またこんな本を買ってしまった。
カセットテープはレコードやレコードプレーヤーよりはまだ認知度は高いかなあ・・・。
まあわかりやすいよね。
レコードは保存用で、もっぱらカセットテープに入れて聞く・・・ってのが主だったかな。
いや、違う、”吹き込む”んだ。
♪名曲をテープに吹き込んで・・・って歌の歌詞があるけど、なぜか吹き込むって
言っていたよなあ。
また(以前も書いた気もするけど)機械式のモーターだからデッキによって回転数が微妙に
違って各家ごとに少し曲のテンポが変わっちゃうの。
またカセットテープ自体が直接デッキにかける負荷もあるかも知れない。
いずれにしろ今では考えられないアナログの時代の話だよねえ。
テープのはじめと終わりにはリーダーテープってのがあって4~5秒くらいかな、
透明なテープでそこは録音出来ない。
無音部分はなるべく作りたくないけどあまりギリギリにしてもこのリーダー部分に
かかって欠けてしまう、その辺が腕の見せ所ってわけね。
↑この白っぽい筐体のTDKもよく使った。
↓個人的にマクセルが好きだったな。音もシャープで良かった気もするけど、デザインが
かっこいいと思ってね。
エアチェックって言ってFMから流れてくる音楽を録音するって作業が音楽好きの学生では
必須事項。
FMファンやFMレコパルを見ては「おお、今日の深夜、ビートルズ特集やるじゃん!」とか
「夜8時から邦楽のベストテンやるから録音しよう」とかステレオの前でがんばったもんだよね。
録音する際にはアナウンサーのクセを熟知しておかねばならない。
「次の曲は〇〇です」で、すぐに曲に入ると思ってポーズボタンを解除・・・と思いきや、
「ではどうぞ!」って一言入ったりして(笑)。心理を読まなければいけない。
昔はライブハウスでもカセットテープ使っていたな。
いや、T☆ROCKSでも初めの頃はライブ録音にカセットテープの項目があった!
SEもテープを使ってたよ。
SEの注意点、と言うかコツは10分テープに裏表同じ曲を吹き込んでおく。
そうすればPAさんが間違ってB面をかけてしまっても大丈夫。
また録音に使う場合は90分テープがいいかもね。もちろん120分テープの方が
途中で切れる心配はないからいいんだけど、ただ60分テープの次に90分テープ、
そのあと120分テープとテープ自体が薄くなっていく。確か60分までは変わらないんじゃ
なかったかな。
あ、わかると思うけど、90分テープをすすめたのはテープが薄すぎないことと、
片面45分だから30分くらいのステージなら全部録音出来るだろうからってことからね。
PAさんはわざわざテープをひっくり返してくれたりはしない。
また90分テープってのは90分ノンストップで録音できるわけではない。
って誰に向かってレクチャーしてるんだろ(笑)。