コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

越前福井 冬の風物詩

2022-01-26 | Weblog

降り続いた雪も止み、つかの間の日差しにも何だかホッとする。
されど積雪は2月が本番だ。北陸路の春はまだ先だ。
画像は坂井平野の美田を縦断する新幹線工事。金沢から敦賀へ延伸の工事が急ピッチで進んでいるが、敦賀以西京都府では新幹線工事の反対もあり用地買収も進んでいないと聞く。
現在は福井から京都・大阪は特急サンダーバードで乗り換えなしで便利だが、金沢~敦賀が開業すると、サンダーバードは敦賀~大阪となり、否応なく敦賀で乗り換えで、料金も高くなり却って不便になりそうだ。私にとっては北陸新幹線の延伸にはさほどの期待はない。

ひとときの晴れ間もありて天神講


福井(特に嶺北地方)では、初めて男の子が誕生すると孫渡しに母方から天神様(掛け軸です)が贈られる。近年はこの風習も少なくなってはきたが、天神様を扱うお店は何軒もある。
掛け軸をお正月に床の間に飾り、25日の天神講にお仕舞いする。
その日は大きな焼きガレイを供える。天神様は焼きガレイがお好きだったとか。
なので、お魚屋さんやマーケットでは焼きガレイ商戦が華々しい。
冬の福井の風物詩とも言えようか。

天神様は学問の神様なので、子どもたちが賢くなるようにとの願いを込めての行事である。全国学力テストで福井県の小中学校の平均正答率が全国平均を遥かに上回っている。
これも天神様のお陰かしら。まあ、それだけ子どもの教育には熱心な土地柄なのである。

我が家はもう子ども1人いないが、焼きガレイを買ってきた。越前の地物の赤ガレイでとても美味しい。子どもの頃から食べてきたお陰で私も賢くなった。(呵々w)


マーケットの果物コーナーにくまモンがいたので、つい買ってしまった。
ブログで交流頂いている「ソプラノ素子」さんは熊本の方で、時々熊本の珍しい食材等をupされている。拝見する度にいいなって思う。
そのうちに熊本産がみな好ましく見えてきたりするから面白い。

またぞろ私の専門分野になるが、いわゆる反復効果である。
ある何かの刺激に触れることが多くなると、だんだんそれが好きになっていく現象である。単純接触効果と呼んでいる。
その刺激に繰り返し触れることによって、それへの知覚情報処理率が上がって親近性が高まるのである。
素子さんへの親近性だって・・・。さもありなん。

これはロバート・ボレスワフ・ザイアンスが提示した「単純接触効果」である。彼はアメリカの社会心理学者でユニークな研究もある。
私は講義の途中によく脱線する癖があり、このようなことを話してしまうのだが、それがまた受けるのでたまらない。長くなるので何かの機会に。
それでは今宵はこれにて。今年もまた春待ち人のyo-サンでした。⛄

誕生日 ひとつの出遇いと終活

2022-01-11 | life


 幾年(いくとせ)を絶ゆることなく誕生日祝いの花の届く日は雪

昨年の暮れに一筆したため、本年からは拝辞する旨を記し、多年に亘る心遣いに深く感謝申し上げた。
されど明けて6日。誕生日の朝、いつものお花屋さんから届けられた。
1度や2度はそう困難なことではない。されど30年にも垂んとする歳月、年に1度とは言え並みのことではない。しかしながら拝受する側もまた忝くて辛いものだ。

贈り主に出遇ったのはもう記憶も朧だが平成の初めの頃だったと思う。
私の仕事の延長線上で、時折り相談に乗らせて頂いた。カウンセラーとして当然のことをさせて頂いただけであった。
近年はお目にかかる機会も無くなり、賀状ぐらいのお付き合いとなっている。
これまでにも何度もお礼状の中で拝辞申し上げたが、連綿としてご恵贈頂き今日に至ってしまった。
お花の届いた日に、長年のお心遣いに感謝すると共に、ぜひ今年限りにと固辞の便りを送った。
それで何だか不思議な安堵感がしてお花を愛でていた私であった。

このようなことに限らず、何事も一つ・ひとつ感謝と共に終えて行きたいとしみじみ思ふ今日この頃である。
明日はまた明日のことが待っている。なのでブログの更新も頻繁には出来ないyo-サンの近況・心境でした。
まことに私事の極みですが、これもまた我が終活のひとつかと。どうぞご寛容に。
 いつの日か皆に感謝と詫びを述べ浄土に還るそを想う日よ
                       今宵これにて。

 年明けて雪 朝明けて雪 そしてまた雪・・・

2022-01-03 | Weblog
年明けて雪 朝明けて雪 そしてまた雪が降り募る。
冬来たりなば・・・と思ひつつも雪国の冬は暗く長い。




本物の雪ウサギが来はしないかと。

老骨には除雪作業もしんどいものよ。
せめて雪ダルマでも。





遠出も出来ないがウインターラジアルの四駆が強い味方だ。



お店(本宅)は今年も正月休みが延長に。


そして今日も暮れてゆく。
吹雪が窓を打つ。
こんな夜は、いつも越後へ流された親鸞を思い、佐渡へ遠島の日蓮を思いつ起きている。
終の棲家は気候温暖な地にと思ひつづけて幾星霜、叶わぬままにこの地に果つるのか。このいのち今更何をあくせく。