99.9%と言う番組を数話見たんですが、この手のギャグが
入っていての推理ものは割と好きですね。
「TRICK」っぽいやつ。う、うえだ!
ただちょっと気になったのが、いや、”これはやめて欲しいな”と
思ったのが「コマ割りの速さ」。
コマ割りで言葉合っているのかな。いや、カット割りかな。
登場人物が話していたりすると互いの顔のアップが結構な速さで
切り替わる。
随分見にくいと言うかうっとうしいんだけどな。
印象的にするためにわざとだろうけどこれは個人的にはつらい。
で、思ったんだけど、今の若者はこのくらいでも
見にくいと思わないのか?
以前、これまた見にくいと思った映像にKISSのライブ版の
DVDがあって、もう1小節ごとに客席が写るんだよ。
うざいのなんのって。誰も客なんか見たくないよね。
KISSのメンバーが観たいのにちょいちょい大騒ぎしてる
客が写るんでちょっとうんざりだったのを覚えている。
そして映像だけにとどまらず音に関してもやはり
スピードアップしていると思う。
最近の日本の若者バンドなんかでも顕著で(笑)、テンポが
速いのもそうだけど、コードの移り変わりも早い。
テンポBPM125くらいで、/ Dm Bm7-5 / B♭ Am / Gm /
など1小節に2個コードが、それもややこしいのが入ってくると
左手はかなり忙しい。
自分が子供の頃、世の大人たちが「最近の曲は速くてよくわからない」
的なことを言っていて、おそらくTVで流れる歌謡曲、ジュリーや
ヒデキの曲のことなんかを言っていたのではないかと思っているん
だけど、それを聞いて「この曲のどこが速いんだろう?」って不思議に
思ったものだけど、もしかしてその症状が自分にも表れているのか?(笑)
若者にはまったく速く感じていないのか?
まあ、アニソンなど、”速い、複雑、転調だらけ”、と随分解せない
楽曲が多いなあとは感じていたのだが・・・。
メタル系もそうかな。そうそう、メタリカの一番新しいアルバムの
一曲目なんかファンの人には申し訳ないんだけど、何かギャクかな?
と思ってしまった。いや凄くかっこいいんだけど、滑稽と言えば
滑稽にも聞こえなくもないんだよなあ。アスリート的な楽曲にも聞こえる。
あんな複雑怪奇な曲を4人の人間が一糸乱れずに奏でるってのは
もうシンクロナイズドスイミング的な芸術的な側面があるよね。
メタル系の、全員でビシっと合わせる演奏は独自の凄さがあると思う。
まあ、それが必ずしも音楽性につながるとは限らずアスリート的な
凄さにも繋がるなあと言うのが正直な感想なんだけど。
速さとは関係ないんだけど、昔の曲を今聞くと、古いと言うのは
まあ仕方ないとして、えてして演歌調に聞こえる場合がある。
例えば名曲だと思っている沢田研二のヒット曲「時の過ぎゆくままに」
を聞くと、まずこんなに遅い曲だったかと言うのと、こんなに演歌調
だったっけ?って思う。
当時はまったく演歌とは無縁の曲だと思っていたのに今聞くと
ちょっと演歌にも通ずるものがある気がするんだ。