ワシ自身の中学校の卒業式の思い出。約30年前の話である。
ワシは、当時、中1からずっとクラス委員長で、3年ときは生徒会長もしていた。成績もよかった。そんなリーダー格の生徒だった。ふつう、そういう場合、別れの言葉は当然、ワシが読むはずだった。
なのに。別れの言葉は、副会長だったカワバタが読んだ。高校受験も重なっていて、バタバタで気がつかなかったのだが、ワシは飛ばされ、栄えある別れの言葉はワシではなかった。
噂では、見た目のよいカワバタに決まったという話であったが、非常に不愉快な思い出である。
以上。