POLICEの方ではないですよ。(そっちも今となっては分かりにくいか)
映画の方ね。
とりたててポールニューマンとロバートレッドフォードのファンと言うわけでも
ないのですが、「明日に向かって撃て」同様、とにかく魅力的。
最近、子供のころに感銘を受けた音楽や映画をまた味わいたくなって、
思い出しながらBookOffなんかで探してみたりなんかするんですけど、
中古で1000円前後であったりするんですよね。
めちゃ安!
この「スティング」も子供のころ、TVで観てもうびっくり仰天しました(笑)。
めちゃくちゃ面白くて最後の大どんでん返しシーンは鮮明に記憶に残って
いました。(他、細かいところほとんど忘れてたけど)
ロバートレッドフォードのすまなそうな顔と、ポールニューマンの
失望が怒りに変わる顔・・・。
・・・からの発砲によるまさかのバッドエンディング・・・
取り返しがつかないじゃん・・・と思いきやの大どんでん返し。
もちろん数々の賞を取っている名作なので、私が改めて賞賛する必要も
ないですが、ひとつ言わせてもらうといろんな意味で「丁度いい」感じが
します。
どういうことかと言うと、まず基本的には1930年代のシカゴを舞台に
詐欺師や賭博、ギャング、汚職警官、殺人などなどがテーマなのでもろに
犯罪クライム映画なわけですが、軽いコメディタッチと言うこと、
凄みもあるが行き過ぎていないこと、複雑すぎないこと、重すぎないこと、
かといってお子様向けでもないこと、長尺だがテンポが良く中だるみがないこと、
観ている方も騙されるわけですが、やりすぎていないこと、
などなどこういったつくりの良さが非常に心地よいなと。
脚本と出演者の魅力が飛びぬけているんですけどね。
こういう映画は「ネタバレすると二度と見る気がおきない」のが普通なのですが、
これはそうではなくフッカーとゴンドルフに何度でも会いたくなりますね。