砂の城
一条ゆかり、1977年作品。りぼん連載。
今日、「TOSHIさんみたいな人物が出てくる」と言われてしまいまして(笑)。
いや、それは言いすぎ(笑)。タカミーだよ、それは。
にしても、このマンガはまあ一条先生の代表作でもあるんだろうけど、
確かに傑作だとは思う。主人公が成長するのも凄いけど、年齢差の恋愛とか
精神疾患とか同性愛まで扱ってるからねえ。
まあ、オブラートには包んではいるけど。「デザイナー」も負けてないけどね。
当時も全部は読んでなかったけど、ちょこちょこ読んでたね。
多分りぼんを読んでいたのはもうちょっと前なんだよね、。この頃はそろそろ少女マンガは
卒業してたのかも。
で、このマンガで一番かっこいいのは、主人公のフランシスでもナタリーでもなく、フェランだと
思うんだよね。今日話した子も、かっこいいですよねって言ってたけど、間違いなくフランシスより
かっこいい気がする。
なんかアレに似てるんだよね、映画の「小さな恋のメロディ」に出てくる、これまた主人公の
マーク・レスターではなく、悪友のオーンショーってませた少年。
ま、イメージだけどさ。大人になってからのフェランがとても魅力的なんだけど。
お話は長編で、暗くて鬱々とした作品なんで積極的にお勧めはしないけど、
いつか機会があればぜひどうぞ。
一条ゆかりのマンガは凄く好きで、有閑倶楽部あたりまでは買って読んでたねえ。
だんだんリアルな恋愛物が多くなってきたし、日本が舞台になってファンシーじゃなくなって
きて読むのがつらくなってきたんで、さすがに読まなくなったけど。
まあ、この歳で読んでたら気色悪いか(笑)。
特に好きなのは、やはり初期になるんだけど、1975年作「こいきな奴ら」のシリーズの
「エスパー狩り」「危険がいっぱい」、同じく1975年作「ジェミニ」が好きだねえ。
後期は「有閑倶楽部」がやはりベスト。「すくらんぶるえっぐ」も好き。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます