懐かしの水中バレエの話題が出たので、便乗します。
若い子は知らないだろうし、退屈かもしれないけどごめんね。ま、その前に地域も限定される気がするけど・・。
これまた向ヶ丘か、よみうりランドのどちらかにあった気がするんだけど(どうもごっちゃになる)、
文字通り、水中でバレエ・・・と言うか、芝居をやる。
映画館のような劇場に大きな水槽があって、その中で芝居をするんだけど、大体縦7~8メートル・・横はもうちょい
短い・・・かなあ。すいません、かなりあやしいけど、まあつまり中には人間が10人くらい潜っていても全然余裕が
ある広さ。奥行きはあんまりないのかもしれない。
物語は忘れたけど、たぶん人魚の話とかそう言った類の話ではなかったかと思われる。これまた適当でごめんなさい。
もしかしたら本当に踊りだけだったかも知れない。でも衣装着てたな・・。
男の子があまり好んで見るものでもないので俺もそれほどワクワクしてみたほうではなかったと思うが、何回か
見てるのでたぶん遠足か何かでスケジュールに入っていたのだろう。小学校の頃、遊園地に遠足って結構あったんだ。
今はないのかな。チケットを2~3枚もらえて、好きな遊戯に乗れる。ま、それで恐怖のびっくりハウスに入っちまった
わけだけど(笑)。ミラーハウスなんて絶対入りたくなかったね。だって動かないじゃん。スリルがなきゃ。
ま、それで恐怖のびっくりハウスに入っちまったわけだけど(2回目)。
で、その水中バレエなんだけど、なかなかダイナミックな芝居が繰り広げられる。なんたって水中なわけだから、
無重力状態みたいに自由に動き回れて回転も出来るからね。
で、団員(?)はボンベなどと言うヤボなものはつけていない。本当に体一つでその深さ8メートルくらいある水槽の
中を上へ下へ行くわけだけど、たぶん水圧も相当なものだろう。で、当然人間なので息継ぎをしなければいけない
のだけど、それが下の隅っこの方にホースみたいのが出ててそれで息継ぎをするわけ。もちろん演技には
支障のないようにコソっと行い、何事もなかったのようににっこり笑って芝居に戻る。
ま、そんななかなか涙ぐましい努力の賜物の水中バレエなわけだけど、プログラムが終わった後にさ、
一人のオバ様が出てきて、ひとしきり水中バレエの説明をするんだよね。
それが「これだけ苦労してます」とか「これだけの水圧が団員にはかかっています」とか「目もよく見えていません」
とか、どんだけ大変かを真剣に切々と訴えるのが、ちょっと切なくもウザくてさ(苦笑
見た後、少しだけこっちが罪悪感を感じる(笑)。「そんな大変な思いをしてお客さんのためにがんばっているんだあ」
って子供心にちょっと胸が痛んだ。ま、大変なことをプロ意識を持ってやっているのは事実なんだけど。
残念ながら水中バレエ自体はその数年後になくなってしまったが、なんというか、こういうのを生業として生活している人が
もっとももっと普通に暮らせる日本にならないかなあと思う。いろーーんな職業があってもいいじゃない。
あんまり淘汰されすぎちゃうと夢がない。こういう仕事やサーカスとか小人プロレスとか芝居小屋とか、ちょっと怪しいんだけど、
それで普通に暮らしていけるような夢のある日本だと面白いのになあ・・・と子供みたいなことを思う(笑)