VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

脱ゆとりで 高校の教科書が一割増しに

2012-03-28 11:55:28 | 日記
今朝のニュースで 高校の教科書の内容が 一割増しになる・・とか


 ゆとり教育をやめ、30年前のレベルにもどすという


でも・・・はっきりいって 先生が そのカリキュラムをこなせるのかなぁ


 また、本当に心配なのは 発達障がいのある子供たち


先日 森口奈緒美さんという高機能自閉症(当時の診断)の方の自伝を借りて読んだけど


 ちょうど、そのくらいの時期に 高校生だった彼女は


まわりの人間関係に押しつぶされ 心を病んでひきこもってしまった



 発達にでこぼこをかかえる人にとって


押し付けられた「成績イコール人間性」のような教育現場は つらすぎる



 森口さんの場合は 成績は悪くなかったのに 「オリジナル」な存在を許されなかった為に

自身を破壊する方向に行ってしまったけれど 「教育」の在り方を変えず

 ただ、内容だけを増やすというのは

ある意味  「暴挙」に等しいように感じてしょうがない



ただ、それは ひと時代前の人間である私から見ての話し。



 現在のママ達をみていると やはり 成績の良しあしというのはとても重要で

悪い点数を子供がとってきたりすると 許せないらしい



 成績の良しあしが  自分の存在価値を決める基準だとしたら

子供の心は どんなにか淋しく つらいものになる事だろう・・



 勉強内容を増やすのも結構だけど


社会を構成していく人たちの育成という視点に重点を置いた教育ってないのかな



 勉強だけが 大事なのではないように思う


また、やたら「集団」を強調しても 発達障がいの子供にとっては

 針のむしろになる危険性がある



国として 各地に「発達障害センター」を作ってくれたのは快挙だったけど

 まだまだ、かかわる方の人たちが 発達障がいを理解できていなかったりする


学校の現場でも かなり 取り組みは進んでいるけれど

 本当に難しい問題なので

先生方も 苦慮されているようで・・・



 子供の数は 減っているのに

発達に問題をかかえる子供は 確実に増えている



 親や まわりさえも気付いてくれなくて

本人が 苦しんでいるケースも 多々あるときく



 「教育」については  何が 本当に必要かを厳選して

子供が 自尊感情を持てるような方向をめざしてもらえたら嬉しい