【近況・心境】
ひっそりと我を送れと言ひし友 青葉の風に煙と果てぬ (筆者近詠)
ずいぶんとご無沙汰を致しました。
何人かの方から「どうされました?」と、メールやお電話を頂戴しました。
ご心配賜りまして、忝いことと存じます。有難うございます。
実は身辺色々なことが起こり、心身ともにゆとりの無い暮らしぶりでした。
まずは、その一つを。
名実ともに竹馬の友と言うべき、半世紀余の付き合いの友人が逝きました。
家族と私への遺書が残されていました。
彼の思いの通り、小人数のお身内と私とで、ひっそりと野辺送りをしました。
心から読経しつつも涙が溢れてしようがありませんでした。
病院に見舞うたびに彼が言っていた言葉は「俺には時間がない」でした。
彼は、残された日々の多からぬことを予期して、やらねばならないことが沢山あったのでした。
けれども、何も出来ぬままに西方浄土へと旅立ってしまいました。
恰も眠っているような、あのやすらかな顔がせめてもの私の救いでした。
以来「俺には時間がない」、この言葉が日々脳裏を過(よぎ)ります。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
これは、親鸞聖人9歳、得度の時の歌と伝えられています。昔から知ってはおりましたが、
今更ながらと噛み締めているこの頃です。
今日は、久々にパソコンを開きました。遅れている同人誌の原稿を書き始めました。
それが完了しましたら近々更新します。
それでは今宵はこれで。
向暑の折から、どうぞ皆様ご自愛専一になさって下さいね。
ひっそりと我を送れと言ひし友 青葉の風に煙と果てぬ (筆者近詠)
ずいぶんとご無沙汰を致しました。
何人かの方から「どうされました?」と、メールやお電話を頂戴しました。
ご心配賜りまして、忝いことと存じます。有難うございます。
実は身辺色々なことが起こり、心身ともにゆとりの無い暮らしぶりでした。
まずは、その一つを。
名実ともに竹馬の友と言うべき、半世紀余の付き合いの友人が逝きました。
家族と私への遺書が残されていました。
彼の思いの通り、小人数のお身内と私とで、ひっそりと野辺送りをしました。
心から読経しつつも涙が溢れてしようがありませんでした。
病院に見舞うたびに彼が言っていた言葉は「俺には時間がない」でした。
彼は、残された日々の多からぬことを予期して、やらねばならないことが沢山あったのでした。
けれども、何も出来ぬままに西方浄土へと旅立ってしまいました。
恰も眠っているような、あのやすらかな顔がせめてもの私の救いでした。
以来「俺には時間がない」、この言葉が日々脳裏を過(よぎ)ります。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
これは、親鸞聖人9歳、得度の時の歌と伝えられています。昔から知ってはおりましたが、
今更ながらと噛み締めているこの頃です。
今日は、久々にパソコンを開きました。遅れている同人誌の原稿を書き始めました。
それが完了しましたら近々更新します。
それでは今宵はこれで。
向暑の折から、どうぞ皆様ご自愛専一になさって下さいね。