コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

能登はやさしや水までも!!!

2012-06-09 | Weblog
                 
                       【R249 能登町にて 富山湾を望む】


5月は春の嵐の如くチョーハードに過ぎてしまった。
それだけに想い出は尽きないが、久々の能登行きは心に残る。
能登半島・富山湾側にある能登町の「民生児童委員」さんの研修に招かれた。




朝一で北陸道に入り金沢東ICまで走り、一般道に下りて、能登道路の始点・内灘へ向うコース。
つまり愛車で奥能登まで格好のドライブであった。

まずは北陸道の徳光SA(白山市)で小休止。日本海も初夏の装いだ。

内灘から能登道路へ入る。能登道路は有料道路だが、終点・穴水までは4箇所のゲートがある。
一々料金を支払うのも面倒なので、終点までの綴りチケットを買う。

能登道路に入るといつも立ち寄るのが高松SAだ。




ここから見る日本海もいい。
この日は平日だったので交通量はとても少なくて、まるで貸切のようだ。




いいなぁ。海の青と空の青。ふと、
♪青い空と、白い雲が何処までもつづく港まで♪なんて口ずさむ。

内灘から走ること80分。いよいよ能登道路の終点「穴水」だ。
懐かしいなぁ。以前はここから珠洲・輪島へもよく行った・・・。



能登町へは10年ぶり、三度目の講演だ。
十年一昔とか。記憶が少し曖昧だ。とあるお店で「能登町方面は?」とお尋ねすると、
お店番の奥様が外へ出て親切にご教示下さる。
丁寧にお礼申して、再び走る。美しい海の風景に車を止めて見入る。

Oh! 懐かしいなぁ。ボラ待ち櫓だ。
海底に張った網に、ボラが群れ寄せて来るのを待っている櫓だ。
現在はこのような漁はないのだが、往時を偲ぶ観光用のモニュメントである。
20年くらい前、私が初めて能登を訪れた頃はまだこの漁が行われていた。

 
                        【穴水町 ポケットパークにて】

美しい海が見え隠れ、時には新緑の木漏れ日の中を愛車は快調に走る。
やがて大きな看板「能登町」を発見。





もう一息だ。時間にはまだ余裕。
海が綺麗だ。いいなぁ・いいなぁ。
向こう側は富山だろうか。





さて、会場である国民宿舎「うしつ荘」は?
宇出津の街へ入り、郵便局の前におられた若いご婦人に尋ねる。

「ちょっとお待ち下さい」と言われて車の中におられるお母様らしき方に訊いて下さる。
「次の信号を右折されて小木方面へ。看板がありますので」と笑顔で伝えて下さる。




うしつ荘は小高い丘の上に。その下まで来るとケータイが。ご担当頂く社協さんのKさんからだ。
「今、どの辺りですか?」。「ハイ、すぐ下です。もう5分で・・・」

「うしつ荘」の正面パーキングで女性の職員さんがお出迎え下さっている。


本当に能登の人々は人情がこまやかである。
「能登はやさしや土までも」と言わているが、まさにその通り、言い得て妙である。


控え室へ案内され、美味しいお昼のお食事を頂戴した。
「講演開始までには、まだ時間がありますので、どうぞごゆっくり」と。
食べ終わる頃にはコーヒーが運ばれてくる。窓越しの木漏れ日が、私をとても幸せな気分にさせる。



講演は30年間数え切れないが、会場に入る一瞬は緊張する。
でも、皆様の笑顔に迎えられてホッと。



頂いた演題は「人と人とのつながりが深まるコミュニケーション」。

【実は私の名前は戸籍上は「米澤」ですが、子どもの頃「澤」が難しかったので「沢」と書きました。以来
今もペンネームと申しますか、執筆も講演も全て「米沢」と表記しています。(w)】


演台の左端のペットボトルにご注目!?

お陰様で無事終えさせて頂きました。
演台に置いて下さっていたお水は「能登はやさしや水までも」でした。
ホント!そうですねぇ。




以前の拙日記に「能登はやさしや土までも」があるが、今回は更に「水までも」。
とても美味しいお水でしたよ。


久々に奥能登でゆっくりして、翌日は羽咋市に寄り、以前お世話になった青山氏とも旧交を温めたいと
思いながらも、日程が詰まっており、後ろ髪引かれる思いで帰路についたyoーサンであった。


                 
暮れなずむ能登道路・高松SA(上り車線)往路とほぼ同じ場所だが、反対側だから、下り車線の向こうに海が見える。

その昔、彼女とこの風景を眺めたことがある。いつ頃のことだったろうか。
想い出も記憶の断片に過ぎないのかも。もうセピア色も更に薄く・・・。

ここから内灘、金沢も近い・・・。
   

名残りは尽きないが記しているとキリがなくなるので、まずはこの辺りで。
それではまたお近いうちに。ごきげんよう。

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