
三たび来て能登路の秋は深まりて
昨日28日(日)北陸道経由で能登道路を走り、志賀町にお伺いしました。
青少年健全育成「豊かな心を育む志賀町民の集い」での記念講演を承りました。
演題は
「今、子育てに大切なこと」ー子どもの心の発達と親子関係ー
と掲げさせて頂きました。
志賀町文化センター大ホールは、とても綺麗で音響効果もよく話しやすかったです。
もちろん聴いて下さる皆さまのお蔭ですが。
志賀町は旧・富来町も含めて3度目の講演でした。

帰途、小雨に煙る滝港でしばし日本海の荒波を眺めておりました。
能登へ参りますと、今は亡き畏友・千葉龍さんを想います。もう終刊になりましたが、
「金澤文学」の主宰で能登の出身でした。
「能登はやさしや土までも」の言葉と意味を彼から教えてもらいました。
その後、私は地元の同人誌に、その題名でエッセイを書いたことがあります。
金沢に参りますと、やはり故人となられた先輩・石川正一先生を偲びます。昔、石川県立七尾高校の校長をされ、その後、星陵大や金経大の教授をされました。
私は石川先生の主宰されていた「石川県カウンセリング研究会」の客員講師を長年務めさせて頂いておりました。
金沢へ寄り、再び北陸道に入り、無事にご帰還(w)でした。
今年も数多くの講演にお招き頂きましたが、これでほぼ終わります。
まさに老骨に【無知売って】・・・。
明日から師走入り、身辺また慌ただしくなります。
「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」
と唐代の詩人、劉(りゅう)希夷(きい)は歌います。
けだし、名言であるとしみじみ思う昨日きょうであります。
それでは皆さま向寒の砌、ご自愛なさって下さいますよう。
早々頓首。