常に旅しているわけですが、新たな目的地にたどり着きました(笑)。
最近、ちょっと変わった弦を使っていまして。
いや、業界ではポピュラーなんだけど音は結構変わってたね。
ROTOSOUND、RB40。
1弦と2弦が40と60ってのがミソで、好みで言うと通常の45&65より
テンションバランスが良いと思う。
で、音なんだけどこれは他のメーカーとはちょっと違うなと感じてて
とにかくローミッドが出て、図太い。綺麗なハイファイ方向ではない。
大げさに言うとオーバードライブでもかましたか?ってくらい違う。
DRみたいなドンシャリできらびやか方向の真逆な感じ。
ま、ビリー・シーハンもロトなんで確かにこんなサウンドだよね。
メリットは1弦と2弦が太い音がすること。ジャズベタイプだと、3~4弦はドスっと
低域が出て、1~2弦はスラップに適した感じで鋭く細い感じのサウンドが多いんだけど、
それだと1~2弦を弾いた際にやや低域がなくなる現象が気になる場合があるんだよね。
プレシジョンタイプはピックアップの個数、位置がアレなんでそこまで
音質差はないんだけど、ジャズベは低域と高域がハッキリわかれやすいんでね。
で、この弦はその落差があまりなかった。乱暴に言うと全体にローミッドやミッドに
寄っている感じね。何度も言うけど決して綺麗な音ではないんだけど(笑)。
その辺が都合が良かったんでしばらく使っていたんだけど、結局やめました。
やっぱりもうちょっと綺麗な音がいいなーみたいな(笑)。
その前に使っていたのはこれ。
最近のマーカス・ミラーはこのメーカーを使っているそうで、まあ結局はDRに近い音だと
思う。もうちょい上品かなあ。テンションは弱め。弾力がある感じ。ニッケル弦の話で
ステンはわからないけど。普通にお勧めできますね。
で、新たなるフロンティアがここ(笑)。
結局ダダリオかい!って突っ込みが入りそうですが、着目してほしいのはゲージですよ。
45から107ってどんだけ太いんだよってなりそうですが、2弦が60と細目、3弦も80と
決して太くはなく、4弦が107とかなり太い。
で、これは自分もベースを始めたころから思っていて、市販されているゲージって
どれも4弦ってやわらかいなあ、と。4弦を太くすると1~2弦も太くなっちゃうなと。
1弦側と4弦側のテンションが違うとネックもねじれて反りやすいなと。
で、これのコンセプトは”各弦のテンション感をなるべく統一する”と言うことなんだけど、
まずまず成功していると思いましたね。
コツはサドルを下げて弦高は低めにすると良いと思うね。
107なんて高い弦高じゃ弾けないでしょ(笑)。
ダダリオ弦は死んでからは冴えない音になっちゃうのは知ってるけど、この太さの
おかげであまりボヨンとはならない気もする。
またしばらく使ってみますよ。