明日連れて来れないからだめ」と。
友達はびっくり、28才の子に送り迎えがいる?!
「1人で来れるよね?1人でおいで」と言うと息子はこっくりと頷いた。
果たして次の日、どうしたかというと、
父親が代わって連れてきた…。
そして不安になってる母親は、
時間より早く迎えにきて連れて帰っていった…。
ここまで共依存の関係が続いていてしまったら
3人の大人になった子どもの将来はいったい
どうなるんだろう…。
急にこの家庭の事が気になってるこの頃。
子どもが小さな頃は気がつかれにくい過干渉。
過保護や過干渉の親から逃れようとして
アイデンティティーの確立の過程で反抗しようとする子ども。
それがないとこういう風になるのかぁと
つくづく思うこの頃です。