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【R249 能登町にて 富山湾を望む】
5月は春の嵐の如くチョーハードに過ぎてしまった。
それだけに想い出は尽きないが、久々の能登行きは心に残る。
能登半島・富山湾側にある能登町の「民生児童委員」さんの研修に招かれた。
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朝一で北陸道に入り金沢東ICまで走り、一般道に下りて、能登道路の始点・内灘へ向うコース。
つまり愛車で奥能登まで格好のドライブであった。
まずは北陸道の徳光SA(白山市)で小休止。日本海も初夏の装いだ。
内灘から能登道路へ入る。能登道路は有料道路だが、終点・穴水までは4箇所のゲートがある。
一々料金を支払うのも面倒なので、終点までの綴りチケットを買う。
能登道路に入るといつも立ち寄るのが高松SAだ。
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ここから見る日本海もいい。
この日は平日だったので交通量はとても少なくて、まるで貸切のようだ。
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いいなぁ。海の青と空の青。ふと、
♪青い空と、白い雲が何処までもつづく港まで♪なんて口ずさむ。
内灘から走ること80分。いよいよ能登道路の終点「穴水」だ。
懐かしいなぁ。以前はここから珠洲・輪島へもよく行った・・・。
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能登町へは10年ぶり、三度目の講演だ。
十年一昔とか。記憶が少し曖昧だ。とあるお店で「能登町方面は?」とお尋ねすると、
お店番の奥様が外へ出て親切にご教示下さる。
丁寧にお礼申して、再び走る。美しい海の風景に車を止めて見入る。
Oh! 懐かしいなぁ。ボラ待ち櫓だ。
海底に張った網に、ボラが群れ寄せて来るのを待っている櫓だ。
現在はこのような漁はないのだが、往時を偲ぶ観光用のモニュメントである。
20年くらい前、私が初めて能登を訪れた頃はまだこの漁が行われていた。
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【穴水町 ポケットパークにて】
美しい海が見え隠れ、時には新緑の木漏れ日の中を愛車は快調に走る。
やがて大きな看板「能登町」を発見。
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もう一息だ。時間にはまだ余裕。
海が綺麗だ。いいなぁ・いいなぁ。
向こう側は富山だろうか。
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さて、会場である国民宿舎「うしつ荘」は?
宇出津の街へ入り、郵便局の前におられた若いご婦人に尋ねる。
「ちょっとお待ち下さい」と言われて車の中におられるお母様らしき方に訊いて下さる。
「次の信号を右折されて小木方面へ。看板がありますので」と笑顔で伝えて下さる。
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うしつ荘は小高い丘の上に。その下まで来るとケータイが。ご担当頂く社協さんのKさんからだ。
「今、どの辺りですか?」。「ハイ、すぐ下です。もう5分で・・・」
「うしつ荘」の正面パーキングで女性の職員さんがお出迎え下さっている。
本当に能登の人々は人情がこまやかである。
「能登はやさしや土までも」と言わているが、まさにその通り、言い得て妙である。
控え室へ案内され、美味しいお昼のお食事を頂戴した。
「講演開始までには、まだ時間がありますので、どうぞごゆっくり」と。
食べ終わる頃にはコーヒーが運ばれてくる。窓越しの木漏れ日が、私をとても幸せな気分にさせる。
講演は30年間数え切れないが、会場に入る一瞬は緊張する。
でも、皆様の笑顔に迎えられてホッと。
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頂いた演題は「人と人とのつながりが深まるコミュニケーション」。
【実は私の名前は戸籍上は「米澤」ですが、子どもの頃「澤」が難しかったので「沢」と書きました。以来
今もペンネームと申しますか、執筆も講演も全て「米沢」と表記しています。(w)】
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演台の左端のペットボトルにご注目!?
お陰様で無事終えさせて頂きました。
演台に置いて下さっていたお水は「能登はやさしや水までも」でした。
ホント!そうですねぇ。
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以前の拙日記に「能登はやさしや土までも」があるが、今回は更に「水までも」。
とても美味しいお水でしたよ。
久々に奥能登でゆっくりして、翌日は羽咋市に寄り、以前お世話になった青山氏とも旧交を温めたいと
思いながらも、日程が詰まっており、後ろ髪引かれる思いで帰路についたyoーサンであった。
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暮れなずむ能登道路・高松SA(上り車線)往路とほぼ同じ場所だが、反対側だから、下り車線の向こうに海が見える。
その昔、彼女とこの風景を眺めたことがある。いつ頃のことだったろうか。
想い出も記憶の断片に過ぎないのかも。もうセピア色も更に薄く・・・。
ここから内灘、金沢も近い・・・。
名残りは尽きないが記しているとキリがなくなるので、まずはこの辺りで。
それではまたお近いうちに。ごきげんよう。