昨日、休みでした。
まだ、秋のバラを見に出かけておりませんでした。
近所、鎌倉にあります「大船フラワーセンター」へ行ってきました。
関東でも、おそらく、二か所でしか見る事が出来ないバラのご紹介です。
東北で調べましたら、花巻にも東山にもなかったのです。
実は、このバラを見に、何度か尋ねたのですが、タイミングが合わずにおりました。
昨日ようやく、良い顔を見せてくれました。
「メンデルスゾーン」で . . . 本文を読む
7年前の夏。
塩竈へ帰省いたしました。
中学の夏休みの宿題の定番「自由研究」。
僕等の時代は「理科」とか「社会」とか、それぞれの分野があったのですが、息子達となりますと「そのどちらか」となってましてですね。
「これは楽だよなぁ」と思った次第。
特に、長男の場合は「ゆとり教育」の真っ最中であったのですから・・・。
さて、帰省で遊ぶべく、自由研究にいそしむわけでして。
「何か、題材ない?」と、相成りま . . . 本文を読む
本題に入る前に、少し前の「くだまき」からなのですが。
画工加右衛門を再び。
おくのほそ道の一節をご紹介致します。
さればこそ風流のしれもの、爰に至りて其実を顕す。
画工加右衛門をして、芭蕉は「風流の痴れ者」と評しました。
酔漢は、長谷川櫂氏、同様、これを「風流をしる、そしてその実力を表した」と、俳人として最大限の評価をした。こう解釈致しました。
しかしながら、立松和平氏は、こう解釈されておられま . . . 本文を読む
みちのくの十ふの菅菰七ふには君を寝させて三ふに我寝 源俊頼
(この歌を源俊頼としておりますが、「よみひとしらず」として「夫木和歌抄」に記載されてます。これを検証するものではありませんが、参考までに加えておきます)
ダブルベッドよりは狭かったんだなぁ。(と、これは独り言です)
かの画図にまかせてたどり行ば、おくの細道の山際に、十符の菅有。今も年々十符の菅菰を調て国守に献ずと云り。
前回の続きと . . . 本文を読む
八日 朝之内小雨ス。巳ノ尅 より晴ル。仙台ヲ立 。十符菅・壷碑ヲ見ル。未ノ尅、塩竈ニ着、湯漬など喰。末ノ松山・興井・野田玉川・おも ハくの橋・浮嶋等ヲ見廻リ帰 。出初ニ塩竃ノかまを見ル。宿、治兵へ。法蓮寺門前、加衛門状添。銭湯有ニ入。
曽良日記は上記の通りです。
このたった二行の行程が、さらに奥深く歴史の交差点をいくつも、何度も通りながらの作業をくだまきは続けております。
当初は、これだけの時間 . . . 本文を読む
七日 快晴 。加衛門(北野加之)同道ニ 而権現宮を拝。玉田・横野を見、つゝじが岡ノ天神へ詣、木の下へ行。薬師堂、古へ国分尼寺之跡也。帰リ曇。夜ニ入、加衛門・甚兵へ入来 。冊(短)尺并横物一幅づゝ翁書給。ほし飯一袋、わらぢ二足、加衛門持参。翌朝、のり壱包持参。夜ニ降。
芭蕉と曽良の仙台滞在日数は正味3日です。仙台には、あまり興味がなかったのか、それとも、早く松島へ行きたかったのか。定かではありませ . . . 本文を読む
名取川を渡って仙台に入。あやめふく日也。旅宿をもとめて四五日逗留す。
爰に画工加右衛門と云うものあり。聊か心ある者と聞きて、知る人になる。
この者、年比さだかならぬ名どころを考置待てればとて、一日案内す。
宮城野の萩茂りあひて、秋の気色おもひやられる。玉田、よこ野、つヽ字が岡はあせび咲くころ也。
日影ももらぬ松の林に入りて、爰を木の下と云とぞ。昔もかく露ふかければこそ、「みさぶらひみかさ」とはよみ . . . 本文を読む