VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

あの日から 一年・・・

2012-03-11 11:45:08 | 日記
今日で 一年経った・・・


 災害の恐ろしさ


阪神大震災の時は 離れていただけに 気がもめるとか 頑張って下さいとか

 悪い言い方をすれば まだ 他人ごとだったと思う


ちょうど 娘が生まれ、 その後松本サリン事件のような不気味で不可解な事件に

 気がそれて、あとは 慣れない育児に没頭してしまっていた



今回、悲惨なうえにもっとひどい  「原発事故」


 政府は終息宣言を出したけれど


どこが 「終わった」のか


 そうして 一基でも 稼働できる原発施設を維持したいのだ

そうとしか 思えない



 自民党になろうが 民主党になろうが 関係なく


裏にもっと巨大なものがあるとしか思えないような・・・


 それでなかったら、地震大国の日本に

あんなにたくさんの原発施設が なぜ できたのか



 福島の廃炉に40年以上かかる

ストロンチウムを含んだ 汚染水が 不気味にならぶ光景をTVで見た


 まだまだ出続けている  一体それをどうするのかも決まっていない


また、燃料棒が どうなっているのかさえ 把握できていない


 4号機の使用済み燃料が もし 余震のような地震で 落下したら


広島型原爆の 4000倍の威力があるのだと科学者が言っている


 私たちは  意識するとしないにかかわらず


ダモクレスの剣の下にいるという事



 しかも 原発は 全国に54基もある


柏原原発を通る断層も 新たに発見されたらしい


 それでも 何の手も打たず


再稼働にばかり意識がいっているように感じるのは 私だけだろうか



 日本の原発にこれ以上の異常があれば


海、近隣諸国への悪影響は 類をみないものになるだろう



 福島の原発で 今もなお 苦しい防護服を着て作業されている方々に

何の責任があるのか


 トップの人たちは  世論をかわすのに忙しいが

あの苦しい作業状況は 他人ごとだろう



 原発を止めても 廃炉までに何十年もかかり

費用もあまりに莫大すぎて まかなえるかさえわからないらしい



 この現実をいったいどうしたら ポジティブに捉えられるというのか


地震 津波も 勿論恐ろしい


 けれど どこで地震があっても 

そこに 危ない「原発施設」があったら


 日本は 第2、第3の 福島を

まだ福島も終わらないうちに 抱えられるのか?



 私たちが 享受した豊かさは

まちがいなく  原発施設が生み出したエネルギーに依存していたもの



 3,11が 

今後、 多少不便でも 色々知恵を出し合って

 地域のきずなや 家族の大切さを考える日になる事を願ってやまない