星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

遺跡の見学

2014-06-11 23:42:48 | 
東日本大震災の津波で海岸部に大被害が発生しています。
宮城県の太平洋岸の南部、亘理郡山元町では常磐線が海岸に近いこともあり、同じ場所に
再開できず、内陸部に移転することになっています。
そのルートが公表されたところに、様々な遺跡が確認され現在発掘調査が行われています。
先日、文化財保護地区指導員会議において発掘状況の説明がありました。
発掘担当者に現場の見学をお願いしたところ、快くOKしてくれました。
現在梅雨の最中、雨天時は発掘調査が休みとなることから、本日を第1希望で予備日も
決めていました。
小雨模様でしたが、午後、何とか降らず発掘現場の見学ができました。

場所は、津波で校舎が被災した山元町立中浜小学校近くです。

遺跡は、現在も発掘調査中です

舌状(半島状)の北を除く3方向に窯跡がありました。
西側にも3個の窯跡があります。左から炭焼き窯、中央、右は須恵器の窯

窯跡には須恵器が残っています

製鉄(たたら)の跡もありました

この窯跡から向うに見える伐採したところを鉄道が通ります
この遺跡は「新中長窪遺跡」です

管理人は、柴田町と角田市を結ぶ南光通りの柴田町と角田市の境界近くに「田中窯跡」があり
発見者の芳賀寿幸さんの案内で現地を見学したことがあります。
道路造成工事で窯跡は破壊されていて、全体を見たことがなく、今回の見学は貴重な体験でした。
「新中長窪遺跡」は、今週末、現地説明会の開催が予定されています。
貴重な遺跡ですが、常磐線の工事のため、切土されるとのことです。
残念なことです。
文化財保護地区指導員として、できる限り各遺跡の見学に出かけようと思っています。
今回の急なお願いに快く応じて、案内をしていただいた、関係者に感謝いたします。

NHK文化センター仙台教室

2014-06-10 23:43:02 | 標石
NHK文化センター仙台教室の「古地図で探る仙台・宮城」の第5回目が開かれました。

今回のテーマは「空中写真で見る終戦後の仙台」としました。
陸軍の空中写真の撮影について、米軍撮影の空中写真についても考察を加えお話しました。
B29を空中撮影専用に改造したFー13写真偵察機に搭載された航空カメラの一つは、
パーキンエルマー写真儀とよばれています。
米軍から流れたものを元仙台市天文台長小坂由須人さん(故人)が購入し、西公園で天体写真撮影を
行っていました。これについては少し詳しく説明しました。
この器材は、現在錦が丘にある仙台市天文台の常設展示場にあります。

また、終戦直後の空中写真を使った事例については、生涯学習支援者集団「村田班」の
柴田郡村田町での活動について紹介しました。

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今日の出来事
・かくだ宇宙っ子まつりの実行委員会が開催されました。
 各出展者から催事内容等をまとめたものが発表されました。
 今年の来場者は1万2000人と主催者から発表がありました。
 目玉であったペットボトルロケット打ち上げは、担当していた団体が今回をもって
 解散するということで、来年のどのようにするか問題提起がありました。
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丸森町星空観察会

2014-06-09 23:36:06 | 
毎月第2月曜日は、丸森まちづくりセンター駐車場にて星空観察会です。
あいにく、梅雨入りし時折強く雨が降っています。
ということで、本日の星空観察会は中止です。

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今日の出来事
・今年の正月、角田市の賀詞交換会にて角田市長に紙飛行機教室角田版について直訴したことは
 何度か書いています。
 その実現に向けて、関係者で打ち合わせを行い、角田市内の事業所に説明を行いました。
 先日、簡単な企画書を作成のうえ、事業所に説明したところ、会社内で検討するとのことでした。
 本日、その検討結果の連絡がありました。
 8月2日(土)の開催にOKの連絡がありました。
 今後は、詳細を詰め、実施に向けてまいります。
 関係の皆様のご協力に感謝いたします。
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プロジェクト「HAKUTO(白兎)」と吉田和哉教授

2014-06-08 23:09:12 | 宇宙
今日(6月8日)の朝日新聞の経済欄「波聞風問:はもんふうもん」に編集委員・安井孝之さんが
宇宙開発~夢へ突き進むリアリスト~と題して寄せています。
このなかで、ベンチャー企業「ispace」社をとりあげています。

この企業が取り組むのは、2015年末までに自走ロボットを月に送り、月面を探査するという
プロジェクトです。米グーグル社がスポンサーの宇宙開発レース「XPRIZE」に参加している。
成功した上位2チームには、総額30億円の賞金が出る。世界で18チームが参加し、日本から
は「ispace」社だけが挑戦しているという。
「ispace」社に出資し、その開発に協力する東北大学大学院の吉田和哉教授です。
ispace社の「HAKUTO(白兎)」と名付けたプロジェクトは、XPRIZEの中間審査で
上位5位に入っているという。

話は変わって、
サイエンスカフェ「星カフェみやぎ座」の第4回カフェが7月5日(土)開催されます。
ゲストトークは、吉田和哉教授です。
トーク内容は、宇宙に放たれる不思議なカミナリを捉えろ!スプライト観測衛星「雷神2」。
5月24日、H-2Aロケットで地球観測衛星「だいち2号」が打ち上げられました。
衛星打ち上げの相乗り衛星で、スプライト観測衛星「雷神2号」が打ち上げられました。
この衛星の開発を行ったのが、吉田教授です。
参加予定ですが、まだ申し込んでいません。

地図と測量のミニフェスタ in 東北

2014-06-07 23:38:25 | 標石
6月3日を「測量の日」としたのは、測量法が昭和24年6月3日に公布されたことに基づいています。
毎年、6月3日前後に全国各地で関連イベントが開催されています。
東北地区では、仙台市科学館にて6月7日、8日開催されています。

おもな展示内容:
パネル展示
 地図と空中写真で見る「仙台」いま・むかし
測量体験
 GPS・歩測
地図教室
 地図とわたしたち~3D地図を見てみよう~

6日、仙台市台原にある「スリーエム仙台市科学館」に行き、見てきました。

エスカレーター近くにパネル展示がありました。管理人の所有しているものばかりでした。

床面には、東北地方の陰影段彩図があり3Dメガネをかけてみると浮かび上がってみえました。
測量体験コーナーでは、先ず歩測で10歩、歩きます。
トータルステーションで距離を測り1歩は何センチかを求めます。(管理人の場合:60cm)
続いて10mを歩測で図ります。(管理人の場合:16.6歩)
実際16.6歩歩いてみました。
トータルステーションで測った実際の距離:9.89mでした。
差はー11cmでした。


地図教室では、国土地理院の職員からHPにある、数値地図を使った3D地図の使い方など
実例で見せていただきました。
参考となる事例がたくさんあり、うれしい一日でした。

関東地区では、測量の日に「日本水準原点の施設公開」が行われます。
今年は、5月21日の予定が雨天のため、5月28日に行われたという。