昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

但馬に春を求めて3

2007-04-20 | 旅の風物
 ここは高原とはいえ、標高500-600m位なものか。国道9号線もここの峠を越えて行く。
 しかし、ここも開拓が進み、樹木の栽培を主としている。京都府の植物研究所があり演習林がある。ここの枝垂れ桜の並木道は圧巻で、ツアーのバスが出るほどである。
 昨年4/18~20にblogにアップしています。


枝垂れの並木を観に来たのに咲いていなくて、施設の集っているエリアは満開であった。


その横にお茶室がある。和服の子もいてよい風情である。


雪と見紛うユキヤナギ。


温室があって、そこに咲いていた。これはイヌフグリかなあ。葉が少し違うようだが、園芸品種だと思う。鮮やかな青である。


球根ベコニアが色とりどり、大輪と言うほどでもないが優雅に咲いている。


蘭の花が鮮やかだ。この光触媒機能の効果はあるとしたら、これから流行するでしょうね。


左:椎茸、このカビのような個体が、突如として巨大な胞子嚢をつける。美味い。
右:空から昆虫が飛んで来た。と思いきや、高速道路で飛び石によって傷がついたフロントガラス。

但馬に春を求めて2

2007-04-19 | 自然界
 府県境の高原を散策していると、突然大きなダムに出くわした。土を積み上げた重力ダムである。灌漑用水目的の水がめになっている。
 その堤防には一面の水仙が花開いていた。


全部黄色の水仙は、園芸品種だろうか。


賑やかだ。


堰堤の上に並ぶ水仙。100mはあろうか。


堰堤の横の斜面は水仙が一面に並ぶ。


ダムの水面に浮かび上がる緋鯉たち。山あいの風景には珍しい光景に思えるが・・。

但馬に春を求めて

2007-04-18 | 自然界
 丹波・但馬の春を求めて、例年向う県境(京都ー兵庫)を訪ねた。その時の写真のblog出番が今になってしまった。従って、今回は4/1のドライブです。


里の秋と言うのは歌にもあるが、これは里の春である。県ざかいの高原地帯(夜久野高原)なので、開墾した畑地に樹木の茂みが点在している。


この高原は西国33番観音霊場の札所である姫路の書写山円教寺(27)から天橋立の成相寺(28)に向う街道筋にあたり、巡礼街道になっている。


時季的には既に遅くなった土筆が出ていた。


ヤブエンゴサク(ケシ科)

神戸南京町

2007-04-17 | 旅の風物
 今年は暖冬といわれていた真冬の2月に、神戸南京街を訪れた。

 ここは明治時代に、設定された諸外国の居留地の西隣にある。居留地に暮す多くの外国人が自分達の衣食住の生活のサポートトとして、中国人を連れてきていた。居留地の中には住めないので、道を隔てて中国人が多く住み着いた。それが南京町の興りである


東の入口にある長安門。大地震まではここに中国の聖人の石像が並んでいたが、震災復興はすっかり模様を替えしてしまい垢抜けした。


どの店も中国人が経営しているが、大部分は日本で生まれた中国人が逞しく生活している。


エキゾチックな雰囲気のある街並みは、若者が多い。


豚の丸焼きをデーんと吊るして、その下に、豚マンやシュウマイなどが並ぶ。


商店街の中央付近にお祭り広場があって、東屋があり、人たちが憩っている。賑わいとざわめきが溢れ、どこか無秩序である。右隣に龍の背景が書かれいる仮設ステージがある。


広場を守るコブラが鎌首を立てている。蛇は嫌われもの扱いを受ける事があるが、また神の使いでもある。財布に脱皮した皮を入れておくとお金が増えるとか言いませんでしたかね。
 ちょっと気味が悪いですね。


ここに来た時は、いつもカシュナッツ1kgとお茶を買って帰る。

日暈

2007-04-16 | 自然界
昼下がりスーパーの屋上で、空を見上げると太陽が笠を被っていた。日暈(にちうん・ひがさ))だ。

 皆さんのように撮れるのだろうかと、シャッターを押してみた。フィルムを使うカメラだとフィルムが焼け焦げるかも・・と思いながら試してみる。


太陽の光輪の輪郭が上手く出ない。左下の飛行機はもっと大きかったはず。


飛行機が虹の輪の中を飛んでいる。


よく観れば、左上から右下に走るラインが移動している。


太陽は頭の上である。建物を視野に入れようとすると笠の輪が一部しか入らなかった。

カラス

2007-04-15 | 話題
 昆陽池(こやいけ)に散歩に行った。夕方の事とてカラスが塒を求めて集まっている。
 ヒチコックの映画を思い出した。


この手摺りに停まってから何をしようと思っているのだろうか。かーぁかーぁとやかましいが、今夜の塒はここだと主張しているのだろうか。
 特にこのハシブトカラスは知能が発達しているという。この黒い色は濡れ羽色なんだろうか。


カラスが木に成っている。葉もない樹木で寝るのだろうか。


鴨の餌場を占領して、落ち着かないなあ。


至る所にカラスが居る。鴨の大部分は北の空へ帰っていってしまった。カラスの世界がこれから始まる。この池の沖にある島は鵜の世界になっている。


まだまだ鴨の餌場に未練たっぷりだ。まもなく日が暮れるぞーっ!

コバノミツバツツジ

2007-04-14 | 歴史・文化遺産
 植物の花が咲く真っ盛りの時に出会うのは、うまく行かない時が多い。開花には早いか遅いかというのがよくある。
 今回は狙いを定めて出かけたら、見事に満開に出合った。


コバノミツバツツジは文字通り小さな葉でミツバになっているツツジである。落葉性であるが、葉よりも少し先に花が咲く。


元官幣大社である広田神社は由緒のあるお宮で、天照大神を祀る。参道には結界の石柱がある。また本殿は伊勢神宮から送られた建物である。


広田神社の境内は、裏の山を含めて2万平米あり、山はそのまま里山になっている。山全体に咲き誇るコバノミツバツツジは県指定天然記念物である。
 ここに植物学者の牧野富太郎氏が訪れた時、「ただ三つ葉千万人をおびきよせ」の句を残している。


裏の山に上がる入口である。見事に咲いている。4月8日の時点でさくらも満開である。


山中に設けられた逍遥路沿いには、満開のツツジが咲き誇る。


日照の関係もあって、それぞれの枝でも微妙に花の咲き方が異なる。この手前の枝は蕾である。


眩いばかりに咲いている。



日の当たる所と日蔭の所で色の濃さが違う。

足羽川の桜

2007-04-13 | 旅の風物
足羽川の桜の情報を貰った。10時ごろに高速道路に乗って福井に出かけた。久し振りの永平寺にも立ち寄り、福井市内に向った。


福井鉄道の最新車輌のようで、環境に優しい路面電車だと思う。満開の桜にも良く似合う。


左:電車は足羽川の鉄橋を渡る。路面電車は鉄橋だけは専用の通路である。鉄橋の入口にある交差点では、線路にも踏み切りが付いていた。おそらく自動車が間違って入らない為だろう。
右:川の堤防にあった標識板。あすわ川と読む。


この堤防沿いに咲く桜並木に圧倒された。2.2kmあるという。


並木の中央付近になると、川向こうの桜も見事に咲いている。幟旗も立ち、夜の桜祭り用のテントの屋台が並ぶ。


堤防から横に枝を張る桜は枝もたわわに花がつく。えだの重みで根こそぎ倒れそうに見える。また、枝もよく折れないものだ。


この大きく育った桜の過重で、川の土手が中央で二つに裂けそうなほどである。中央の道が狭く感じられる。幹の太さと、人影の大きさを比べてください。


手を繋いでいる男女は若夫婦だろうか。今日は仕事が休みで、ここで若かった頃を思い出しているのかなあ。


この写真も桜の幹の太さが実感できる絵になったか。お父さんはカメラに夢中、お母さんは、弟の靴の中に入った石を取っている。兄は意識しないでも、お母さんの傍がいいようです。


左:日本海側に来ると、タンポポはシロバナタンポポになる。
右:形は古いが2輌編成の路面電車が通る。

里山の春

2007-04-12 | 自然界
演習林は下草も植栽したような所があるようだ。


左:斜面を登る。
右:道端で見つけたドングリは新しい芽生えが出ている。皮が横に転がっている。


樹林の下で育つ日蔭植物。アオキが一面に広がる。
左:果実が出来上がる途中の姿。 右:アオキの花である。


この鈴なりの丸い花は楽しい。キブシである。染料に使われる。


最も高い場所にある東屋を通り過ぎて、少し下ったところに、笹部新太郎ほか、作業員の若者らが泊った小屋が再現されていた。新しいのでやや興醒めである。


ヤブツバキが花を多数つけていた。殺風景な林の低木層で、点々と見える赤が綺麗だった。


赤がえるの抱接を見つけた。こうなるとどんなに触っても離れる事はない。
 下にいる雌の産卵を待って体外受精をするのだ。このシーズンになるとホルモンの関係か、雄の蛙は何にでも飛びつく。雄同士でも飛びつきます。


七重八重花は咲けども山吹である。白い山吹は実がなります。


ヤマザクラ


旧駅舎のあった辺りに賑やかな春があった。ソメイヨシノとピンクの桃と黄色の山吹と白いユキヤナギが競演している。


こんな札を見つけた。これも旧駅舎のあった辺りの庭のサクラの幹であった。この時点でまだ花は開いていなかった。

桜の演習林2

2007-04-11 | 歴史・文化遺産
線路跡の狭いところから少し展望の開けた空間に出た。河川敷が見渡せる見晴らしの良い所に、ベンチや植木が植栽されている。此処が「桜の園」への起点になっている。


いよいよ此処から山の急な斜面を登っていく。演習林はこの山の頂上の少し手前付近にあったようだ。




この地図では下半分をカットしているが、赤や青のラインはそれぞれのハイキングコースの案内である。
 桜坂とかさくらの道とあるあたりが「桜の園」であろうか。大変な斜面であるが、多数の桜の木が大木になっている。


斜面もここまで上がると気持ちが良い。川沿いに道路のように見えているのが線路跡である。すぐにトンネルに入る。
 緑色の橋は神戸市に送る水道管である。六甲山を貫き送水している。


ジグザグに登った道が、斜面の緩やかになったところのヤマザクラである。人手が入らなくなった為か、痛ましい姿である。開花には少し早かったか。蕾も見えないが・・。


このヤマザクラも枝が折れたりして傷みが酷い。斜面の下の方に生えているサクラが梢のあたりで花を咲かせているのが見える。


日当たりの良い場所では赤い新芽と花が開いている。綺麗なコントラストを見せる。これはまだ若い木だ。


左:名札にはエドヒガンとある。花が咲いているのがお判りだろうか。枝が上のほうでくびれた所のすぐ上あたりに、白い点々が見えないだろうか。弱々しく咲いている。



どれもこれも巨木ばかりで花までは目が届かない。
 演習林であった頃から育ったままで、こんな潅木の中に入ればサクラは生存競争には勝てるのだろうかと心配する。
 枯れかけたとしても、公園管理者の宝塚市が植栽をする事はないと思う。