【近況・心境】
金沢の「あすなろ会」さんの例会にお伺いしました。
頂いたテーマが「ひきこもりの諸君へ、ひきこもりの青少年のご家族へ」でした。
以前から「不登校」に関する講演は数多くしてきましたが、近年は「ひきこもり」に関する依頼も増えてきました。
「ひきこもり」と聞きますと何か悪いことのように思いますが、私はそうは思いません。例えば「隠遁」とか「隠棲」という言葉があります。それには悪いイメージがあるでしょうか。
ふつうそれは「世俗から離れて生活する」などという意味です。
古くは、鴨長明や兼好法師、良寛さん、西行法師などもその系譜に入ると思います。
叡山の千日回峰行だって12年間の籠山、その名の通り山に籠もる、つまり「ひきこもり」なのです。
千日かけて比叡の峰々を、地球を一周する距離の約4万キロを歩きます。並の人間にはとても出来ない修行です。自らとの戦いであると思います。
「ひきこもり」も同じこと。来る日も来る日も自分の心に向き合わざるを得ません。自分の心との果てしなき戦いです。その心境は外部の人にそう簡単に分かる筈がないのです。
現代の管理社会から離れて「ひきこもる」、それはその人にとって必要なことなのだと私は思っています。修行だと思います。
夜明けの来ない日はないのです。必ず満行の日は来ます。
講義の続きはまた別の機会にしまして。
久々に金沢を楽しみました。兼六園や犀川沿いの「犀星の道」をぶらり、そして喧騒の香林坊へも。
画像は兼六園上り口から金沢城跡に向けて、ケータイのカメラでカシャ。
心地よい春風に、桜の花が舞い散ります。細雪の1シーンを彷彿とさせるひと時でした。
やがて、本格的な葉桜になりますね。その頃また金沢へ行きたいと思いながら今宵はこれで。皆様ごきげんよろしゅうに。
金沢の「あすなろ会」さんの例会にお伺いしました。
頂いたテーマが「ひきこもりの諸君へ、ひきこもりの青少年のご家族へ」でした。
以前から「不登校」に関する講演は数多くしてきましたが、近年は「ひきこもり」に関する依頼も増えてきました。
「ひきこもり」と聞きますと何か悪いことのように思いますが、私はそうは思いません。例えば「隠遁」とか「隠棲」という言葉があります。それには悪いイメージがあるでしょうか。
ふつうそれは「世俗から離れて生活する」などという意味です。
古くは、鴨長明や兼好法師、良寛さん、西行法師などもその系譜に入ると思います。
叡山の千日回峰行だって12年間の籠山、その名の通り山に籠もる、つまり「ひきこもり」なのです。
千日かけて比叡の峰々を、地球を一周する距離の約4万キロを歩きます。並の人間にはとても出来ない修行です。自らとの戦いであると思います。
「ひきこもり」も同じこと。来る日も来る日も自分の心に向き合わざるを得ません。自分の心との果てしなき戦いです。その心境は外部の人にそう簡単に分かる筈がないのです。
現代の管理社会から離れて「ひきこもる」、それはその人にとって必要なことなのだと私は思っています。修行だと思います。
夜明けの来ない日はないのです。必ず満行の日は来ます。
講義の続きはまた別の機会にしまして。
久々に金沢を楽しみました。兼六園や犀川沿いの「犀星の道」をぶらり、そして喧騒の香林坊へも。
画像は兼六園上り口から金沢城跡に向けて、ケータイのカメラでカシャ。
心地よい春風に、桜の花が舞い散ります。細雪の1シーンを彷彿とさせるひと時でした。
やがて、本格的な葉桜になりますね。その頃また金沢へ行きたいと思いながら今宵はこれで。皆様ごきげんよろしゅうに。