船岡の大光寺において涅槃会が初めて開かれました。
涅槃会(ねはんえ)
日時:2月15日(水)14:30~
2月15日は、お釈迦様のご命日です。
尊い教えを導いて下さいましたお釈迦様に感謝し、ご供養致します。
供養の機会をいただく、重ねる事は、大変有難い事だと思います。
我が家のご先祖さまを思い、子孫繁栄を願い、菩提寺の本堂、お釈迦様やたくさんの
みほとけにご祈念下さい。檀家様以外の方も大歓迎です。
みなさまの心のよりどころになっていただければ嬉しいです。
終了後、「大光寺」の冊子の著者と共に本堂拝観
ゆっくりとおくつろぎ下さい。
涅槃会は、お釈迦様が80歳で入滅(にゅうめつ)した2月15日に営まれます。実際に、
お釈迦様が入滅された日ははっきりとしていませんが、南伝仏教ではインド暦の2番目の
月がヴァイシャーカ月の満月の日と定められていることから、一般的に2月15日とされています。
入滅は涅槃に入ったということであり、涅槃はニルヴァーナの和訳で、煩悩や迷いがなくなり、
悟りを開いた境地を意味します。
お釈迦さまの最後の教えを伝える遺教経(ゆいきょうぎょう)をあげます。
住職から涅槃図の説明を受けました。初めて涅槃図を見る方が多くいました。
大きな涅槃図です。
涅槃会は、日本では飛鳥時代に奈良の興福寺で始まったと言われています。涅槃会では、
お釈迦さまが沙羅双樹の木の下で、頭を北にして西を向き、右脇を下にした姿で臥している
最期の様子を描いた涅槃図を本尊として掲げます。
旧暦2月15日で行うところもあるようですが、大光寺では旧暦では毎年、日付が変わることから
今年から新暦で行うそうです。
例えば、柴田外記の命日、旧暦3月27日は新暦5月16日ですが、今年は3月27日に
命日の供養を行います。
涅槃会が終ってから本堂拝観を管理人の案内で行いました。
1月3日の大光寺だよりに【一周忌と三回忌と供養と仏様について】
最近、檀家様に、何故二年目なのに、三回忌と言うのでしょうか?と、ご質問を頂きました。
仏教では、亡くなってからの一年間は、『忌(いごもり)』と言われ、亡くなった個人を
忍んで生活を慎む習慣があります。忌をはじめて1年が経過した、一周した
という意味から、『一周忌』と言う言葉が使われるようになったと言われております。
また、法要の年数は、『数え』で計算致します。亡くなった年を一年と考えますので、満二年は、
三回忌となります。回忌とは、命日を含め何回目の忌日を示すことを言います。七回忌とは、
命日から数えで七年目と言うことになります。
本堂拝観で本尊の釈迦如来、両祖様、子安観音(柴田郡三十三観音・第九番)、薬師如来、
四天王の他、開山堂の歴代住職位牌、柴田家の位牌を案内する。
その忌日には、それぞれに仏様がおられます。とあったことから、初七日は、不動明王。
二七日は、釈迦如来・・・と順番に仏様を案内したところ、本堂西室に13の仏様がありました。
本堂西室の13の仏様
住職から忌日と仏様について説明がありました。
また、一代守本尊についても説明がありました。
三大法会とは、涅槃会(ねはんえ、2月15日)、灌仏会(かんぶつえ、4月8日)、
成道会(じょうどうえ、12月8日)の3つの法会のことです。全国各地の寺院で、
お釈迦さまの遺徳を偲ぶ法会が営まれます。
涅槃会でお供えしたおだんごはそのあとおだんごまきと言って、涅槃会に
参加した方へ振舞われます。
これはお釈迦様の御下がりをいただいて無病息災を願うという意味が込められている
と言われます。