ノグチを語る時、そして多くの書物は、その生い立ちから語られる事が多いです。
囲炉裏に堕ちて大やけどを負い、二度の手術を行ったことは有名です。また「てんぼう」と相当のいじめにあった事も知られております。
特に、母との関係は、それだけで映画となりました。
「くだまき」はこの部分を語るものではありません。
もちろん、ノグチの人格形成に大きく影響している事は確かなのですが、それだけの事です。
逆に、この事が大きく語られ、それが彼の人物像として独り歩きをしているのではないか。こう考えます。
さて、左手に大やけどを負い、常に、左手を隠すように生活をしていたノグチ。
「さぞ、手指が不自由だったのではないか」こう思っていらっしゃる方も多いと思います。
「くだまき」は、この場面から話を始めましょう。
「なんだぁ、この廊下。タバコくせぇぇ・・・って言うか・・・もう火事見てぇなもんだ!」
「お前知らないのか?ノグチの研究室からだよ」
「タバコと呼吸しているようなもんだよな」
「信じられるか?タバコを咥えながらだなぁ・・・・こうな。指の間全部に8本の試験管を挿んで・・同じ振幅数で揺らすことが出来る・・」
「ホントウか?じゃ一片に八つの実験を行っている・・」
「ああ、そうだ!あれはまるで手品のようさ。俺は片手で二本が限界・・」
ロックフェラー研究所では、24時間、休まず実験を繰り返すノグチの奇異ともいえる行動に、驚きを隠せないのでした。
フラスコへスポイトから薬品を入れる量も寸分の狂いもなく、しかも、正確な作業。
サンプルとなる試験管が何百本と、所狭しと並べてある。
タバコの煙で霧がかかったような研究室。
「ノグチ・・お前・・寝てない?」
「寝るって?何んだ?」
「お前、医者だろ?睡眠の大事なことぐらい・・」
「そうか・・・道理で頭がさえない訳だ。今何時なんだ?」
「午前10時・・だが」
「じゃぁ、俺は、まるまる二日ここから出てない!」
「・・・・・・・あきれた奴だ」
ふと、その研究員が、ノグチの実験器具に手をふれようとします。
「俺の実験器具にさわるな!」
「・・わかった・・・悪かった・・あやまる。だが、そんなに怒鳴らなくても」
「ああ、君の言う通りだ。だけど、そのう・・俺は、手で、手作業で研究するタイプだから・・」
「蛇毒の研究はどうした?これは、どう見ても、他の実験にしか見えないが・・」
「蛇毒?あああれか!止めた!止めた!」
「どうして・・・?」
「あんなもん、研究してたって、インパクトは薄いじゃないか。もっと派手な・・研究を始めたんだよ!」
「何を?」
「梅毒の純粋培養さ」
「何だって!」
医学知識の疎い、酔漢です。(これは何ども・・・)この状況を、本から見てみますと。
(当時の知識の範囲ではあるのですが)
「トレポネーマ・バリドゥム」所謂「梅毒スピロヘーター」は、その培養が難しい事で多くの研究者がその実験を、途中で止めております。
患者から摂取した材料では、すぐに他の細菌に圧倒され、繁殖が出来ないのでした。
「ノグチ。君は、何か新しい方法でも見つけたのか?」
「いいや。何も、無いよ。今まで通りの方法さ」
「じゃぁ。どうやって・・」
ノグチは再び、煙草に火をつけます。
この会話の間だけでも、すでに5本の煙草を灰にしているのでした。マッチは床にそのまま捨てます。
ノグチが話し始めました。
「梅毒の毒素(まだ見つかっていないため・・)が兎の睾丸のみでよく繁殖する。他の雑菌が死滅するからなんだが・・これは君も知っている事だとは思う。これを、馬、羊、兎とかの血清に移して、睾丸を栄養分にして、嫌気培養するんだ。簡単な方法だよ。それを、更に、別の兎の睾丸に接種して、この作業を、何代にもわたって世代を作って行く。そうして純度を高める。培養の為の試験管が何万本も必要だけどね!」
「そんな・・・途方もない事を・・・何十年掛かるか・・気がしれない実験・・」
「ああ、そうだ!俺にしかできないだろうな!今、他に方法がない以上、こうするしか手がないだろ!だったら、俺がやってやるさ!じゃないと・・・」
「じゃないと・・・日本へは帰れないんだ!実績を作ってもな・・学歴がないからね・・」
「『学歴』って?」
「アメリカには無いものだよ・・」
「ノグチ。君はあのコッホの言葉を知っているかい?」
「コッホがどうしたって?」
「研究とは、『金と熟練と忍耐と僅かな運』という事さ」
「そうか・・・金は無い!運も無い!だがな、俺には、熟練と忍耐。これだけは確かにあるし、これしかないんだ」
ロックフェラーの道楽!今度の資産隠しは、巨大な医学研究所!
「何だぁ。この記事は!おい!この記事書いた新聞社に財団の広告は一切掲載させるな!ああ、子会社も関連会社もだ!!!!」
ガッチャーーーン!受話器を置く音。
「何だ・・・君が来ていたのかフレスクナー君」
電話を掛けていたのは、ジョン・ロックフェラー二世その人。
「私が、資産隠しの為に財団や研究所を作ったのではない。君は分かっているのだと思うが。何の為に一千万ドルも費やしたというのかね!」
「所長として、そのような事は無いと断言致します」
「その通りだよ。フレクスナー君。だが、この医学研究所から、世界を驚かせるような、そんな発表はまだ・・出てないが。君はどう思う?」
フレクスナーにとっては、この言葉が一番気が重くなる台詞なのです。しかし、今日はわざわざ、報告に来たわけですから、気は楽です。
「実は、今、ある実験を行っておりまして、そのご報告にと」
「ほう!で、どんな研究、実験なのだね!さぞや、世界的なインパクトのあるものなのだろうねぇ」
「それは、もちろんですとも。梅毒の純粋培養です」
「人類の敵。梅毒の研究?ほう!成功すれば、世界が驚く。この研究所の名声も世界に轟くというわけだ・・で、誰にやらせてるのだ?」
「私のところへ来て早10年。あの日本人ですが・・・ノグチです」
「おい、あの日本人の髭面の・・チビにか?任せて良いのかね?」
「ご安心下さい。とにかく、彼以外に成功を収める者など無い。私はこう信じているのです」
「成功させろ!何が何でもだ!いいか、フレクスナー君。失敗は絶対に許さんからな!じゃないとあの新聞社め、ギャフンと言わせられないではないか!」
成功だけが、世間へのアピールだけが、この人の興味なのか。フレクスナーは、そう思うものの、自身として、これが成功して、発表できたら。
こう考えると、ノグチへの期待感は広がるばかりなのでした。
「ノグチ・・・この研究所は君の肩に掛かっているんだ・・」
帰り道。ふとこう漏らすフレクスナーでした。
1905年冬。ニューヨーク。ある日本料理の店。
「古村君の帰国を祝してかんぱーーい!」
「二年間の留学生活で得た経験を、祖国日本の為になるよう、今後とも努力して・・・」
送別会が開かれております。
カウンターには、ノグチがおります。
相変わらずの大酒呑み。
ここでノグチの癖です。母親にも、父親にも似すぎる程、似すぎております。
酔漢はこう考えます。
「父親の遺伝子が表に顔を出すときと、母親の遺伝子が表に顔を出すときと、どちらかで生きてきた男ではなかったのか」と。
父親の遺伝子とは、金と酒に非常にだらしないところ。
母親の遺伝子とは、与えられた、自分の課題に対しては、自らも帰りみず、勤勉にして達成させようとするところ。
研究中のノグチは、この章の最初でも語りましたように、24時間、不眠不休で研究、実験に取り組みます。
しかし、そうでないところ。例えば、結婚詐欺まがいの一件など。(→祝金を前借して渡米する予定を前日一日で散在してしまうような事をしでかす)
ニューヨークの日本料理店のノグチは、まさに、父親の遺伝子が顔を出している最中なのです。
「金と運かぁ?そんな物なくたってだなぁ・・研究は出来るんだ」と思いにふけっている最中に、賑やかな送別会の宴。
「古村君の成功を祝して・・・万歳!」
「うるせぇぇぇぇーーーーーーー」
ガッチャーーン!
グラスを割る音が店内に響きます。
場は静まり返りました。
ノグチは立て続けにまくしたてます。
「たかが、二年で何かわかるもんか!いい身分だなぁ。血税使って留学かぁ!帰れば洋行帰りのお役人様だとぉ!ふざけるなぁ!」
「おい、あの日本人知ってるか?」
「何でも、医学生らしいぞ。店の奴に聞いたんだがな」
「お前、医者なのか?じゃぁ帝大か?」
「何が帝大だぁぁ!うるせぇぇぇ」
ノグチがその集団めがけて、グラスをもう一つ、投げつけます。
「何だとぉ」
店内で喧嘩が始まりました。
酔いが覚めてきたノグチ。
「ちっ!いてぇぇ。顔に傷かぁ。雑菌が入ったら研究どころじゃなくなる・・・って、痛ぇぇ」
足を引きずりながら、アパートへ向かいます。
「何が帝大だ!何が学歴だ!あんなもの、吹き飛ばしてやる!じゃないと・・・・日本に帰れない・・・かあちゃんに会えない・・・」
ノグチは煙草を探します。ポケットの中は空です。
「チキショー!煙草ねぇじゃねぇか」
囲炉裏に堕ちて大やけどを負い、二度の手術を行ったことは有名です。また「てんぼう」と相当のいじめにあった事も知られております。
特に、母との関係は、それだけで映画となりました。
「くだまき」はこの部分を語るものではありません。
もちろん、ノグチの人格形成に大きく影響している事は確かなのですが、それだけの事です。
逆に、この事が大きく語られ、それが彼の人物像として独り歩きをしているのではないか。こう考えます。
さて、左手に大やけどを負い、常に、左手を隠すように生活をしていたノグチ。
「さぞ、手指が不自由だったのではないか」こう思っていらっしゃる方も多いと思います。
「くだまき」は、この場面から話を始めましょう。
「なんだぁ、この廊下。タバコくせぇぇ・・・って言うか・・・もう火事見てぇなもんだ!」
「お前知らないのか?ノグチの研究室からだよ」
「タバコと呼吸しているようなもんだよな」
「信じられるか?タバコを咥えながらだなぁ・・・・こうな。指の間全部に8本の試験管を挿んで・・同じ振幅数で揺らすことが出来る・・」
「ホントウか?じゃ一片に八つの実験を行っている・・」
「ああ、そうだ!あれはまるで手品のようさ。俺は片手で二本が限界・・」
ロックフェラー研究所では、24時間、休まず実験を繰り返すノグチの奇異ともいえる行動に、驚きを隠せないのでした。
フラスコへスポイトから薬品を入れる量も寸分の狂いもなく、しかも、正確な作業。
サンプルとなる試験管が何百本と、所狭しと並べてある。
タバコの煙で霧がかかったような研究室。
「ノグチ・・お前・・寝てない?」
「寝るって?何んだ?」
「お前、医者だろ?睡眠の大事なことぐらい・・」
「そうか・・・道理で頭がさえない訳だ。今何時なんだ?」
「午前10時・・だが」
「じゃぁ、俺は、まるまる二日ここから出てない!」
「・・・・・・・あきれた奴だ」
ふと、その研究員が、ノグチの実験器具に手をふれようとします。
「俺の実験器具にさわるな!」
「・・わかった・・・悪かった・・あやまる。だが、そんなに怒鳴らなくても」
「ああ、君の言う通りだ。だけど、そのう・・俺は、手で、手作業で研究するタイプだから・・」
「蛇毒の研究はどうした?これは、どう見ても、他の実験にしか見えないが・・」
「蛇毒?あああれか!止めた!止めた!」
「どうして・・・?」
「あんなもん、研究してたって、インパクトは薄いじゃないか。もっと派手な・・研究を始めたんだよ!」
「何を?」
「梅毒の純粋培養さ」
「何だって!」
医学知識の疎い、酔漢です。(これは何ども・・・)この状況を、本から見てみますと。
(当時の知識の範囲ではあるのですが)
「トレポネーマ・バリドゥム」所謂「梅毒スピロヘーター」は、その培養が難しい事で多くの研究者がその実験を、途中で止めております。
患者から摂取した材料では、すぐに他の細菌に圧倒され、繁殖が出来ないのでした。
「ノグチ。君は、何か新しい方法でも見つけたのか?」
「いいや。何も、無いよ。今まで通りの方法さ」
「じゃぁ。どうやって・・」
ノグチは再び、煙草に火をつけます。
この会話の間だけでも、すでに5本の煙草を灰にしているのでした。マッチは床にそのまま捨てます。
ノグチが話し始めました。
「梅毒の毒素(まだ見つかっていないため・・)が兎の睾丸のみでよく繁殖する。他の雑菌が死滅するからなんだが・・これは君も知っている事だとは思う。これを、馬、羊、兎とかの血清に移して、睾丸を栄養分にして、嫌気培養するんだ。簡単な方法だよ。それを、更に、別の兎の睾丸に接種して、この作業を、何代にもわたって世代を作って行く。そうして純度を高める。培養の為の試験管が何万本も必要だけどね!」
「そんな・・・途方もない事を・・・何十年掛かるか・・気がしれない実験・・」
「ああ、そうだ!俺にしかできないだろうな!今、他に方法がない以上、こうするしか手がないだろ!だったら、俺がやってやるさ!じゃないと・・・」
「じゃないと・・・日本へは帰れないんだ!実績を作ってもな・・学歴がないからね・・」
「『学歴』って?」
「アメリカには無いものだよ・・」
「ノグチ。君はあのコッホの言葉を知っているかい?」
「コッホがどうしたって?」
「研究とは、『金と熟練と忍耐と僅かな運』という事さ」
「そうか・・・金は無い!運も無い!だがな、俺には、熟練と忍耐。これだけは確かにあるし、これしかないんだ」
ロックフェラーの道楽!今度の資産隠しは、巨大な医学研究所!
「何だぁ。この記事は!おい!この記事書いた新聞社に財団の広告は一切掲載させるな!ああ、子会社も関連会社もだ!!!!」
ガッチャーーーン!受話器を置く音。
「何だ・・・君が来ていたのかフレスクナー君」
電話を掛けていたのは、ジョン・ロックフェラー二世その人。
「私が、資産隠しの為に財団や研究所を作ったのではない。君は分かっているのだと思うが。何の為に一千万ドルも費やしたというのかね!」
「所長として、そのような事は無いと断言致します」
「その通りだよ。フレクスナー君。だが、この医学研究所から、世界を驚かせるような、そんな発表はまだ・・出てないが。君はどう思う?」
フレクスナーにとっては、この言葉が一番気が重くなる台詞なのです。しかし、今日はわざわざ、報告に来たわけですから、気は楽です。
「実は、今、ある実験を行っておりまして、そのご報告にと」
「ほう!で、どんな研究、実験なのだね!さぞや、世界的なインパクトのあるものなのだろうねぇ」
「それは、もちろんですとも。梅毒の純粋培養です」
「人類の敵。梅毒の研究?ほう!成功すれば、世界が驚く。この研究所の名声も世界に轟くというわけだ・・で、誰にやらせてるのだ?」
「私のところへ来て早10年。あの日本人ですが・・・ノグチです」
「おい、あの日本人の髭面の・・チビにか?任せて良いのかね?」
「ご安心下さい。とにかく、彼以外に成功を収める者など無い。私はこう信じているのです」
「成功させろ!何が何でもだ!いいか、フレクスナー君。失敗は絶対に許さんからな!じゃないとあの新聞社め、ギャフンと言わせられないではないか!」
成功だけが、世間へのアピールだけが、この人の興味なのか。フレクスナーは、そう思うものの、自身として、これが成功して、発表できたら。
こう考えると、ノグチへの期待感は広がるばかりなのでした。
「ノグチ・・・この研究所は君の肩に掛かっているんだ・・」
帰り道。ふとこう漏らすフレクスナーでした。
1905年冬。ニューヨーク。ある日本料理の店。
「古村君の帰国を祝してかんぱーーい!」
「二年間の留学生活で得た経験を、祖国日本の為になるよう、今後とも努力して・・・」
送別会が開かれております。
カウンターには、ノグチがおります。
相変わらずの大酒呑み。
ここでノグチの癖です。母親にも、父親にも似すぎる程、似すぎております。
酔漢はこう考えます。
「父親の遺伝子が表に顔を出すときと、母親の遺伝子が表に顔を出すときと、どちらかで生きてきた男ではなかったのか」と。
父親の遺伝子とは、金と酒に非常にだらしないところ。
母親の遺伝子とは、与えられた、自分の課題に対しては、自らも帰りみず、勤勉にして達成させようとするところ。
研究中のノグチは、この章の最初でも語りましたように、24時間、不眠不休で研究、実験に取り組みます。
しかし、そうでないところ。例えば、結婚詐欺まがいの一件など。(→祝金を前借して渡米する予定を前日一日で散在してしまうような事をしでかす)
ニューヨークの日本料理店のノグチは、まさに、父親の遺伝子が顔を出している最中なのです。
「金と運かぁ?そんな物なくたってだなぁ・・研究は出来るんだ」と思いにふけっている最中に、賑やかな送別会の宴。
「古村君の成功を祝して・・・万歳!」
「うるせぇぇぇぇーーーーーーー」
ガッチャーーン!
グラスを割る音が店内に響きます。
場は静まり返りました。
ノグチは立て続けにまくしたてます。
「たかが、二年で何かわかるもんか!いい身分だなぁ。血税使って留学かぁ!帰れば洋行帰りのお役人様だとぉ!ふざけるなぁ!」
「おい、あの日本人知ってるか?」
「何でも、医学生らしいぞ。店の奴に聞いたんだがな」
「お前、医者なのか?じゃぁ帝大か?」
「何が帝大だぁぁ!うるせぇぇぇ」
ノグチがその集団めがけて、グラスをもう一つ、投げつけます。
「何だとぉ」
店内で喧嘩が始まりました。
酔いが覚めてきたノグチ。
「ちっ!いてぇぇ。顔に傷かぁ。雑菌が入ったら研究どころじゃなくなる・・・って、痛ぇぇ」
足を引きずりながら、アパートへ向かいます。
「何が帝大だ!何が学歴だ!あんなもの、吹き飛ばしてやる!じゃないと・・・・日本に帰れない・・・かあちゃんに会えない・・・」
ノグチは煙草を探します。ポケットの中は空です。
「チキショー!煙草ねぇじゃねぇか」
面白い!!
偉人の実態とは案外このようなものなのでしょう、聖人君子であると思う方がオカシイと思いました。
次回が楽しみです。
そうなんですよ。ノグチと片仮名で表記したのは、アメリカにいる野口英世を表現したかったからなのです。
アメリカ人の視点だと、本当に奇異に映った日本人でしょうね。そんなところを語りたくノグチにいたしました。
彼の口癖「問題にはならないね」これがキーワードになってきますよ!宜しくです。
遠き落日は、これまでのノグチとは違った視点で書かれておりました。
常人ではない事は、最後まで変わらないと僕も思いました。