白浅が 素素の記憶を無くしていると
夜華がいつ気づいたかは明確ではない。
少なくとも 東海の祝宴では もしかして
記憶があるのでは?と思っていたと思う。
翌日にはさっさと狐狸洞に居候を決め、猛烈アタック開始。
原作を読み込むほどに
白浅の なんともいえない可愛らしさが浮き彫りになる。
白浅は 夜華の笑顔にクラクラしてしまい
たまに ぼんやりしたり 意識が飛ぶ事もある
そんな描写で また読者の想像がかきたてられるようになっている。
東海の祝宴の翌日、用事を済ませて狐狸洞に帰ると、
阿離がいる!
ここで白浅の思った事・・・美女との逢瀬を邪魔したから
咎めに来た・・・
(子連れで咎めに来るか?普通)
阿離が言う「父君は母上が私達と一緒に帰りたくないのは、
天宮に住み慣れないからと言っていた。それなら私と父君が
ここに引っ越して 母上と一緒に住めば大丈夫。
母上さえいれば阿離はどこでも住み慣れるから。」
白浅は目眩がした「貴方が私と一緒に住むと言った?
貴方の父君も私と住むつもりだと言った?」
・・・夜華君の言い分は道理にかなっているので
拒む事はできない・・
(この時点でもまだ、
夜華が自分を咎めに来ると白浅は思っている。)
その後 お腹をすかせた阿離を連れて市塲へ・・・
(昼ご飯は枇杷( *´艸`))
・・・枇杷選びに興じていると、
途中横から手が入って来た。
骨ぼったく とても長い。迷谷だと思い、横にずらして
場所をあけた。考えもしなかったことに、
私にわざとたてつき
私が既に選び終えたものだけを取ろうとする。
ようやくおかしいことに気づき、
玄色の袖口を伝って視線を移動する。
(中略)夜華君が腰をかがめて 笑いながら私を見ていた。
彼のあの顏で あのように笑っている様子は
威力が強すぎて、命の危険さえ感じてしまう。
少し考えて、彼は青丘の客として来ている。
例え招かざる客であっても、我ら青丘は礼儀を重んじる国、
主人として振る舞い、細かい事に拘らず寛大となるべき
と考え、そうして彼に微笑み返した。
「あら、夜華君だったのですね、お昼は食べました?
私たちは 今日は枇杷を食べるのよ。まだ食べていないなら、
ご一緒にいかがでしょう?」
夜華の顔の笑みが少し固まって、少し嫌そうに
果物を触りながら言う「阿離は育ち盛りなのに
これしか食べさせないつもり?」
私は手を伸ばして団子の頬をつねってから「これ好き?」
と尋ねる。
団子は少しもじもじして小さく応じた・・「好き」
夜華は何も言わず、
額に手を当ててしばらく私を見つめてから
いきなり私の手を引っ張った。
・・・で、市場でお買い物(*^-^*)
白浅の感想・・・
(今日の市に来たのはなかなか良かった😊)
・・・それほど時間がかからずに、
東西南北四つの市にいる
人たちはみな、見目麗しい男が小さな子供を連れて
自分たちの君上の洞府に滞在する事になったこと、
その白い肌の子供は、自分たちの姑姑を母上と呼び、
その男を 父君と呼んでいることを知ることとなった・・・
白浅は実は縁談が進まないことを 思ったよりも
とてもきにかけていたんですね😉
その後の展開は ほぼドラマ 31話の通りですが、
夜華が 白浅を素素と呼ぶことはありませんでした。
英明な夜華の事、状況判断を積み重ねて
察したのではないかと思います。
ただ、料理を作っている最中に、白浅が
「前夫人は本当にお料理が上手だったのね!」
と言って 非常に気まずい思いをしたところ・・・
出来上がった料理を盛り付けながら、・・・
・・・風変わりに私を一目見て 淡然と言った。
「彼女は 貴女と同じで、私がご飯を作るときに火をおこして
柴木を足すくらいしか出来なかった。」私は気まずく、
その話しを受けて、何か言うこともできない。
彼は振り向き、
スープを御椀に盛り始めて 小さくつぶやいた。
「私と知り合う前、あの俊疾山のような何もないところで
、いったいどうやって生きていたのかわからないよ」
彼の独り言なのに私の耳に届いてしまって、
わけもなく感傷に駆り立てられた。
(中略)
昼食は とても心地よく、ついでに気分もだいぶよくなった。
夜華から狐狸洞の中で仕事をするための
書斎をリクエストされた
時でも 気にかけたりしなかった。(中略)
夜華の来訪は私を咎める爲だと思っていたが、半月たっても
彼は東海水晶宮のことを全く口にしなかった。
こうして 夜華は狐狸洞で暮らし始めました。
朝夕の散歩、将棋指し 平和な時間が流れて行きます。
白浅は結構疲れていますが・・・おそらく夜華は超幸せ!
だったろうね😊
想像ですが、素素にはなかった白浅の特徴に
崑崙虚で学んだ知識があると思います。
白浅とは 知的な言葉のやりとりができるし
冗談も通じる。そして 何より 美しい💖
素素と共通して持っているところは、思いやりの心。
たまに 意識が飛んで ボーっとするところ
ちょっと天然な勘違いをするところ
と、これは私の想像です・・・