猛虎図目貫 後藤光乗



猛虎図目貫 後藤光乗
桃山頃の後藤の虎。小振りに引き締まった造り込みは光乗の特徴。金無垢地と赤銅地の芋継。金地はどこまでも明るく、色絵とは異なり時を経ても色が変わらぬ不変の素材。赤銅はどこまでも黒くすべての光を吸収する色合い。この陰陽の対比からなる造り込みは、万物の存在を意味しているように感じられる。後藤にはこのような陰陽、阿吽など対比の構成とされた作が多い。この目貫では、肩骨辺りを高く、頭をやや低くして目線は鋭く何か獲物を狙っている様子。


後藤徳乗



猛虎図目貫 後藤光乗
桃山頃の後藤の虎。小振りに引き締まった造り込みは光乗の特徴。金無垢地と赤銅地の芋継。金地はどこまでも明るく、色絵とは異なり時を経ても色が変わらぬ不変の素材。赤銅はどこまでも黒くすべての光を吸収する色合い。この陰陽の対比からなる造り込みは、万物の存在を意味しているように感じられる。後藤にはこのような陰陽、阿吽など対比の構成とされた作が多い。この目貫では、肩骨辺りを高く、頭をやや低くして目線は鋭く何か獲物を狙っている様子。


後藤徳乗