梅樹図小柄 一琴



梅樹図小柄 銘 一琴(花押)嘉永六癸年之作
一乗と同様に小柄の縦位置を巧みに利用し、天を突くように伸びる梅の枝振りを表現した作。甲鋤彫を用い、梅の古樹を美しく再現している。虎の毛皮模様を想わせる縞模様の入った朧銀地を石目地に仕上げ、ごく浅い甲鋤彫に銀の平象嵌で白梅を表現、裏板は赤銅地で夜の水辺に映る月を、片切彫と、これも金の平象嵌で再現している。美しい光景である。



梅樹図小柄 銘 一琴(花押)嘉永六癸年之作
一乗と同様に小柄の縦位置を巧みに利用し、天を突くように伸びる梅の枝振りを表現した作。甲鋤彫を用い、梅の古樹を美しく再現している。虎の毛皮模様を想わせる縞模様の入った朧銀地を石目地に仕上げ、ごく浅い甲鋤彫に銀の平象嵌で白梅を表現、裏板は赤銅地で夜の水辺に映る月を、片切彫と、これも金の平象嵌で再現している。美しい光景である。