音楽活動をしていると、なんとか魅力的なステージを
やってお客さんを、楽しませたい、ファンになってもらいたい
と言う気持ちが当然出てくるよね。
初めは自分を主張したいだけだったかも知れないけど、
そのうち、より多くの人に聞いてもらいたいとなってくるのは
当然だよね。
で、歌や演奏をより良くしていくことに努力をすることに
なるわけだけど、そう、まずは音楽そのものを良くする
ことがもちろん最優先にすべきことである。
そこで勝負をするのが基本中の基本である。
そして、それが出来てから、他のことをその上に
重ねてバンド(アーティスト)を強力にしていくことが
出来る。
色んなパフォーマンスやMC、衣装など、あの手この手で
お客さんを楽しませ、夢中にさせることはとても大切で、
歌や演奏がうまくても面白みに欠けるステージと言うのも
あるので、パフォーマンス部門もとても大切である。
ただ、それは51%以上の音楽的魅力があって、残りの
41%以下をパフォーマンスに当てているから、両方の
相乗効果で素晴らしいステージになる。
それが逆転すると、目も当てられない。
学芸会、発表会ならいいんだけどね。
第3者を感動させたければ、まずは音楽を高める。
ま、そこまでは普通。当たり前。最低限。
勝負はそこから先。
「なかなかいい音楽やってるじゃん」、の先、
そこから「いいステージじゃん!」となってくれば、
「次も見に行こう」ってなってファンになってもらえるって
ことだね。
ここが逆になってしまって、歌や演奏がまだまだなのに、
違う方面にばかりに力を入れても、だんだんお客さんは
離れて行く。
演奏のうまいヘタ、は確かにある。
それでも、いい楽曲、最低限の歌と演奏能力があれば、
十分勝負できる。パフォーマンス方面も同時に考えて
行っていいだろう。
最低限とは、具体的に言うと、
素人にもわかるリズムの揺れ、音程のズレなどがなく、
歌が良く聞こえ、各楽器の音量バランスが揃っている。
ドラムも各パーツのバランスが取れている、楽曲がボーカリストの
キーに合っている、キメ、アクセント等がしっかり合っている・・・など、
やはり基本的な部分がしっかりしているかどうかだね。
リズムがヨレヨレの中でギターソロで速弾きを決めても
ギタリスト以外には響かない。
お客さんの中に何人ギタリストがいるのか・・・。
結局のところ、プロレベルになればそう言った基本的な部分の
精度が高くなっていき、そのうえで全体のグルーヴ、素晴らしいソロ、
素晴らしい歌、楽曲が聞ける・・・と。やはり基本は一緒のはずだ。
ちなみに素人でも一番わかる不具合はリズムのズレ。
その次にVoの音程。しかし大音量のライブハウスだと、音程も
あまりよく聞き取れないところも多い。
T☆ROCKSはオンチな場合はすぐわかるよ(苦笑
そういうミックスにするから。
とは言え、生の演奏なわけだからあまり神経質になることはない。
基本的な部分は必ず押さえておけって話。
それが出来てから、パフォーマンス部門に力を入れよう!