VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

永遠の桃花通信12

2021-10-17 20:32:57 | 永遠の桃花

そろそろ 桃花の枕上書に手を出してみるかなあ。・・

 

 その中に 

夜華君と 息子阿離(団子)の 母君との添い寝争奪戦

 なる言葉が出てくる・・・という・・・

 

ちょっと笑ってしまいます。

 

 桃花の番外編にも書かれているのだけど

団子が 何かと母君 母君と騒ぎ立てて

 夜華君のそばで夜華君をあやしている(?)白浅を

拉致していってしまうので

 夜華君のご機嫌がすこぶる悪い・・・

曰く

太子殿下は今夜こそもう耐えるに堪えられないと思った。

手を伸ばして白浅上神の胸にある団子をつまみ上げ

 風のような速度をもって 彼の慶雲殿に送り返してきた。

再び 長昇殿に戻った時 

いっそのこと 青冥剣を取り出して

門のつっかえに使い がっちりと門を塞いだ。

 

白浅上神は灯の下で 彼を見て微笑んでいる。

 彼が近づくと 立ち上がって 自ら積極的に彼の首に

腕を巻き付け、美しい両目で彼を見つめ、いつもと違う

 深い気持ちを湛え 絵のように美しい顔をさらに

彼に近づけて漸く言った。「今日の貴方は面白いね。

 団子相手に、何を怒っているのかな?」言いながら

彼の耳元に吐息を吹きかけ、彼の肩の上に顎を乗せる。

・・・中略・・・

団子は門外に座り込んで この上なく悲しく泣きさけぶ

「父君、阿離を中に入れて下さい。阿離は母上と一緒に

眠りたい。父君はどうして阿離を

 母上と一緒に寝かせてくれないの?母上のベッドは

あんなに大きいのに。

 阿離にほんの小さな一角の場所を譲ってくれても

いいじゃないの?うううう・・・・」

 太子殿下がよろめき 白浅上神は 急ぎ彼を支えた。

 

その夜、太子殿下のひそめた眉は 

元にもどることはなかった。

 

( 団子は結局長昇殿の中に入ることができた。・・・

父君は 深刻な表情で彼を見た・・・団子は身震いしたが

 二度とつまみだされないように 母上と自分の手を

ハンカチで結びつけたのだった。)

 

 とまあ こんな具合・・・

 

夜華君は やはり マザコンだったんですねえ( ;∀;)

 番外編は 現在も 作者によって書き続けられている

という情報も入っています。

 

 白夜カップルは人気が高いので

その後を知りたい人がきっといっぱいいるんでしょうからね

 

 あの文章のままを映像化しようとしても

かなり難しい。

 やはり チャオ氏くらいの演技でないと

視聴者に伝わらないと 私は思いました。

 白浅は ヤン・ミーだと 気の強さが前面に出たのか

それとも 監督の演出でああいうふうにしたのか

 原作の白浅は とても優しいです。