心配でしかたがないときは、最悪を予想することである。イメージして、最悪が生じたことをシミュレーションしてみる。具体的に考える。身近にしっかりと、万が一の事態が生じたときのことを思う。
これを繰り返すと、耐性ができる。この耐性があるのと、ないのとでは全然違う。耐性があると、そうならないためにどうすればよいか。建設的にものを考えることができる。耐性がないと、やみくもに恐れるだけである。
耐性なく、やみくもにものを恐れると、暗闇でさまようように宙に浮いたようにしっかりとした対策を打つことができなくなる。そして、実際に最悪の事態が生じたときに、メンタルのダメージが大きいから、なかなか立ち直れなくなる。これをトラウマという。
最悪の事態を想定して行動できると、万が一、最悪の事態が生じたときでも、失敗を材料にして、立ち直ることができる可能性が高い。失うものが何もない状態に戻るのだから、得られるものばかりの状態が始まるからだ。この違いは大きい。