星・宙・標石・之波太(しばた)

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佐藤屋プロジェクト

2019-07-17 23:43:08 | 仙南地区
広報おおがわら あしらせばん 令和元年7月1日号に次の告知がありました。

佐藤屋プロジェクトで今秋10月企画展「大河原の奥州街道」を開催し、冊子を
作成するという。
奥州街道に関する書画、古書、工芸品等の情報を探しているという。

「佐藤屋プロジェクト」とは、国登録有形文化財「佐藤屋」を拠点に地域文化の
向上及び自己実現の達成を目指して活動を行っている団体です。

プロジェクトの責任者とは情報交換の仲間であることから、本日、情報を持っている
ので午後、しばたの郷土館に集まり、管理人から話したところ、初めて聞いた話なの
で是非提供してほしいという。

伊能忠敬は奥州街道・大河原宿を3回通っています。
第1次測量
往路:寛政12年4月26日、大河原宿、止宿
復路:寛政12年10月10日
第2次測量
復路:享和元年11月24日、大河原宿、止宿、天体観測

地図作成の他、宿泊地において夜間晴れていれば天体観測(北極星の高度の測定他)を
行っています。
宮城県内で天体観測を行っているところは、6カ所でその中に大河原宿があります。
大河原宿に2度止宿していますが、一度は天候不良?で天体観測を行っていません。

中村 士著「江戸の天文学者 星空を翔ける」技術評論社 において、伊能忠敬が
天体観測を行った場所を「歴史的三角点」の提唱を行っています。


「七ツ半に着。止宿長三郎。此夜晴て測量」とあります。
佐藤屋プロジェクトで、大河原宿の長三郎宅前に「歴史的三角点」の標柱が立つことを
夢見ている管理人でした。