鶴君の機関車観?(館?)

鉄道大好き!機関車大好き!鶴君のブログです。機関車ネタを中心に旅行あり、B級グルメありの雑記帳です。ご覧ください。

EF62ー2 横川駅~1983.12.19~

2017年11月04日 17時06分33秒 | 電気機関車
今日は三連休の中日ですが、夜は以前の職場でお世話になった方たちとの飲み会があり、なんとなくまったり休んでおります。昨日は朝寝坊はできなかったのですが、ゆっくり嫁と買い物三昧でした。ちょっと無駄遣いが過ぎまして、今月給料日まで持つか心配になっております(笑)

さて、長野旅行シリーズを続けておりますが、今回は久しぶりにカマネタで!長野旅行の途中なので、信越線のスターEF62です。
EF62は国鉄の最急勾配路線であった信越本線の碓氷峠越え区間に直通する列車の牽引用に開発され、急勾配での運用に対応した特殊設計がなされている機関車です。1962年に先行試作車の1号機が完成し、その後1963年から1969年にかけて量産車53両の合計54両が製造され活躍しました。私のイメージではEF60以降新系列電気機関車として、独特のC-C配置の軸配置が特徴の機関車というイメージで、横軽での運用が減少後は東海道山陽地区の荷物列車牽引機に抜擢され活躍したイメージです。

そのEF62ですが、1号機はトップナンバーのカテゴリーで高崎展示機の青色時代をUPしてありますが、今日は2号機です。撮影時は、友人と横川に行き碓氷峠を上り下りする機関車を見ていました。1983年の12月のことです。すると、南側の側線に貨物を従え停まっていたのが2号機でした。


EF62-2 横川駅 1983.12.19 Nikon FM2  50mm

望遠に付け替えてフィルムもカラーで撮影したものです。


EF62-2 横川駅 1983.12.19 Nikon FM2  100mm

1984年のダイヤ改正では首都圏対長野県向けの貨物列車も中央本線・篠ノ井線経由に統一されることとなり、碓氷峠越え区間を含む信越本線安中 - 小諸間の貨物輸送は廃止されてしまいました。碓氷峠通過がなければ、信越本線での貨物列車牽引には他の一般的な構造で速度も高い機関車を用いることができるため、特殊機の本形式は余剰化してしまったのです。1984年には計26両が下関運転所に転属し、同年3月末から汐留 - 下関間の荷物列車運用に投入されました。しかしながら、諸元上の最高速度こそ100km/hであるものの、現実には山岳路線での牽引力重視設計で、定格速度が39.0km/hに設定された低速機であり、平坦区間主体の東海道・山陽本線汐留 - 下関間1,000km超の長距離で連続高速運転を行うことは、本来想定外でした。結局、過負荷を強いられた荷物列車牽引充当機は主電動機フラッシュオーバーなどの故障が続発したようで、歯車比変更や車両置き換えなどの抜本的対策がなされることもなく、転用からわずか3年も経過しない1986年のダイヤ改正で国鉄の荷物列車自体が廃止されることになったため、東海道・山陽本線に転じた本形式は余剰となり、1987年4月の国鉄分割民営化までにすべて廃車されました。また、信越本線も1985年以降夜行急行「妙高」の電車化と荷物列車廃止、貨物列車のさらなる削減が行われただけでなく、中央本線・篠ノ井線で運用されているEF64に余裕が生じたこともあり、篠ノ井機関区に所属する本形式も後述する田端運転所への転属車を除き同時期に廃車となってしまいました。

急行「妙高」の牽引などを見た自分としては、悲しい最後のような気がしてしまいます。なんか悲運の機関車のイメージですね・・・。
 




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2 コメント

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こんばんは。 (Unknown)
2017-11-05 18:19:56
EF64も0番台は残り1両になりましたね、稲沢はいつの間にか1000番台だらけになりました。

カメラFM2素敵です、私も最近まで使っていましたが天に召されてしまいました、デジイチないので手持ちは露出計のないF2とコンデジしかないです。
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Nikon FM2 (鶴君)
2017-11-06 21:07:41
Unkown様
いつもコメントありがとうございます。

NikonFM2は本当に使いやすいカメラでした。マニュアルの露出など今では考えられないシステムですね(笑)キャノン党の私がキャノンを売り払ってまで購入したカメラです。世界のニコンですから・・・。その後FAも使用しましたが、結局ピントリングと露出リングの向きが逆なので、なかなか手になじまず売却してキャノンに戻りました。


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