だいたい、なぜカンニングで逮捕されるのか。もっともらしい罪名はついているが、本人にしてみれば、ただのカンニングである。カンニングで捕まるのであれば、ワシだって、昔、手の甲に化学記号をびっしり書いて試験に臨んだものだ。
そもそも、試験の管理が悪い。そんな携帯端末を受験生が手にしていてなぜわからないのか。そもそも、試験会場になぜ試験と関係のない携帯電話（か何か。おやじにはよくわからない）があるのか。まったく、試験運営の管理自体を大学側が怠ってきたことにほぼすべての原因がある。
米国証券アナリストもそうだが、米国のサーティフィケートの資格試験は、持ち込み可能物はあらかじめ決まっていて、余分なものを持ち込もうとすると試験官にとっ捕まる。また試験中もマフィアの下っ端みたいなぶっそうないかつい黒人男性がチェックして回る。絶対カンニングなどできない。ここまでして初めて公正が保てる。日本の入学試験はなっていない。
そんな試験運営の善管注意義務を怠っておいて、１９歳の受験生のせいにして、将来あるこの浪人生の人生をめちゃめちゃにしかねない。これだけの仕組みを考える彼は、とてつもないことをやってのけるような大物ではないか。とにかく、逮捕など言語道断。ＮＺで恥をさらしまくった日本のマスコミの次のターゲットはカンニング事件。せっかく地デジにレベルアップしても、放送する中身がこれでは世界中の笑いものだよ。